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言語は発見されるのを待っている

最近立て続けに「珍しい言語って、やっぱり発見されたがっているんだなー」と思うことがあったので綴りますね。

ベルギーの公用語はフランス語とオランダ語。フランス語だけでなんとかならない就活事情もありましたが、もともと言語学習は趣味みたいなもんだったので始めましたオランダ語。

世界中でオランダ語の話者なんて多分数%すらいないであろうこの言語。

勉強しはじめたことをSNSに投稿したところ、自分史上類を見ない反応がありました(いや、普段の投稿がしょーもなさすぎるだけかもしれないが‥)オランダ語圏の人からものすごい反応があったんですよ。こんなに来るか!くらいに。プライベートメッセージでも激励されたり。すごかった。それでモチベーションも上がったので良かったんですけどね。

そしてオランダ語に続いて、ブルガリア語に最近興味を持って、挨拶程度から始めたんです。

というのも、今の職場(結局9月半ばまで契約延長になった)で私はブルガリア人のエンジニアと2人きりの部屋なんですよ、彼だけはフランス語じゃなくて英語でコミュニケーション取らなきゃいけない頑固オヤジなんですよ。

で、ある日「別に彼も英語は母語じゃないのになんで挨拶までみんな英語なんだろうか‥」と違和感を感じたんですね。そこで彼への挨拶はブルガリア語にしてみました。

ドヴォルデン!(こんにちは!)と挨拶したところ、はじめはキョトンとしてたんですが、「発音わからない‥ドヴォルデン?」と聞いたところ、普段全然喋らない笑わない彼がニッコニコして発音直してきてくれて。見たことない笑顔だったんですよねー忘れられない。

オランダ語、ブルガリア語と、希少言語を学ぼうとするだけで、こんなにも喜ばれるのを立て続けに体験して、「言語は発見されたがっているんだな」と強く思うようになりました。

誰かに発見されたくてウズウズしている希少言語が世界にはまだまだ溢れてると思うと、人生全然足りないぜ‥とカッコイイかんじの締めが浮かんだのでこれで締めようと思います。笑

富山の漁村からフランス留学・就労→日本で就労→ベルギー移住。プレゼンクリエーターをしていましたが現在移住先のベルギーでの新しい生活で俄然人生もがき中。ここでは「留学」「語学」「海外移住」「ベルギー」を中心に日々の考えを振り返るために書いていこうと思ってます。