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#コーチングスキル:コーチングスキルに関しての言語化

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傾聴、承認、フィードバックなど、いわゆるコーチングスキルに関して、体験談を交えながら言語化
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2024年6月の記事一覧

エンカレッジできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは人のやる気を倍増させる

エンカレッジ。 勇気づける、励ます、促進する、いずれもリーダーとして、スタッフのモチベーションを高めて、いわゆる、 「やる気にさせる」 とても、パワーのあるコーチングスキルの一つ。 〜〜〜 ただ、このエンカレッジ、 闇雲に、 「励ませばいいんでしょ!」 と言う、シンプルなものでもなく、むしろ、愛のこもっていない、エンカレッジは、相手に、 「あっ、本当は、この人、そう思っていないな。」 と思わせてしまい、それこそ、 「やる気を操作されて、仕事に取り組ませら

コミュニケーションスキルの”リフレーミング”と”承認”】について看護大学校で授業講師をしてきました

株式会社 メディカルコミュニケーションポート(MCP)の廣田早恵美コーチからのご依頼で、 MCPの一員として、今年で4回目となる、看護大学校でのコミュニケーションリテラシーの授業の講師として、看護学生(1年生)40名×2クラスに、それぞれ90分×2コマで、 コミュニケーションスキルのリフレーミングと承認について、お話してきました。 ~~~ 私自身、20年以上の理学療法士のキャリアの中で、医療職として大切なスキルとして、 「コミュニケーション」 があると思い、病院・介

内省を促せる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは成長を待てる

私の大学(理学療法士養成)の卒業アルバムに、担任の先生が、みんなへのメッセージで、 「教育とは待つこと。」 と書いてくれた。 その時は、 「確かに、そうだなぁ。」 ぐらいの感想を持ったのが、正直なところ。 〜〜〜 この言葉が、 「いやぁ、そうだなぁ。先生良いこと書いてくれたなぁ。」 と思えるようになったのが、自分が理学療法士として訪問看護ステーションでマネジメントやスタッフの育成を行うようになってから。 自分も含めて、スタッフ一人ひとりの成長速度は異なる。

「コーチングスキルのフィードバックについて」~なおみコーチとのコラボ配信~

コーチ仲間とのコラボ配信✨【「ほほほの時間」松岡直美コーチ × 「言語化は未来をつくる」山田真伸】 私のスタエフチャンネル「言語化は未来をつくる」ではお馴染みの、大切なコーチ仲間の松岡直美コーチ(なおみさん)をゲストにお迎えしました。 本日は、なおみさんと、コーチングスキルの、 「フィードバック」 について、色々とお話ししました。 「フィードバックが大事とは分かっていても・・・」 という、リアルなお話しから始まり、なおみさんが、フィードバックを受け取れるようになっ

叱るも承認

コーチングスキルの承認と言うと、いわゆる、 「褒める」 そのようなイメージが強いと思うけど、 褒める=承認 ではなく、承認の中の一つに、褒めるという行為がある。 承認の根本にあるのは、 「相手を認める」。 〜〜〜 その中で、 「叱る」 という行為も、承認の一つになる。 「怒る」 だと、感情に任せての話になるので、 怒るは、承認ではない。 〜〜〜 「叱る」 と言うことは、相手の存在を認めて、相手に成長して欲しい、可能性を感じているからこそ、行うも

共感できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフとの信頼関係をつくりやすい

共感。 他人の意見や感情などにそのとおりだと感じること。 ↑と、定義されている。 この辺りは、同調との違いもあるので、言葉の意味を考えてみるのは面白い↓ 〜〜〜 今回考えてみたいのは、 「共感」 を、字として捉えると、 「共」と「感」。 私が、共感する時に意識しているのが、 「感情」と、「共に」、一緒にその場に居る。 と言うこと。 〜〜〜 そこに、自分の感情に背いて、同調してしまう必要はなく、相手の感情に対して、 その瞬間、その場に、一緒に、共に、

要約できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの頭を一緒に整理できる

コーチングスキルの要約。 〜〜〜 要約が上手く機能すると、スタッフも、 「そう、そうなんです! それで、実は、、、」 と、話がさらに展開していき、対話を一緒につくるという感覚になっていく。 ただ、その時にいくつか気をつけるポイントがあって、 ①スタッフが使った言葉を、できるだけそのまま使う。 ②要約した言葉が、相違ないかの確認を行う。 〜〜〜 ①スタッフが使った言葉を、できるだけそのまま使う。 あくまでも、スタッフの話した言葉を使いながら、要約していくスタ

質問できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは話を深掘りできる

コーチングスキルの質問。 〜〜〜 この質問の前提にあるのが、相手の話を聞く、傾聴、そして、相手を認める承認がされて、 いわゆるセットアップ、信頼関係が築けていることになる。 このセットアップがないと、なかなか質問自体が機能しにくく、 場合によっては、質問ではなく、詰問となってしまうこともある。 〜〜〜 質問には、クローズドクエスチョン、オープンクエスチョン、チャンクアップ、チャンクダウン、スライドアウトなどなど、たくさんの種類はあるけど、 今回は、前提としての

リクエストできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフの可能性を広げる

コーチングスキルのリクエスト。 〜〜〜 コーチングスキルのリクエストにおいて、私が大切にしているマインドが、 「リクエストをどうするかは、相手次第。」 ということ。 そうでないと、 「せっかく、リクエストしたのに、全然動いてくれない!」 このようになってしまうことって、実は多い。 それより、 「リクエストをどうするかは、相手次第。」 と思えると、リクエストする側、そして、される側も気持ち的にも楽になる。 〜〜〜 加えて、リクエストのスキルの根底にあるの

【コミュニケーションが紡ぐ多様性の理解】について保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員向けに研修を実施しました

東京都調布市にある、公益財団法人 調布ゆうあい福祉公社様からのご依頼で、 【コミュニケーションが紡ぐ多様性の理解】 というタイトルで、 6月12日に、法人内の保健師、看護師、社会福祉士、介護福祉士、介護支援専門員の20名を超える多職種の方々に研修を実施してきました。 ~~~ 医療介護福祉職の方々は、普段利用者の話を聞くことが多く、いわゆる感情労働でもあるので、こういったコミュニケーションをテーマとした研修時間を通して、 自分のことを話して、聞いてもらうことも大切な

フィードフォワードできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは可能性を広げる

コーチングスキルのフィードフォワード。 〜〜〜 似ている言葉のフィードバックとの違いは、時間軸で考えると、フィードバックは過去や現在生じていることに、 「目標に対して、こうだよ。これぐらいズレているよ。」 と事実を伝えるもの。 フィードフォワードは、未来に対して、 「あなた、こんな可能性あるんじゃない?!」 というメッセージを伝える。 〜〜〜 みなさんも、人から、 「○○さん、こういうのも向いているんじゃない?」 と言われたり、ある種、未来への占いなど、

傾聴できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは言葉以外も大事にできる

コーチングスキルの傾聴。 読んで字の如く、 「耳を傾けるように聴く」 傾聴の中にも、頷き、共感、相槌、アイコンタクトなど、いろいろとある。 〜〜〜 傾聴と言うと、 「相手の言葉を聴く、理解する」 のイメージが多いが、実は、言葉以外、つまり非言語、 相手の表情、しぐさ、動きや、声のトーン、大きさなど、 視覚情報や聴覚情報も、「観察」する必要がある。 〜〜〜 例えば、あるスタッフが、表情は暗いのに、 「あっ、大丈夫です。楽しいです。」 と言っていたら、

承認できる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーはスタッフをよく観察している

コーチングスキルの承認。 「まず相手の存在を認め、さらに相手に現れている変化や違い、成果や成長にいち早く気づき、それを言語化して相手に伝えること」です。 〜〜〜 承認するために最も必要なのは、 「相手をよく観察する」 と言うこと。 相手をよく観察しないで、承認をしてしまうと、相手は、 「あれ?!なんか、全然、私のこと普段見ていないんじゃない?!」 と逆に不信感を感じてしまうこともあるし、そもそも、承認の言葉が出ないこともある。 〜〜〜 普段から、相手を観察

フィードバックできる理学療法士・作業療法士・言語聴覚士のリーダーは成長をサポートできる

コーチングスキルのフィードバック。 〜〜〜 スタッフの成長をサポートする上でも、フィードバックがうまく機能することは大切。 フィードバックする上で、いくつか重要なポイントがあるけど、本日は、3つを紹介。 〜〜〜 ①フィードバックを受け取る練習をする フィードバックが上手になりたいなら、自分自身がフィードバックを積極的に受けて、 「あぁ、フィードバックを受けると、このような感覚になるのかぁ。成長に繋がるなぁ。」 という体験があると、自然と人にもフィードバックでき