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「自分に自信が持てない私」がキャリアコーチングで感じた変化。自分にできる着実な一歩を踏み出せた話。

現在38歳のTさんには、数年前から新しい目標ができました。それは「不登校や発達に特性がある子どもたちのために、何らかの支援をやってみたい」ということ。しかし、目標はできたものの、実際にどうやったら実現できるのか?何をしたらよいのか?が全く分からない状態でした。
そんな時、インターネットの検索サイトでキャリアコーチングという存在を知り、あるコーチングサービスへ実際に申し込んでみることに。ところが、そこで思わぬ壁にぶつかってしまったのです。Tさんはその壁をどう乗り越えたのか、そして新たに出会ったキャリアステージでどのような体験をしたのでしょうか。


経歴と抱えていた悩み

数年前、親戚の中に不登校の子がいたことをきっかけに、興味を持つようになりました。今、日本では沢山の子どもたち向けのサービスが展開されているけれど、不登校や発達について悩んだり不安に思っている人が沢山いるはず…そんな人たちを支援することはできないか…?と考え始めたのです。
ですが、現業は全然違うことをやっているし、ぼんやりと目標は持ったとして、具体的にどうしたらいいのか?自分に何かできることはあるのか?ということが全く思い浮かびませんでした。
そんな時、インターネットを検索し「キャリアコーチング」を受けてみようと思い立ったのです。

当時受講したあるキャリアコーチングの内容はとてもよく、ワークなども意欲的に取り組むことができていました。ところが最後の最後、自分の夢を叶えるアクションプランを提示された際に、急に不安がよぎりました。それは、「不登校の子どもたちに関する事業を何か企画して会社に提案してみましょう!」という内容だったからです。

そもそも私自身、幼いころからどちらかというと自分に自信がなく、リーディングしていくことに不安を覚えるタイプ。仕事をするうえでも、ぐいぐい自身が推進していく、というより着実に周りの同意を得て進めていくタイプなんです。そんな性格の自分が、果たしてそんなことができるのか?と疑問に思ってしまったんです。
ただ、そうした不安を打ち明けると、「本当にやりたいことはつかみ取らなければ!他人に舵を握らせるなんてもったいないですよ!」と言われ、そこでコーチングが終了してしまいました。
それまでの過程で得られたものはとてもよかったのに、最後の最後、一番たどり着きたかったゴールで急に「不安」になってしまい、そのあともしばらくもやもやしていました。そんな時、キャリアステージを見つけ、再度挑戦してみることにしたのです。

「船長になれないなら船員になればいい」私を変えてくれた、コーチの言葉。

キャリアステージを実際に受講し始めて、数回セッションを終えたところで、コーチと「コントロールできるもの・できないもの」の話になったんです。その時、私は“自分に自信が持てず、ぐいぐいとリーダーのように引っ張っていくような性格になることは難しいかもしれない”という話を正直にしました。するとコーチはその答えを受け止めてくれて。そして「船には船長として乗る方もいれば、船員として乗る方もいるじゃないですか。船員として乗ったとしても、必ず船はありますよ。船を探して乗ればいいんです。」と言ってくださったんです。

その言葉は、私にとって非常に大きく、そして今も自分の支えとなるくらい影響を与えるものでした。そして「私でも何か夢を叶えることができるかもしれない」と感じた瞬間でした。
コーチは数回のセッションを経て、私の性格をしっかりとくみ取ってくださり、私の性格がコントロールできないという前提を踏まえた上でのアクションプランや方向性を検討してくださることとなりました。もしこれができていなかったら、また最初のコーチングと同じ結果になり、同じもやもやを抱えてしまっていたかもしれません。
私が実現できる可能な範囲はどこなのか、そこをしっかり見定め、分岐をつくり、「本当に夢を実現できる道筋」を見つけようとしてくれている気がしてとても嬉しかったのを覚えています。

自分が“本当に”できること。小さくても、確実な一歩を踏み出すことをサポートしてくれた。

私自身の譲れない性格や思考を踏まえた上で、アクションプランを考えていくこととなり、最終的に、まずはファーストステップとして「ボランティア」に挑戦してみようということになりました。自分に何ができそうか、を考えたときに「ボランティアならできるかも…」と思ったからです。
私自身が本当にやって行けるのか、また、もし新規事業を立ち上げたり、起業したりすることになってもその経験や人脈は生きてくるはず。現業と並行もできますし、まずはそこで一歩踏み出してみては、という話になりました。この終着点はとても現実的で「これなら私にもできるかも!」と期待が持てるアクションプランでしたし、前回よりも納得感を感じることができるものでした。

早速、NPOを探し、数ある団体の中から子どもたちの学習のサポートを行う団体のボランティアに応募し、始めることになりました。また、学習のサポートだけでなく、そのNPO内で新規のサービスを検討しており、そこの検討メンバーとして加えていただくことになりました…!
平日は仕事、夜や土日はボランティアと忙しくはなりましたが、少しずつ、自分の夢に近づいている感覚や、子どもたちとの交流を通して私自身勉強になることがたくさんあり、とても充実した日々を送っています。

コーチとの出会いは私の宝物。わずか数か月の出会いが私をどんどん変えていく。

私はNPO参画という形でまず夢への第一歩を踏み出しました。そうした“行動面”でなく“気持ち”の部分でも大きな変化が生まれました。ボランティア活動を続けていく中で、少しずつ、現場のことを理解できるようになり、会社や友人など、自分の周囲の人に「不登校の子どもたちの支援をしていきたいんだよね」ということを自分から打ち明けられるようになったのです。
もちろん、打ち明けたからと言って環境や現業がすぐさま変わるわけではないのですが、私自身がどんなことに興味を持ち、どんな夢をもって仕事をしているかを周囲や上司に知っていただくことで、何かチャンスが巡ってくるのではないか、ボランティア活動をすることで自分に少し自信がついてきたからこそ、こうした自分のマインドも変わってきたように思います。

キャリアコーチングは第三者の目から自分自身をフラットに見てもらえるとても貴重な経験です。その中でもキャリアステージはその人の本質を見抜き、自分の今の市場価値をしっかりと見定めてくれ、真に実現できるプランを一緒に考えてくれるコーチとカリキュラムになっていると思います。
私は今回のコーチに、できれば一生伴走パートナーとして相談に乗ってほしいと思っているので(笑)これからも毎年、追加のセッションを依頼したいと考えています。私の人生を変えてくれたコーチに、本当に感謝しています。

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