就活無双コラム【企業の選び方】
これから就職活動・転職活動をしようとされている方は、どうやって企業を選べばいいの?と悩むことが多々あると思います。
実際、世の中には自分が知らないだけで本当にたくさんの仕事があり、自分自身の生活もその多くの仕事をしてくれている人たちのおかげで成り立っているのだと私自身、就職・転職活動を通じて感じています。
では、そのたくさんある仕事の中から何を選べばいいのか?と悩む方の考え方の助けとなればと思い今回はこのテーマにしました。
自分はやりたいこと行きたい業界がしっかりと定まっている!という方は、こういう考え方もあるのか、と参考程度に読んでいただければ幸いです。
かつてない変化の大きい時代
就活・転職活動①【自己分析の必要性】でも書きましたが今はVUCA(ブーカ)と呼ばれる非常に世の中の変化が速く、大きい時代になってきました。
それに伴い過去にあった大企業に入社すれば一生安泰という状況は崩壊しているといえます。事実、大企業でも、リストラ・早期退職を実施する企業が増加し続けています。参考:「正社員を減らした企業」最新500社ランキング
さらに注目すべきはその理由です。業績悪化に伴い、臨時に期間限定で希望者を募集するケースは想像に難くないかと思いますが、それ以外にも業績は黒字でも、組織の若返りを促す目的で一定の年齢に達した従業員全員を対象に募集するケースも増えています。また、今後はAIや作業の自動化に伴い、人がやる必要のない作業は機械にやらせ、本当に人がやるべき作業にお金を投資していくため、この流れは加速していくと考えられます。
また、副業や転職という概念が浸透し始めているため、一つの企業に勤め続け、企業内で評価されることを目指すという考え方ではなく、経験やスキルを身に着けた上で、どの企業でも必要とされる人材になることを目指したり、企業に所属せずフリーランスとして働くという選択をするほうが、ただ企業に守られていてスキルや経験がない人材よりも、逆に安定ということも言えるかもしれません。
以上前段が長くなりましたが、この世の中の流れから私がおすすめする企業選びの軸は、その企業が所属する業界や扱っているサービスが成長過程にあるか否かです。
ではそれはなぜか?について話していきましょう。
成長市場に目を向けてみよう!
もしあなたが企業の新規事業立ち上げ担当者もしくは社長だとしましょう。その状況で、当社も新しくAIを取り入れた新規ビジネスを立ち上げる!人も好きに採用して良い、となった場合あなたはどんな人を採用しますか?
「数々の企業を渡り歩き、新規事業を立ち上げては成功を収めてきたスーパービジネスマン、かつAIの知見もある人」を採用できれば御の字ですが、かなりハードルが高いことはわかるかと思います。きっとそんな人は引く手あまたでしょう。
ではそんな中でより早く、低コストで戦力となる人を採用する、となったら色々選択肢はあると思いますが、「AIを扱った経験がある人」が候補に挙がるのではないでしょうか?
このように、成長市場で、色々な企業が事業へ参入してくるような業界や業務の経験を持っている人はそれだけで重宝されます。という事はつまり先を見た場合、今後、転職をする場合にも有利になるという事です。
さらに、成長市場に身を置くことは、転職を考える場合だけでなく、同じ企業で働き続ける中でもプラスの面が大きいです。
それは売上や職場の働きやすさに直結するからです。
成長市場に身を置くという事はその市場自体が拡大しているため、特段何か特別なことをしなくても売り上げが増やしやすい部分があります。売り上げが上がっている時は会社や職場の雰囲気も良く楽しく仕事ができるものです。
一方、斜陽産業といわれる今後売上が縮小していく業界においては、どれだけ努力をしても業界自体が衰退していっているため、なかなか努力が結果に結びつかないという状況になりやすいです。そういう会社では、利益を維持するためにコストカットが行われたり、人員整理が行われたり、厳しいノルマを課せられたり、といったことが増え、労働環境的にも厳しくなりがちです。そういった状況では職場の雰囲気も暗く、愚痴が多くなったり居心地が悪くなってしまうことも多いです。
以上の理由からもし今あなたが、就職活動・転職活動をしようと思っているもしくは、しているのだけれど、どの企業や業界を選べばいいのかわからないというときにはぜひ成長市場に目を向けて見てください!
本当にやりたいことがある人の方が実は少ない
でもやっぱり自分が本当にやりたいことを見つけてそれを目指した方が幸せなんじゃないか?と考える人もいるかもしれません。
しかし、新卒の時はもちろん、社会人を経験してから転職する場合でも、本当にやりたいことがあるという人は意外と少ないです、むしろある人の方が稀だと思います。だからそこまで本当にやりたいことを追い求める必要はないと思います。
ただ、生きるために働くとはいえ、仕事は人生の中でも最も時間をかけるものですし、できるなら楽しくやりたいと思う人は多いのではと思います。
そんな人こそ、企業選びの際には成長する業界か否かという視点を持ってもらえればと思います。参考:【2020年版】10年先まで伸びる業界と衰退する業界を解説
長い文章になってしまいましたが、最後まで読んでいただきありがとうございました!
ぜひ面白いと感じていただけたら、スキ・フォロー・コメントいただければ幸いです。
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