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新川帆立著「倒産続きの彼女」

昨日記事を書いていた頃は調子が良かったのに、実家の母の電話で一変、頭がパンクしそうでした。
その後暴飲暴食しても気分は晴れず、本を読んだりNetflixを見たりしても眠れませんでした。朝方眠れたと思い、目が覚めたら10時を回っていました。ひどい生活です。

さてそんな中読んだのがこちらの作品でした。

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「このミステリーがすごい! 」大賞を受賞、受賞作を「元彼の遺言状」改題デビューした新川帆立氏のシリーズ続編です。

独特の個性で魅了した前作主人公剣持麗子弁護士が今回も活躍すると思いきや、期待をいい意味で裏切って、剣持麗子弁護士とはある意味正反対な美馬玉子弁護士が活躍する点に驚きでした。

今回の作品も状況やストーリーの状況に無理があるのが明白ですが、文章のテンポとキレの良さで読みやすいミステリーに仕上がっています。

今回は作中に出る「醜いアヒルの子の定理」が、作品の肝でありテーマなのだと思います。さらに弁護士である著者自身も感じているであろう、理想と現実のギャップに苦しみながらも普通の幸せをつかみたい気持ちを理解したいと思いました。

山田川村・津々井法律事務所に勤める美馬玉子。事務所の一年先輩である剣持麗子に苦手意識をもちながらも、ボス弁護士・津々井の差配で麗子とコンビを組むことになってしまう。二人は、「会社を倒産に導く女」と内部通報されたゴーラム商会経理部・近藤まりあの身辺調査を行なうことになった。ブランド品に身を包み、身の丈にあわない生活をSNSに投稿している近藤は、会社の金を横領しているのではないか? しかしその手口とは? ところが調査を進める中、ゴーラム商会のリストラ勧告で使われてきた「首切り部屋」で、本当に死体を発見することになった彼女たちは、予想外の事件に巻き込まれて……。(Amazon内容紹介より)

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