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ナンバーガール再結成

今日はランチの味がまったくしなかった。

PayPayで支払ったら全額キャッシュバックしたけど、それがどうしたというのだ。
おれの身体の中にはナンバーガールに対する思いしか流れていない。
強いて言えば「ナンバーガール」「その他」と大別されていた。
ちなみに「その他」が占める割合は、50mプールに1滴垂らされたレモン汁。もしくは東京タワーの麓に舞い落ちたホコリ1片。

それくらい他のことはもう、なんでもいい。

仕事はいつも細部までこだわるほうだけど、今日は心の底からどうでもよかった。
そしたら意外や意外。業務はサクサクと進み、どうでもよさによって新たな指針が見えた。ありがとうナンバーガール。
これくらいの判断基準でやっていけたらこの先も楽だろう。

そんな仕事のことなんて何でもよか。
おれはナンバーガールについて書くんだ。

今日の12時ジャスト、「ナンバーガールがライジングサンロックフェスティバルに参加」というニュースが飛び込んできた。
「あーはいはい。どうせ記事読ませるための煽りタイトルだろう」とページに飛ぶと、そこには「ナンバーガールがオリジナルメンバーでライジングサンロックフェスティバルに出演」としか書かれていなかった。

一瞬意味が分からなくなり、そして3秒後に取り乱した。

おれが今スーツならば、シャツの第一ボタンは弾け飛び、ネクタイは曲がり、襟はめくれ上がり、スラックスの膝部分が擦り切れそうになることでその動揺を表現しただろう。

しかし幸いにも着用していたスーツに感情はなく、おれの身体の中で騒ぎに騒いでいる抑えきれないものたちを隠し、外にいても大丈夫な人、何の変哲もないサラリーマンとして存在させてくれた。ありがとうスーツ。

ナンバーガールは解散直後にハマり、大げさでなく人生を変えられたバンドだ。
あれから17年。・・17年て。なんなんだよ。
人生の半分以上も待望していたし、いや再結成なんてしないって前提で生きていたから、待望って言い方はずるいかもしれない。
でも心の土台の部分にいるバンド、それがおれにとってのナンバーガールだ。中尾憲太郎がいなければベースも弾いていないと断言できる。プレイスタイルは完全に影響されている。

ライジングサンロックフェスは盆に北海道で行われるオールナイトイベントである。防寒、キャンプアイテムは必須。
東京の西端に生息し、主に家とその周辺を好む幣バナナにとってはなかなか高い障壁だ。夜をとおして冷凍バナナになっちまうよ!!

日程的にもサマソニと丸被りしている。

しかし今の自分の気持ちとしては、「ナンバーガールをライジングで見たい」が第1位だ。
サマソニに行きたいという気持ちは、5893位にランクダウンしてしまった。この流れでサマソニのチケットを取る気には到底なれない。

午後はずっとナンバーガールのセットリストを考えていた。
予想だとOMOIDE IN MY HEADから始まる。
それだけで50万円払う価値がある。言い過ぎた。そんなに払えない。

彼らは割とお茶目なところがあるので、RAMONESのI WANNA BE YOUR BOYFRIENDのカバーを入れてくるんじゃないかとか思っている。
透明少女は絶対にやるけど、あれが現実に起こることが浮世離れしすぎてて、それについてどう触れていいか分からない。

この調子でいくと1万文字を超えてきそうだ。
このへんでキーボードから腕を引きはがしておこう。

もしライブの佳境で演奏されたら、興奮のあまり意味不明な言葉以前の何かをずっと叫んでいそうな曲。大好きなんです。


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