芽むしり

ラジオネーム電柱理論の試論です。

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最近の記事

僕はその足で煉獄さんが表紙のノートを買いに走っていた

 テレビ東京で放送されている『あちこちオードリー』の一周年を記念した配信ライブ「あちこちオードリー開店1周年パーティー~春日の店、今夜は完全予約制ですよ!~」を視聴しました。パンサーの向井だけがゲストという、一見すると角度が入りまくったブッキングで、面白くなるのかなと思ったのですが、具体的な配信内容については、外部に漏らすことを禁止という、ノブロックことプロデューサーの佐久間宣行から直々にお達しが出たので、向井が書き貯めている反省ノートに焦点を当てたことと、向井が直近で『鬼滅

    • 7番のセカンド理論は禁術

       社会人となって10年目だが、今年度に入って、仕事の質が明らかに変わってしまった。そもそも、人事異動で、担当する業務が変わったということが大きくはあるものの、頭の使い方が一段上がったとでも言うべきか、落語家で言う、前座から二つ目になったような具合だ。  それは、多かれ少なかれ、新型コロナの影響もあるのだが、元凶は、前任が死んだのかと思うほどに、業務の引き継ぎがなされておらず、日々、こんなこと聞いていないんですけどの連続であり、全く新しい業務を調べながらやっているので、毎日、脳

      • 伊集院光/共同幻想論/配給された言葉

         伊集院光と、養老孟司の対談本「世間とズレちゃうのはしょうがない」を読んだ。  対談本ということもあり、一気に読めたのだが、この本を読んで考えたことがある。  伊集院光に対してはよく、頭が良い、バランスが良いと言われるが、本当にそうだろうかとずっと引っかかっていた。確かに、頭が良いし、バランスが良い。だから、ずっと好きだしかなりの影響を受けているのだけれど、少し立ち止まって考えてみたいと思った。  100分de名著だけを例にとると、番組を見ていると、名著の本質を解説員の先生が

        • スマホにまつわる話

          昨日、朝寝ていたら、妻が何かを落とした音が聞こえてきた。気になったもののそのまま寝て、しばらくして起きて、スマホを手に取ったら、画面にヒビが入っていた。妻を問いただすと、さっき落としていたのはスマホで、画面が割れたことには気がつかなったという。画面には、つい先日購入した保護シートが貼られていて、割れたのは、本体ではなく、その保護シートだけだったので、安心し、保護シートを外して捨てた。ここまで聞けば、普通の話なのだけれど、実は、妻がスマホを落としたのは、テーブルに置いていたスマ

        僕はその足で煉獄さんが表紙のノートを買いに走っていた

          答えだけ知りたがり社会にノーズ・フェンシング!

          キン肉マンはコミックス派なのだけれど、新しい章が始まったこのタイミングで、プレイボーイの紙面での掲載が始まり、それを立ち読みしたことで、今週のウェブ連載に追いつきました。 今週のキン肉マンは、レオパルドンという超人が蘇って、何十年も前の登場を踏まえたうえで、激アツな展開で終わったのだが、それがTwitterで話題となり、ラストのページのスクショが貼られ、反応が多く見られていた。 キン肉マンは復活してから今もきちんと面白い漫画であるということは、そこそこ知られていたが、こういう

          答えだけ知りたがり社会にノーズ・フェンシング!

          無観客でネタをやることへの試論

           マイナビラフターナイトを毎週聴いている。もともとこの番組は、観客を入れてライブのような形でオーディションを行っていてオンエアするネタを決めていたが、現在はコロナ禍のため、観客は入れない配信という方法に変わっている。 そのため、もともとはかなりライブ感がある番組だったが、今は、ほぼネタの音声だけを流しているのだが、それをずっと聞いていると、無観客でネタをやり、それを聞くということに色々と気付きがでてくる。  まず、笑い声がないとグルーヴが生まれないため、乗り切ることができない

          無観客でネタをやることへの試論

          バズ論

           新しい生活様式と言う言葉ができたけれど、新しいTwitter様式として、バズに反応しないということをしている。 あれもこれも、ひとこと物申したくなるけれど、もはやそれすらそのレベルに堕ちてしまう感じが出てしまうからである。  SNS上で万単位のリアクションが巻き起これば十分にバズ認定されるが、仮に10万良いねだとして、数字だけ見ると、ギョッとかまえてしまうが、テレビの視聴率でいえば、0.1%であり、そうすると、話題にする価値はそんなに無いなと思えてくる。これを続けていると、

          太田と伯山、あと岩井

           講談師の六代目神田伯山が、TBSラジオの『爆笑問題カーボーイ(2020.2.19)』にゲストとして出演した。バラエティ番組でも共演し、お互いのラジオ間でもいじりあっていた爆笑問題と伯山という信頼関係が成立している二組のラジオが、面白くないはずがなく、このことだけでも紙幅を埋めることができるほどに笑ったのだが、実はハライチの岩井がその様子を見に行っていたことが、TBSラジオ『ハライチのターン!(2020.2.29)』でのトークにて明かされた。  「厄介そうなゲストを呼んだ時の

          太田と伯山、あと岩井

          役者が揃った『MIU404』はメロウなエンディングへ向けて

          MIU404の第七話、野木亜紀子の真骨頂のような、ギッチギチに詰められた、でもそれを感じさせない凄い回でしたね。時事ネタであるウーバーイーツの挟み方も全話の中で一番気持ち良くて、一番好きな回でした。 正直、MIU404は、面白いのだけれど、演出なのか何なのか何かが欠けている感じがあって面白いけれども、『アンナチュラル』と比較するとやや落ちるなと思っていたのですが、やっと役者が出揃った感が凄いです。 第七話という、連続ドラマの中盤で遊ぶという定石に沿って、これまでとはちょっと作

          役者が揃った『MIU404』はメロウなエンディングへ向けて