おすすめの本#2
ぼくは明日、昨日のきみとデートする/七月隆文
京都の美大に通う南山高寿は、ある日電車の中で突然一目惚れをする。
それは今までに無いような感覚だった。この人だという直感があったのだ。
「一目惚れしました!」
自分でも驚くほどの行動をした高寿は、何とか彼女との繋がりを持つことに成功する。
彼女の名前は福寿愛美。
最初こそぎこちなかった2人だが、神経衰弱のペアを引くように共通点を見つけていく2人はどんどん惹かれあっていく。それはまさに運命のようだった。
あのメモを高寿が見つけるまでは...
そして事あるごとに泣いてしまう彼女の抱えていた秘密とは。
彼女の秘密が分かった時に、物語のあちらこちらに散らばっているピースが一つになります。
その時きっと物語を最初から読み直したくなるはずです。
「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」という不思議な題名に込められた真実とは。
どうしようもなく惹かれ合う2人に訪れるとてつもなく切ない結末とは!
この本は、福士蒼汰さんと小松菜奈さん主演で映画化もされています。
物語の内容と幻想的な冬の京都が完全にマッチしていて、素晴らしい作品になっていました。
私もそうしているのですが、映画を観てから先に風景や主人公のイメージを作っておいて、本を読むのもとてもいいと思います!
先に映像を観る事で、京都という舞台や俳優さんの良さが何倍にもなります。
個人的にも今まで読んだ作品の中でもベスト3に入るくらい好きな作品です。
色々な楽しみ方が出来るし、読みやすい文量なのでぜひ手にとってみて下さい!
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