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バレエ漫画60年の遍歴 おまけ編

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おまけ① その他のバレエ漫画

戦後~2010年代の16作の中に入りきらなったバレエ漫画をご紹介します!

1.『バレエ・リュス/ニジンスキーとディアギレフ』 桜沢エリカ

本作は、バレエ・リュスの中心にいたニジンスキーとディアギレフを巡る、史実を基にした物語です。

「バレエ・リュス」とは、20世紀初頭に活動した、別名「ロシア・バレエ団」です。芸術監督はセルゲイ・ディアギレフで、花形ダンサーはニジンスキーやバランシンなどです。
バレエ・リュスはモダンバレエの基礎を築き上げただけでなく、あらゆる芸術運動に影響を与えました。
バレエ・リュスに参加した芸術家は、美術ではピカソ、デザイナーではココ・シャネル、音楽は私も大好きなストラヴィンスキーなどなど…!惚れ惚れする名ばかりです。

ニジンスキーなどの名前も、バレエ漫画の中でたくさん登場します!「バレエの歴史も知りたい!」と興味を持った方は是非読んでみてください。

2.『ポリーナ』 バスティアン・ヴィヴェス

この作品は、バンド・デシネに非常~~に詳しい方から教えていただきました!ありがとうございました!

バスティアン・ヴィヴェスは、フランスのバンド・デシネ作家です。代表作は『塩素の味』で、2009年アングレーム国際漫画フェスティバル新人賞を受賞しました。
最近だと、2019年に『年上の人』が日本でも発売され、話題になりましたね!

『ポリーナ』は、2014年に日本で発売され、『ポリーナ、私を踊る』の名で映画化もされました。
バレリーナを目指す6歳の少女・ポリーナが、ダンサーとして成功するまでの軌跡です。
(※以下、ネタバレ含みます!)
ポリーナは師のボジンスキーの元を離れ、数々の出会いと別れを経験します。時には師を疎い、師の存在を忘れていた時もあるでしょう。
しかし、ボジンスキーの教えがポリーナの中で生きていたことに気づいたシーンは、涙しました…!!

海外のバレエ漫画も読みたい!という方には是非おススメしたいです!

おまけ② 主人公が踊ったバレエ作品

バレエ漫画の主人公が、作中で踊った既存のバレエ作品を集計してみました!(笑)
過不足と集計ミスがあると思うので、本当に参考程度に見てもらえると嬉しいです…。(汗)
【2020.7.18追記】更新しました。情報教えていただいた方、ありがとうございます!

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【図55】主人公が踊ったバレエ作品一覧(仮)

あとがき

万が一、億が一、…全部読んでくれた方がいらっしゃいましたら、本当に本当にありがとうございます!!
そうでなくとも、足を運んでくれた方、心からありがとうございます!!

言及が足りてない部分がまだまだ多いと思います。
ご意見・ご感想ありましたら、遠慮なくいただけますと大変嬉しいです。

せのおは今、めちゃくちゃ生のバレエ舞台を観に行きたいです!!(笑)

それではみなさん、どうかお元気でお過ごしくださいませ!

【2020.07.16追記】
Twitter、note、はてなブログ等で、たくさんのいいね・RT・コメントをしていただき、大変光栄です。

正直、バレエ漫画の紹介にここまで多くの反応をもらえるとは思わず、すごく驚いています。

特に古き良き少女漫画が大好きで、現代でも読み続けられるために何ができるか、若輩ながらずっと考えておりました。
コメントで「もう一度読みたい」「昔の読んだことないから読んでみたい」といった感想をいただけて、本当に嬉しいです。
もちろん、最近の作品についても同様のコメントを頂戴しております。ありがとうございます。

また、皆様のコメントから、新しく学ばせていただいたことも多く、心から感謝しております。
力及ばずで、上原きみこ先生、飛鳥幸子先生、滝沢美之先生などなど、紹介できなかった作品も多数あり、悔しい気持ちもあります。申し訳ないです。

この記事を読んでいただいた1人1人に、直接お礼を言いたいほど、皆様からの反応が嬉しかったです。

改めてですが、本当にありがとうございました。

このようなご時世ですので、どうか皆様ご自愛ください。

参考文献

・『バレエ・マンガ~永遠なる美しさ~』(太田出版、京都国際マンガミュージアム編、2013年)
・『世界で日本人バレリーナが活躍する理由は? 日本のバレエは4.0時代へ』https://dot.asahi.com/aera/2019060700043.html?page=1


1960年代編 1970年代編 1980~1990年代編
2000年代編 2010年編 おまけ編

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