成果の鉄則。「順序立てた4つのマネジメント術」_ロジラテ思考
ビジネスマンは「成果をあげろ」と言われると、反射的にからだが動きます。
営業職であれば、客先回りやマーケティングを行って、新たな市場や商材を探します。
技術職であれば、設計効率をあげたり、開発スピードを上げたりします。
間接部門であれば、業務効率を上げてたり、コスト削減をします。
でも大抵の場合、足元にあることに気を取られて、なかなか成果をあげることができません。
なぜなら成果をあげるには、順序立てた4つのマネジメントが必要だからです。
1.「順序立てた4つのマネジメント」とは何か
成果は、闇雲に活動しても上げることはできません。
成果をあげるためには、これからお話する時間管理、情報管理、マーケティング、実践の4つのマネジメントを順序立てて実践する必要があります。
今日は「順序立てた4つのマネジメント」について、詳しくお話をしていきます。
2.成果をあげている人達の特徴
成果を上げる人達を観察すると、必ず以下の4つのマネジメントを実践してイノベーションを起こしています。
イノベーションと聞くと、偉大な発見とか大発明をイメージされる方もいらっしゃると思いますが、イノベーションとは、今すでにあるものを別の視点で融合し、新たな価値を生み出すことです。
例えば13年前に発売されたiPhoneです。
・携帯電話は、すでにありました。
・インターネットに接続できる携帯ガジェットも、すでにありました。
・音楽を携帯できるガジェットも、すでにありました。
iPhoneはこれらの機能をすべて持っていますが、iPhoneが提供した新たな価値はそれではありません。
iPhoneが生み出した新たな価値とは、オンラインで情報処理ができる携帯情報端末です。
例えば、ナビゲーション機能と連動した店舗検索機能、金融決済機能、公的な申請機能など、それまでパソコンで処理していたものを全てiPhoneで処理できるようにイノベーションを起こしました。
ではイノベーションを生み出す源泉とは、なんでしょうか?
それは、「時間管理」、「情報管理」、「マーケティング」、「実践」を、順序立てた4つのマネジメントで、顧客がまだ自覚していない新たな欲求を見出すことです。
成果をあげる人達は、この4つのマネジメントの達人とも言えます。
※ イノベーションのタネにご興味ある方は、以下のマガジンで詳しく解説していますので、是非ご参照下さい。
3.イノベーションを起こすのに、なぜ「順序立てた4つのマネジメント」が必要なのか?
さて、ここから本題です。
なぜ「順序立てた4つのマネジメント」が必要なのか詳しく説明していきます。
Step1 時間管理
自分は何に時間を取られているのか知る
日々仕事に負われていると、目指す姿、目的、目標、戦略、戦術を忘れてしまい、目の前の問題に目を奪われてしまいます。
それでは目指す姿からどんどんブレて行き、イノベーションのタネを見出すことができなくなってしまいます。
まずは自分は何に時間を取られているのか見極めて、情報管理とマーケティングに費やす時間を作る必要があります。
では、自分を支配している時間をどうやって見極めるのか?
これについては以下のマガジンで詳しく解説していますので、是非ご参照下さい。
Step2 情報管理
インナーコミュニケーションでマーケットの情報を取る
時間管理によって得られた時間を、情報管理に再配置します。
情報管理とは、日々メンバーから上がってくる情報や自分で入手した情報を、ロジラテ思考ノート(下図参照)の各月欄(白色部分)に記録することです。
これを続けると、「What(起きたこと)」、「Do(やっったこと)」を時系列に観察できるので、変化を容易に察知することができます。
さらに、メンバーの行動や考え方を観察すれば、その人の「強み」を見出すこともできます。
この情報管理にご興味ある方は、以下のマガジンで詳しく解説していますので、是非ご参照下さい。
インナーコミュニケーションについてご興味ある方は、以下マガジンで詳しく解説しています。メンバーとのコミュニケーションにお悩みの方は是非ご覧下さい。
Step3 マーケティング
イノベーションのタネを見つける
イノベーションのタネは市場変化の中にありますが、その変化を見極めるためには、時系列に記録した情報がないと見破ることはできません。
1ヶ月が終わったらロジラテ思考ノート(下図参照)を総括します。
①What(白色部分)メンバーと解決すべき問題点を確認する。
②成果(青色部分) その月のメンバーの成果を確認する
③Why(青色部分)何故その問題が起こったのか仮説と課題を設定する
④How(青色部分)翌月の戦略戦術を設定する。
ロジラテ思考マネジメントでマーケティングする方法に興味ある方は、以下のマガジンで詳しく解説していますので、是非ご参照下さい。
Step4 実践
イノベーションに挑戦
ロジラテ思考ノートで設定した「戦略、戦術」を実践し、分析を繰り返す。
ロジラテ思考ノートは、4つのマネジメントを実践しながらイノベーションを目指せる手法です。
イノベーションって具体的にどんなことをするのか、よく分からないんだけど。。。っとお悩みの方は、是非 このマガジンをお読み下さい。
イノベーションとはどんなものかを、事例を示しながら分かり易く解説しています。
以上4つのマネジメントを回していけば、必ずイノベーションのタネの発見、メンバーの強みの発見、イノベーションを成果としてあげることができます。
是非お試しください。
https://twitter.com/bauhause6_toshi/status/1571670794002116619?s=21&t=ad7E2Pgk6_f5nh3ibjSLpg