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「仕事には没頭すべき?」仕事にモチベーションを感じなかった自分の価値観が180度変わったコーチング。

現在35歳のYさん。数年前に社内の公募制度を活用して異動。仕事自体は充実し、任される裁量も大きかったのですが、ワークライフバランスがうまく取れず、家庭での時間を捻出できないことがストレスに。また、3~4年働くと、仕事に飽きが来てしまい、モチベーションが下がってしまうことも悩みでした。今の職場にはやりたいこと・目標があって公募を出しましたが、自分の判断が正しかったのか、没頭できる仕事にどうやったら出会えるのかをキャリアコーチに相談したいと思い、キャリアステージの受講を決意しました。そんなYさんのキャリアステージ体験談です。


経歴と抱えていた悩み

以前配属されていた部署で働き始めたときは、仕事が楽しく、モチベーションも感じていました。自分の中でどんどんアイデアも出てくるし、「こうしてみよう、ああしてみよう」と実験的な取り組みをやってみたり、とても充実していたと思います。ところが4年ほど経つと、徐々に同じ仕事をただ繰り返すようになりました。またちょうどその頃、組織の方針も大きく変わり、これまでよりトップダウンで仕事をすることが多くなり、仕事量も増え、家庭や子どもにさける時間が減ってしまったことをストレスに感じていたため、異動を決意しました。

異動自体は非常に納得しており、今現在の仕事にも満足しています。ただ、気になっていることがあって…。入社以来、どうしても3~4年くらいのスパンで仕事に飽きが来てしまい、仕事に対するモチベーションが下がってしまうのです。そうすると、今の仕事も3~4年後にはまたやる気を失ってしまうのかなと…
もう少し没頭できる仕事を探したいけど、それが何なのか、モチベーションを維持して働くにはどうしたらいいのか…家庭や子どもとの時間も大切にしたいので、その両立はどうしていけばいいのか、結構いい年齢になってきたので、この後の方向性がわかるといいなと思っていました。以前、自己理解を深めるための書籍を読み、自分なりに解釈をして考えたりもしたのですが、自己理解を深めて、やりたいことを見つけたとしても、実際に「どう動いていくか」までは書籍を読んだだけでは難しく、キャリアステージを受講することにしました。

無料体験で得られた2つの気づき。“思い込み”に囚われていた自分がいた。

無料体験では、前述の自分の悩みについて話しました。「どうしても3~4年位で仕事に対するモチベーションを失ってしまう・・・」と。どうやったら仕事に熱中できるのかをコーチに尋ねたところ「飽きるのも個性だからね。」とコーチに言われました。その答えは想定していなかったのでとても驚きました。「3~4年で飽きてしまうのであれば、それを踏まえてキャリアをプランニングすればいいですよ」とアドバイスを受けたのです。
考えてみたらこの熱しやすく冷めやすい性格は子どもの頃からで習い事もいつも3~4年単位で辞めていました。性格ってそう簡単に変えられるものじゃないですよね。なのでそういった自分の特性をうまく生かしてキャリアをプランニングしたほうがいいんだ、というのは目から鱗でした。

また、子どもが生まれて、仕事に対する意識に変化があったことも話しました。ワークライフバランスももちろんそうですが、子どもが生まれてから「自分の子どもが喜ぶサービスを創りたいな」と強く思うようになったんです。一方、自分の子どもに関係なさそうなサービスには興味が湧かなかったり…自分ではそれが良くないことだと思っていたのですが、コーチからは「他人のことは一度置いておいて、自分の子どもが本当に幸せになることだけを考えてサービスを考えてみたらいいのでは?」と言われました。この発言も自分としてはびっくりでした。
長く会社で働く中で、自分では気づかないうちに「仕事とはこうあるべき。熱中してモチベーション高く働くべき。」とか「大勢の人に喜んでもらえるサービスを創らなければ。」とか、思い込んでいたのですが、そうじゃなくてもいいじゃない、とコーチに面と向かって言ってもらったことですごく心が軽くなりました。無料体験の45分の中でこんなにも大きな気づきがあったので、このあとの有料セッションにすごく期待感が持てました。

今の自分にとって“何が必要か”。数年先の目標が見えたことで今やるべきことが明確になった。

有料セッションでは、ワークライフバランスについてもよく話しました。今、子どもがまだ小さく、どうしても自分の中では家庭や育児に時間を割きたいと考えてしまう。その話をしたときに、ライフキャリア・レインボー(※)を説明してもらいながら、今の自分はちょうど仕事より生活比重が多くなっているタイミングで、また時間とともに担う役割は変わってくるので気にしなくても大丈夫、と言ってもらいました。
自分では仕事の比重が多くないといけないという価値観があったので、キャリア理論を交えてしっかりと説明されたことですごく納得して受け入れることができました。これも新しい発見でしたね。

あと、ちょっと自分では「資格取得」とかしたほうがいいのかなとか、考えていたのですが、自分がやりたいと思っていることは資格を取らないとできないことなのか?それとも知識があればできることなのか?をコーチと一緒に深掘りして考えました。その結果、個人で勉強するだけでも十分なのではという結論になりました。「資格あったほうがなんかいいかな」くらいに考えていたのですが、考えてみれば資格を取って何がしたいのか、とか本当にそれがないとできないことなのか、まで考え抜いたことがなかったんですよね。結論、無駄なお金や時間をかけるのではなく、関連する書籍をいくつか購入し、勉強を始めることにして、今は週末を中心に独学で勉強をしています。こうした実践に向けたアドバイスもしっかりもらえることがすごく有難かったです。

今は何年後かに企画を作って提案してみよう、とかそれまでにこういう勉強をしておこう、とかある程度の方向性が固まったのでそれに向けて日々仕事に邁進しています。今の職場でプロジェクトのリーダーも任されているので、企画を練って提案してみようかなと思っています。

(※)ライフキャリア・レインボー(キャリアの虹)…1950年代にアメリカの教育学者ドナルド・E・スーパーが提唱。人生の様々な場面で人は様々な役割を担うという観点でキャリアを捉え生涯における役割(ライフ・ロール)の分化と統合の過程として示している。

https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2011/11/04/1312817_05.pdf

自分の中の引き出しからは出てこない新しい発想が、キャリアコーチとなら見つかる!

実際のセッションでは「理想の仕事に就くためにどんなことをやるか?」のアイデアを出して発散させるワークをやりました。自分の子どもを幸せにするようなサービスにするために、いろいろアイデアを出しました。例えばYouTuberとか(笑)そんな発散のさせ方、自分の上司や人事との相談では絶対出てこないですよね。検討の結果、YouTuberはないなってことにはなったのですが(笑)ただ、「YouTuberではない」ということが分かったことも自分では大きな自己理解でした。自分の中で悩んでるだけでは絶対に出てこない選択肢や方向性を、コーチと一緒だから机上に出すことができ、それを意志を持って手放すことができる、とても面白いワークでした。

自分の思い込みや価値観は自分だけでは分からないので、第三者の意見やアドバイスを受けることで、自分では思ってもみなかった選択肢や、考え方を手に入れることができます。将来にもやっとした不安感や、固定観念から抜け出せない人はぜひキャリアコーチと相談してみるといいのではと思いますね。

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