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第10回 失敗を認めたとき、初めて失敗は過去のものとなる

第10回は、失敗要因=倒産要因を考えてみたい。

最近読んだ著書の中に、こんな言葉があった。

「失敗を認めたとき、初めて失敗は過去のものとなる」
「失敗した事実を否定する人は、決してそこから抜け出せない」
「失敗は恥ずかしいことではなく、失敗を認めるということは、以前より賢くなったことを意味する」

なるほどなー、ホントその通りだなーーって思った。
みなさんは、どうだろうか?

5月1日現在、新型コロナウイルス関連によっての倒産件数は、114件とのこと。

今までに経済危機は何度もあり、それで倒産してきたお店や会社もあるし、倒産しないお店や会社もある。どちらか一方だけ・・ってことは、どんな事態になったとしてもあり得ない。

だけど、ニュース、メディアの特性上、ネガティブなことが注目されるし、視聴率も上がるため、目にすること、耳にすることが多くなる。

なので、自分の価値にあった情報を取捨選択しないと知らず知らずにバイヤスが掛かってしまうのかもしれない。

で、倒産要因は大きく2つしかない。
内的要因=自社の環境と、外的要因=経済や制度など。

アドラー心理学でも出てくるが「課題の分離」を正しく出来ないと、この2つを一緒に考え、本質の違う2つを一括りに考えてしまう。

内的要因、外的要因とは、簡単に言えば

「自分でコントロール出来ること」と「自分ではコントロール出来ないこと」

という至極シンプルなことなのだと思う。
で、そもそも自分でコントロール出来ないことに、悩んだり、苦しんだりすること自体、ハッキリ言って無駄なこと。

だって、どうしようもないぢゃん。。

倒産しない経営とは、自分でコントロール出来ることに注力し、時代時代に合わせた取り組み、柔軟に優先順位を入れ替えているだけなのではないだろうか。

そのためには、「資源」という言葉を深く理解し、環境分析すること。
自分の「資源」を深く、正しく理解したら、時代時代のタイミングに合わせて、乗り越えられるなら今まで通りの投資を。

乗り越えられそうにないなら、優先順位を変えて、行動を。

過去の行動が【投資】の割合が多ければ、徐々に右肩上がりに
過去の行動が【消費】の割合が多ければ、現状維持か右肩下がりに
過去の行動が【浪費】の割合が多ければ、右肩下がりか倒産に

行動とは、時間とお金の使い方な訳で。
この世界のパラダイムが変わる=ゲームチェンジのタイミングで、外的要因ではなく、内的要因に今一度目を向けてみるのが良いのではないだろうか。

過去に失敗と思うことがあるならば、素直に認め過去のモノにしたいもの。

そして、以前より賢くなり、未来のための【投資】の割合を増やしていきたい。