日本語検定n1のレベルはどれくらい_

日本語能力検定N1ってどれくらい難しいの?

おはようございます
月曜日、まだまだ先は長いですが頑張っていきましょう!

さて今日の記事は日本語能力検定N1ってどれくらい難しいの?です。
例えばBEETSOFTの料金表にも、N1エンジニアはいくらでN2はいくら、みたいな値段がついてるのですが、ぶっちゃけ日本人にとって日本語検定のレベルってわかんなくないですか?また飲食店等でも一応募集要項にN3以上とか書いてみたけど、実際どんなテストなのかは知らないなあという方は結構いらっしゃるのでは?と思います。

そこで今日は日本人(日本語ネイティブ20代元塾講師)から見た日本語検定N1のレベルをご紹介します。

(私が解いたものとは別のテストですが、こちらから問題は手に入ります)

N1の筆記部分は私も解いてみたのですが、110分のテストを50分で解き終わりました。全て選択なので漢字をかける必要はありません。しかし、70問中65個正解で5つ間違えてしまいました。ただこれは振り返ってみても、時間をかけても取れなかったし、ケアレスでもなかったので、素直に難しかったなあと思いました。
6割取れれば合格なので、配点での差はあれど、だいたい42個ぐらい合っていれば合格はできます。ただ、日本語の検定試験というよりはもはや日本の国語のテストという感じです。
なのでまずそもそもの前提として、ベトナム語でのある程度の学力がないと解けないなあという印象がありました。

1つづつみていくと、語彙に関しては日本人大学生にとってそんなに難しくありません。しかし、これが高校生で、偏差値45を切ると日本人でもなかなか厳しいのでは、、、?と思います。
また、言葉の使い方として正しいものを選ぶ問題はかなり微妙なニュアンスを問われるので、日本語感覚がないと相当厳しいなあという印象を受けました。ここに関しては多分日本人で偏差値は高くても、あまり本を読まない人は間違えます。

2つ目は文法なのですが、正直外国人にとってはかなり難しいなというイメージです。
まず、問題の作り的にもかなりケアレスミスを誘発する作りだなあというイメージです。
選択肢がかなり似ていて、間違えた番号を選びやすいと思います。
また、並び替えはそもそも日本人は日本語の並び替え問題を解くことがほとんどないので、かなり難しく感じるなあというイメージを受けました。
そのあとは穴埋め問題なのですが、やはりここも微妙な違いが、日本人にとってはケアレスミスを誘うし、外国人にとっては違いを区別するのが難しいだろうなあと思いました。

3つ目は読解問題です。
読解も普通に難しいと思います。なぜなら、普通に新書の読み取りがいくつも出て、かなりの集中力を必要とされる上に、説明文の中にあることがはっきりと書いていないことがほとんどだからです。センター試験とかだとかならず書いてあることしか答えにならないのだけれども、このテストの場合は日本語のニュアンスが分かってるかを聞きたいので、ここでははっきりと書いてないことも結構問題になったりします。ただセンター試験とか大学入試よりは圧倒的に言葉は優しいので、高校レベルくらいだと思いました。

ただ母国語でない日本語でここまでの文章が読み取れる時点ですでにそこらへんの大学生より相当賢いです。多分普通の日本の学生より国語力は高いと思います。ただ6割できれば合格であることも加味すると、これができれば日本人と全く同じように会話ができる訳ではないと思いますが、日本人と話す上で特に困ることはないと思います。次回は日本人から見たN2のレベルについて書きます!参考になれば幸いです。

N2の記事はこちら


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