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人生の中で幸せを感じる瞬間を提供したい

自己紹介

大学2回生です。日本一美しいキャンパスと称されている関西学院大学へ通っています。
趣味はサウナと旅行に行くこと。
現在は、教育業界のcs部門で長期インターンを頑張っております。


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僕にとって、今の生活は幸せと感じている。

それは、今働いている職場である塾がきっかけだ。

その塾と出会うまでのストーリーと、その後から現在に至るまでのストーリーを展開していく。

僕は、小さいことからずっと親や友達から言われたことをやる子だった。

習い事は親からやれと言われ、部活動も友達から誘われ、係決めも全部先生の抜擢。全て受け身で育ってきた。僕は高校生活の半ばまで意思決定をした覚えがない。

受け身である子は世にもたくさん存在するが、これまた曲者で、何か失敗した時、自分にとって不都合であった時には、「〇〇のせい」と心の中で決めつけ、他責思考でいた。

また、僕は小学生から高校生まで、ザ・普通の子だった。
いわゆる妖怪ウォッチのケータだね。笑

ほぼ初めてと言っていいくらいの意思決定をしたものが、高校の部活の創設である。創設してキャプテンを担い、日々の練習に励んでいるつもりではいたが、周りとの温度差、勉強重視、様々な要因が重なり、全て中途半端であった。

僕自身満足のいかない高校生活を過ごしている中、ある夜、ふと「俺の人生って幸せな人生なん?」と思った。Yesという答えは出なかった。

人生の華の時期である高校生活はコロナで潰れ、勉強もできるわけではないから、一般で関関同立は絶対無理だ。となると、有名ではない大学に行きたくもないのに進学し、有名企業に入って年収1000万もらって裕福な暮らしをすることは絶対にこのままでは不可能だ。と絶望した。

また、人生を俺が操っているのではなく、俺は人生というものに支配されている感に圧倒されたのだ。それが僕にとって1番嫌だった。

そんな日常を過ごしている中、Instagramのストーリーを閲覧していると、広告で現在の職場である塾に目が入った。【評定2.9、英検なくても関関同立合格できます】と、記されていた。【嘘やろ?】と思い、なんとなく調べ、親に相談した。本当に通わせてくれるのかな?この僕の親は。とは半信半疑でいたが、両親は、「合格より、人間として成長できる場所だから選んだ」と言ってくれ、通わせてくれた。

そこから、「総合型選抜で受験するなら、ボランティアなどのイベントに自分から動きなさい」自分の夢を見つけなさいと当時のメンターから言われた。自分は「なんの意味があるんや」と思い、適当に子ども食堂に行ってみた。

その子ども食堂には、相対的貧困を抱える家庭で生まれた子どもが多く、不登校の子どもや、虐待を受けている子どもが多くいた。

小さな赤ちゃんを抱く母親は、当時の僕にとって2,3歳年上くらいの人だった。「本当に育てることができるのかな?」そんなことも思った。

僕が生まれた環境は、特に不自由のない環境であったため、想像を絶する環境であった。そんな想像を絶する環境を見た僕は、初ボランティアデーの夜はカルチャーショックみたいなものを受け、高熱を出した。

その子ども食堂に行く目的は『学び』であったため、子ども食堂に通う子ども達やボランティアの先輩方にたくさん質問をしようとした。以前に、ボランティアの先輩から、「僕たちにとっての当たり前は、彼らにとって当たり前ではない。彼らにとっての当たり前は、僕たちにとって当たり前ではない。あの子ら基準のものさしがあって、その中で楽しいかどうか測っているんや」という格言のような言葉を発せられた。そんな言葉が今でも印象に残っている。

子ども達とは、一旦関係値を向上させ、Aくんに深い質問をしてみようと試みた。質問できる機会を作れたので、「お父さんお母さん何してるの?」と聞いてみました。「パパもママもおらんねん、〇〇さん (※子ども食堂の経営者)とこの家にいつもいてるねん」と言った。パパママの話はさすがにディープな内容だったので、お題を変えた。

「(僕)毎日幸せ?」「(Aくん)死ねるんやったら死にたい。でもナイフ振り回しても止めてくるから、さすがに死ぬのやめた」

言葉も出なかった。

その日の夜の帰り道、「井の中の蛙大海を知らずだし、自分のこんな程度で人生のことヒーヒーいうてたらあかんわ」と独り言を言っていた。

その日以降、その子どもと一緒にご飯を食べた後はサッカーをしたり、キャッチボールをしたりと、楽しい時間を作ろうと頑張った。その子に死にたいと思わせてたまるかと僕自身が思うようにもなったからね。
※今でもゲーム一緒にしようという連絡がきます。

半年以上子ども食堂で活動してみた結果、人が幸せを感じる瞬間を提供したいと思うようになった。



次回へ続く

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