見出し画像

上北圏域地域課題解決型インターンシップキックオフ交流会

上北地域県民局さんと一般社団法人tsumuguさんで運営する地域課題解決型インターンシップの開始にあたり、ビーコーズでは参加者が目的を把握し企業やインターン生等の関係者同士の横のつながりを構築するためのキックオフ交流会を開催しました!

↓インターンの概要はこちら

キックオフ交流会の概要

交流会の前に、主催の県民局さんに事業の背景や目的についてお話してもらい、受入企業もインターン生もこの事業の目的をあらためて確認し、同じ方向を向いた上で交流を深めていきます!

交流会の目的

  • インターン事業や企業のミッションに関する背景・目的を理解する

  • 受入企業の方と話をする

  • インターン生同士のつながりを作る

事業概要

主催である上北地域県民局さんより事業の背景や目的についてお話いただきました!

 --- 以下、県民局さんより ---
地域で育った若者や大学進学で県外から来た方が就職や進学をきっかけに県外に流出し、青森県に戻ってくる例が少ないことから、インターンを通して地域の企業や住民と関係性を築くことで、定着やUIJターンのきっかけを作る。

インターンシップの概要

今年度インターンシップ全体の運営を務める一般社団法人tsumuguの小寺さんより、上北圏域地域課題解決型インターンシップの概要についてお話いただきました!

--- 以下、小寺さんより ---
まず一言で言うと「上北地域で活躍する経営者の右腕となって、新規事業の立ち上げ、経営課題に取り組む約2週間のプロジェクト」です。企業と学生が本気で取り組むことで、共に成長する共育型インターンシップをベースに企画を組み立てました。学生がプロジェクトリーダーを担うくらいの立場で共に取り組むことにより、企業にとっては期間限定で若い世代の柔軟な発想や能動的に動く人材を得られ、インターン生にとっては社会人スキル、起業マインド、キャリア設計の糧になる体験を得られる。ただ、一番に思うことはインターン生が企業の経営者と仲良くなって起業という選択肢を含めてキャリアを考えるようになってほしい。

tsumuguさんについて詳しく知りたい方はこちら
過去に小寺さんと対談した記事になります

受入企業とミッションの紹介

各企業から会社の紹介とインターンのミッションについてお話していただきました!

株式会社ビーコーズ

◎会社紹介
十和田市でWEB制作の事業と、地域に根差した活動として「働くを楽しむ」をコンセプトに市内2カ所のスペースを軸に、コミュニティ形成や移住促進、商店街活性化等の取り組みも行っています。
◎受入概要
"「2つのスペースを活⽤してみたい」という地域の挑戦者を集めよ!!"
スペースを活用したイベント企画・実践やそれに伴う情報発信を実施し、スペースを活用する挑戦者を集める。

材株式会社

◎会社紹介
三沢市のWEBを軸とした企画制作会社。「未知を想像し、未来を創造する」を理念にWEBメディア運営・各種デザイン・マーケティング・商品開発⽀援・起業⽀援など、多岐に渡るサービスを⾏っています。また、三沢ホースパークの運営もしており、⾺⽂化の復活を⽬指した活動も行っている。
◎受入概要
" ⾺を軸とした観光コンテンツの企画・提案・発信 "
「⾺と遊ぶ・暮らす・⽣きる⼈」を増やしていくための⾺を軸とした観光コンテンツ(⾺キャンプ)の企画から提案及び⾺の⽇常を発信する。

株式会社and more

◎会社紹介
三沢市にあるシェアオフィス・スペース運営や各種イベント事業やスクール運営などを⼿掛けている会社。「⼥性が活躍できる環境づくり」をテーマに、⼥性の起業⽀援やキャリアデザインスクールの運営を⾏っています。また、⼥性起業家を⽀援するシェアオフィス「and more」を運営しています。
◎受入概要
" ⼥性活躍推進を⽬指したプラットフォームの企画・発信 "
⼥性向けの役に⽴つ情報の発信及びデザインスクールの内容企画の作成を行う。

ミッション定義に至る背景を聞いてみた

インターン生がミッションを自分事として捉えるために、受入企業への質問を通して事業やミッションに対する思いを深堀りしました!

お話してくれた方
・株式会社ビーコーズ代表 村岡さん
・材株式会社代表 浄法寺さん
・株式会社and more代表 久慈さん

村岡さん:まずスペース運営の始まりとして、自分たちがやっているWEBの仕事は自宅で完結するので、地域の人に知られることがなく地域の人と関わるタイミングが無いので、まずはスペースを借りて自分たちの遊び場を作ることから初め、そこで月1回のイベントを開催するようになった。それをもっと地域の人と楽しむ場として活用するために、ビーコーズと共にチャレンジをしていく場として使っていくことにした。そして、その活用の機会を増やし行くために今回のミッションになった。

浄法寺さん:遠くにいる見えない人よりも近くにいる手の届く人から助けていきたいと思い課題解決の事業を始めた。そこで転職に関する相談が多く、だいたいの人は人間関係で仕事そのものが楽しめなくなっていた。仕事は社会の役に立つもので生きがいであり存在意義だと思っているので、それを楽しめないことは日本としての課題と捉えていて、仕事を楽しむ人を増やしたいと思った。そこで、自分自身が楽しむことも含めて興味を持っていた馬に関する事業を始めた。現代のハイテク中心の生活ではなく、馬と触れ合う等の日本人が最古から使っている感性に触れるような体験を通して、ローテクとハイテクのバランスを保つことで、仕事や人生を楽しむヒントを得られるのではないかと考えている。

久慈さん:子供や女性が何か困ったとき相談できる先生や家族でもない人がいる環境を作りたいと思い事業展開をしている。事業を通してコミュニティ形成をしていくことで環境作りを行っている。

インターン生による自己紹介と全体交流

今回参加するインターン生はこちら!

  • 青森公立大学 経営学科1年 男子:1人

  • 弘前大学 人文社会科学部2年 女子:3人

  • 弘前大学 人文社会科学部1年 女子:1人

インターン先の企業に興味をもつきっかけや今回の取組みで得たいこと、趣味や好きなことなどについてざっくばらんに自己紹介してもらいました!
興味を持った理由については以下抜粋になります!

  • 自分の将来の夢につながりそうなインターンだと思った

  • 最初は興味が無かったけど、説明会に参加して企業が考える課題感に共感して参加を決めた

  • 説明会で事業者の方々が熱意をもって楽しそうに仕事を語っているところを見て一緒に活動できたら楽しそうだと思った

自己紹介後にはみんなで軽食を食べながら親睦を深めました!
夢中になりすぎて食べているシーンは撮影し忘れましたが、最後に撮影した全体写真です!

まとめ

今回の交流会はインターン事業の開始直前ということで、3つの目的を意識して企画しました。

1点目は企業とインターン生がインターン事業そのものに対して目的意識を持って取り組めるよう、主催の県民局さんからご説明いただき事業の背景・目的の確認を行いました。

2点目はインターン生が企業のミッションをより自分事として捉えて取り組めるように、事業者に直接お話を伺いミッションになっている事業の背景から把握できる機会をつくりました。

1点目、2点目に関しては、インターン事業や受入企業のミッションについて背景・目的から把握することで皆さん自分事として捉えられたようで、交流会ではインターン生も企業も互いに質問が飛び交い、自発的にお互いの理解を深めており、ミッションにとどまらず事業者自身のバックボーン等についても探り活発な意見交換となりました!

3点目はインターン生同士の横のつながりを作ることです。今回のインターンでは、作業をこなすようなインターンとは違い、各自が課題解決のために能動的に取り組む必要があり一人で悩みを抱えるケースがあった際に良い相談相手にもなれるように、同時期に異なる企業で実施する見ず知らずのインターン生同士でも協力関係を築ける機会としてインターン生同士の交流会も企画しました。

インターン生同士のつながり作りについては、これから活動を行っていく中で効果が見えてくるかと思いますが、交流会の中では皆さん活発にお話していて、お互いの参加の動機や夢などについても深堀りしていく様子も見られました!

最後に、今回は主催の県民局さんの事業の成り立ちを知ったり、受入企業の代表の方と直接話ができる機会を設けるなど、インターン生にとっては参加したからこそ体験できる貴重な機会になったと思います!
また、受入企業にとっても、この先のインターンで一緒にミッションに向かって伴走していくメンバーと交流できたことで、結果に良い影響があると良いですね!今後の成果に乞うご期待ください!

交流会について

9/23(金)にはインターン生からこの2週間の成果の発表を通して、インターンに興味のある地域の方々との交流会を開催しました。
12月にはワーケーションや移住体験で上北地域を訪れている方向けに行う交流会でもこの取組についてお話させていただきました。

上記の交流会2回の様子についてもこちらのマガジン記事として残していくので是非ご覧ください!


ライター
(株)ビーコーズ|佐藤 佑志(さとう ゆうし)
FacebookTwitterInstagram