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人間の尊厳を問う

ゴルフの予定だった夫が、じげの葬儀の役目をせねばならなくなり、静かな月曜日、私はまた1冊本を読み終えました。
丸山正樹さんの書き下ろし「ワンダフル・ライフ」です。

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事故で重度の障害を負った妻(49)を自宅で介護している「わたし」(50)。なんのために、こんなにも自由のない生活を続けているのか……「わたし」の物語と、さまざまな悩みを抱える男女の物語が絡み合い、繋がるとき、慟哭の真実が明かされる――
(Amazon紹介より)

物語では3人の女性が登場、各々が送る人生として構成して、重ねるように描いています。そして物語の点と点が繋がっていき、線になってつなぎ合わさったエピローグは爽快で、そのあと年譜で明かされた真実に驚きました。さらにあとがきでこの完成された物語に奥行きを感じました。

障害、介護、不倫による妊娠、障害のある子の出産、特別養子制度等、現代社会の大きな問題にどこか他人事のように私たちは生活しています。そんな自分の驕りに気づかされる作品です。

今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
3月もあと数日です。心残りのないように生きたいですね。

昨日のnote↓

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