【幸運】指摘してくれる存在は貴重
誰かに、指摘をされる機会はあるだろうか?
若くて、会社勤めをしているならば、頻繁にあるだろう。
私は正社員時代、当然だが、先輩や上司に良く指摘を受けており、
言い方などが気に入らないと、イライラしていたことがある。
もちろん、明らかに言い方がキツかったり、人格否定をしているのならば、
パワハラなど別の問題に発展していくが、
今考えてみると、誰かに指摘してもらえるということは、
本当にありがたいことなのだと実感する。
先日、名古屋市長が、
東京五輪選手の金メダルをかじったことがニュースになった。
「コロナ禍なのに」という声もあるが、
私は、コロナは関係なく、
人のモノをいきなり自分のモノのように扱うという、
「誤った距離感」が本質的な問題だと思う。
この方は、日頃から周囲に対して、
「誤った距離感」の言動を繰り返していたのでは、と推測する。
そして、おそらく、周囲にそれを指摘してくれる人が誰もいないのでは、と思う。
人は幼い頃は誰でも、親や先生に指摘を受けて育ち、
社会に出れば上司やお客様から指摘を受ける。
しかし、自分の立場が偉くなればなるほど、
誰かに何かを指摘してもらう機会は、どんどん減っていく。
指摘する、ということは、結構面倒なことだし、気も遣う。
目上の人に対して、あれ?と思うことがあっても、
自分に重大なデメリットがなければスルーしてしまうだろう。
逆に、仕事を円滑に進めるために、ご機嫌を取ることもあるのではないか。
誰にも指摘してもらえず、逆に持ち上げられることもある、となれば
人間はどんどん勘違いしていく。
また、女性の場合は、結婚や出産などで第一線を退くことが多い。
完全に家庭に入った場合は、誰かに指摘される機会が、本当になくなる。
時短勤務をしている場合であっても、会社にいる時間が少ないし、
補佐的な仕事を割り振られることが多いので、指摘してもらえる機会は激減する。
この点に関しては、私自身、危機感を感じているので、
たまに上司にご指摘いただくと、本当に心から、ありがたいな、と思う。
とはいえ、夫に食事の味について指摘されるのは、いつになっても嫌なものだ。
新婚時代にあれこれ言われて嫌気が差し、
今となっては、各自、自分が食べたいものを作るスタイルに落ち着いている。
全国の既婚男性の皆さんへ、職場での指摘は大歓迎だが、
妻への指摘だけはやめた方がいい。
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