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★【走塁】ベースランニング

(このnoteでは、”強い高校野球チームを作る”方法を仮想の高校を見立て様々な角度から具体的にシミュレーションしております。野球に関わる全ての方々にとって、少しでもお役に立てれば幸いです。)
「工藤note高校 野球部」甲子園・日本一までのチーム育成プロセス を考える|工藤

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べースランニングの基本

ベースランニングのタイムは、足の速さがすべて決まるものではなくベースランニングの技術で縮めることが可能です。
理由はベースランニングが直線でなく、コーナリングの技術を必要とするランニングであるためです。


「最短」よりも「最速」でルート取り

例えば”最も効率の良い(最短距離での)ベースランニングのルート取り”となると(ベース1周で考えます)、各ベース間を直線で結んだ線 になります。

最短距離でのベースランニング

しかし、上図のようにベースを直角に曲がって最短ルートを通ることは、人間が全速力で走っているとどうしても不可能です。(無理やり直角に曲がるためにはスピードを緩める必要があり、かえってタイムが遅くなる)

ベースランニングでいう「最速」は「スピードを落とさず、かつ出来る限り最短に近いコースを走ること」になり、人間が無理なく曲がることができるルート取りはおおまかにいうと円の形に近くなってきます。(遠心力に逆らいながら、常に内側へとコースを取れるようにするイメージ)

最速のベースランニング おおまかなイメージ

この基本を踏まえて、さまざまなベースランニングのケースで応用していきます。

ベースを踏む位置(通過するとき)

「スピードを落とさず、かつ出来る限り最短に近いコースを走る」ためにおおまかな円の形でベースランニングをしていくには、特にベースを踏むところでスピードを落とさずスムーズに走り抜けていくことがポイントになります。
トップスピードを保ちつつも最短距離に近い状態でベースを踏むには、ベースの一番内側の隅(左手前)を左足で踏むこと がポイントになります。

↑の方向に進むため、内側(左手前)の隅を踏む
最速ルートを取るために、内側の隅を踏む

体の使い方のイメージは、ベースを踏むときに体をマウンド側に傾け、左足で踏んで次の塁へ方向転換するイメージです。こうすることで、外に大きく膨らまずに進むことができます。(ベースの真ん中を踏んだり体を地面と垂直にしたまま進んでしまうと、遠心力で外側に大きく膨らんでしまう)
踏む足は左足が基本ですが、歩数の関係で足が合わない場合ときには無理に合わせず右足で踏んでも構いません。

ベースを踏む位置(1塁駆け抜けのとき)

内野ゴロ等で1塁ベースを駆け抜ける場合は、ベースの右手前の隅を踏みます。ベースを踏んだら、そのままファールゾーン側に駆け抜けします。

↑の方向に進むため、右手前の隅を踏む

ベースランニングのためトレーニング⇒体幹を鍛える

ベースランニングのときに体にかかる遠心力に負けないように走るためには、体幹を鍛えることが重要になります。
体幹を強くすることで、遠心力により必要以上ににふくらんでしまうことを防ぐことができます。


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