見出し画像

2021/3/8 シンエヴァンゲリオン劇場版:||

今日のnoteは完全なる自分自身への私信。(ネタバレ無し)

私信

2021年3月8日、平成初期に放映開始となったEVANGELIONシリーズ、その最終作が放映となった。

正直やってほしくなかった、再延期にならないかなと思ったけれども2度のコロナ禍による緊急事態宣言+2度の宣言延長にもめげずに放映決定

このやってほしくなかった、再延期になってほしかったというのは恐らく子どもの僕がまだ大人になりたいくない!と駄々をこねているようなものだったようで、チケットの予約が開始されれば即予約し、放映初日にはしっかり座席についていた。

初めてエヴァに出会った時にはカッコつけて無理して飲んでいたブラックコーヒーも、今では進んで飲む愛用品となった。

多くの方が仰っているように僕の中でもエヴァンゲリオンというのはTV版+旧劇版で一度完結している。終わっている作品ではあったのだけれども、現代のアニメーション技術や音響技術、さまざまなご経験をされてきたであろう運営スタッフや作成チームの”今”で作られるエヴァンゲリオンにはとても興味があった。

なぜならファイナルファンタジーやドラゴンクエストなど僕が子供の頃に遊んでいたゲームのリメイク版というもとても面白かったしエヴァンゲリオンもそうなっていくのかなと思っていた。

そして2007年。大学生になった僕が知ったのは、新劇場版エヴァンゲリオン序の発表。大雨の中一人で原付にまたがり劇場を目指したのをよく覚えているし、その内容に感動し、あの当時のように心を揺さぶられ観賞後ひたすらサントラや宇多田ヒカルのBeutiful Worldを聴きあさったのを覚えている。

僕は昔からTVも映画もアニメも映像ではなく音楽で惚れる。

そうしてその後の2009年「破」の終盤、どうやらその名が示す通り今回の新劇場版はまさしく、”新”であり、この第二作目は”破”内容であった。その後の展開にワクワクさせられ相変わらずサントラに宇多田ヒカルにと聴きまくった。

その後渡英、2012年イギリスではもちろん第三部「Q」を見ることは叶わなかったがテーマソング宇多田ヒカルの「さくらながし」で号泣。映画本編を映画館で見ることは叶わずひたすら予告編やサントラを聴きあさった。

そして2021年シンエヴァ。

とにかく長い!
2007年「序」
2009年「破」
2012年「Q」
2021年「シン」

TV版で言えば1995年、でも今回の新劇場版シリーズはTV版をみていた方が面白いけれども、全く新しいものとしての完成度も非常に高かった。

多感な時期、そして人生の転換点

1995年の放映時には存在さえ知らず恐らく僕はまだまだ子供すぎて違う番組をみていたと思うけれど、その後中学生になり一足も二足も遅くエヴァにどハマりした。超多感、思春期絶好調、家庭環境の変革の際にエヴァにハマったもんだから僕の頭は綺麗にイカれた。

この頃から相変わらずエヴァで使われる楽曲に興味が離れず、エヴァのDVDを当時出始めであったポータブルDVDプレーヤーを中学校に持っていき音楽の先生に曲名を教えてもらい、その曲が入っているCDを伯母が探してきてくれたもの良い思い出である。それがVerdiの鎮魂歌、REQUIEM

これを何百回と思春期の頃に繰り返し見てしまったがために今の僕となりましたと言っても良いぐらい大きな影響を受けた。

そして新劇場版シリーズ、2007年〜2021年というのは僕の短い人生史上でももっとも大激動、大変動の時期でとにかく心の隅っこの子供な自分以外の大部分はこの頃に強烈に大人に成長した。

そういう訳で、自分の激動の時代と新劇場版の歩みというのを僕自身が勝手にリンクさせている。その上で昨日見てきた新劇場版シンエヴァンリオンは僕の中でも何か一つ終演を迎え、そして新しい何かが始まったと思う。

最後に

確かに僕の中で何かが死んで、まさしく「さようなら」でもあったけれども、この僕の人生を変え、多大なる影響を残した作品には感謝しているし、音楽だけは色褪せず残るだろうからまたずっと聴き続ける。

また消化しきれていない部分も多々あるのでそれが終わるまで繰り返し見てみようと思う。鷺巣さんのような作品を僕も残したい。

本当に素晴らしい作品だった、まだ見てない方へは強くおすすめします。

Thank you and good bye Evangelion. 

Kazz

サポートして頂いた支援は全て金管楽器や金管バンドの奏法の研究、音楽を使ったエンターテイメントの発展に使用させていただきます。