ペアリングイベント4のはなし①
はい、予告通りにスタートします。
ペアリングイベント4のはなし。
今回は自身としても合わせてみたかった和菓子×カクテル。
和菓子作家 まきのあや さんを迎えての開催。
ちなみに彼女はインスタでナンパした…というと聞こえが悪い。インスタのDMで声をかけました(ナンパですね。やっぱり)。
おそらく断られると思いつつ連絡してみたらなんと快諾いただけた。拍子抜け。
なにせ名前も聞かないBARの、名前も知られていないバーテンダーからの、それも誰からの紹介でもない誘いなんて相手にもされないだろうと思っていたから。
-そもそもどうやってその存在を知ったのかというと、資料探しで購入した雑誌にたまたま載っていたのだ。
お会いして話を進めて日程を決め、試作をもらい、あまりアイデアに詰まることもなくドリンクも出来上がり(これもまた拍子抜け)、スルッと開催に至った。
もちろんバランスにはそれなりの時間を要したけど「間に合わないかもしれない」というこれまでのような焦りは皆無。
これは経験の為せる業なのか?それとも初めての和菓子ペアリングで禁忌が存在しない故なのか?これは次回以降で確認できると思う。
ではメニュー。和菓子から。
続いてカクテル。
で、モクテル。
今回は三品三杯。
一番アタマ使ったのはボリュームとアルコール度数かもしれない。
今までの二品二杯とは世界が全く変わるのだ。
一つ増えるだけと言えばそれだけなんだけど、これはけっこう大きなラインで、三つとなると簡易なコース感が出る。
故に流れを作らないと成り立たない。
だから最初に考えたのはカクテルアイデアよりも先に全体の構成、容量、度数から。
その結果、ゴリゴリのハイアルコールは避け、容量も「少し足りないくらいを三杯」がちょうどいい塩梅に思えた。
和菓子は馴染みが薄く、羊羹やどら焼きに苺大福がせいぜいといったところ。
煉切を目で見たことはおろか、浮島なんてその存在すら知らなかった。いやはや。
自国のものより他国のものの知識の方が多いというのはどうなんだろうか?というのはよく思うけれど、今回も改めて痛感させられた。
まあバーテンダーなんて西洋…というよりキリスト教文化圏どっぷりだから職業的には仕方ないと思いつつ、でもこれは言い訳だよな、とも思いつつ。この手の話は書き出すと止めどなくなるからやめよう。
とにかく、知見が広がるという意味でもこの異種交流はいい経験であった。
前述したように次回も開催できそうなので(2024早春ごろ予定)近くなったらまたアナウンスします。
さて、これも例によって次回からしばらくカクテル / モクテル解説が続きます。
よろしければお付き合いのほどを。では。
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