見出し画像

まさきとしか著「彼女が最後に見たものは」

夜中に幾度も雷鳴がし、隣のベッドで寝ている夫は何かストレスがあるのか、しきりにベッドの端を叩き、眠れぬ私はKindle本を読み、3時間ほど寝たところで、眠気が浅くなり久々に9時までにベッドから出ました。
眠れぬ夜に読んだ1冊がこちらでした。

画像1

著者の作品は初読みですが、この作品の前に「あの日、君は何をした」という作品があるそうで、この作品は続編に位置付けられています。このシリーズに登場の三ツ矢秀平刑事の個性と作品解決への道筋と作品テーマ「理不尽な死と家族の崩壊」によるもののようです。

文庫あとがきでの書評家 豊﨑由美氏の言葉を借りるなら「知らなくてはならなかった大事な何かを手渡された手応え」のある作品でずっしりと感じました。特に親子関係を深く考えされ、まさに読む前と後ろで見方が変わります。さらにミステリーにありがちな嫌な引っ掛かりもなく、綺麗な終わり方をしています。

著者の生み出した三ツ矢秀平刑事自身の持つ悲しい過去と、事件に対しての優しい姿勢が光る物語です。お勧めします。

クリスマスイブの夜、新宿区の空きビルの一階で女性の遺体が発見された。五十代と思われる女性の着衣は乱れ、身元は不明。警視庁捜査一課の三ツ矢秀平と戸塚警察署の田所岳斗は再びコンビを組み、捜査に当たる。そして女性の指紋が千葉県で男性が刺殺された未解決事件の現場で採取された指紋と一致。名前は松波郁子、ホームレスだったことが判明する。予想外の接点で繋がる二つの不可解な事件の真相とは――!?彼女はなぜ殺されなければならなかったのか。彼女はなぜホームレスになったのか。誰も知らない真実が明らかになる瞬間、世界が一転する。(Amazon内容紹介より)

#シニア #いなか暮らし #つぶやき #毎日note #毎日更新 #まさきとしか #小学館 #読書感想文 #本のある暮らし #読書好きな人と繋がりたい #시골생활 #주부야키 #독서 #고맙습니다 #canva #Kindlebook

この記事が参加している募集

読書感想文

いつも読んでいただき、ありがとうございます。これからも励みますね。