nananan

本が大好きです。電子書籍ではなくて紙の頁をめくり、匂いを感じながら読む事が大好きです。…

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本が大好きです。電子書籍ではなくて紙の頁をめくり、匂いを感じながら読む事が大好きです。ことばの力を信じています。ことばの可能性を信じています。やたらと分析しがちな浮き沈みのある日々を送ってます。

最近の記事

結局のところ福祉的価値観

「この人、優しいな」と思うポイントは人それぞれだけれど彼との結婚を決めた理由の1つはそれだった。 以前【7人の彼氏】で書いた通り、母子家庭だった数年で、後々まで私たち母娘を大切に可愛がってくれる父親的な人も数人関わり続けた。 私には、母は1人だがリアル父と継父とその他“よそのお父さん”も居続けたし、少しだけ複雑な大枠の家族が多方面に存在していて、そのどれも大切にしてきた。 だから無条件に家族を愛している人に魅力を感じるし、家族を愛している事を恥ずかしがらずに他人に言える人が

    • 女性の役割過多

      女性の社会進出が進んでも尚、 女性に纏わり付く文化的価値観の押し付けは健在。 地方都市では25を過ぎると団塊世代の叔父叔母に 「結婚はまだか」 「そろそろ結婚のお年頃だね」 と言われていた。 私は大学を出ているので、社会に出てたかだか3年足らずで、もう"結婚"がのしかかってきた。 結婚願望はあっても、昔ほどお見合い文化はもうない。自力でインターネットを使ったり、友人のそのまた友人まで辿ってみたりと努力は惜しまず… ようやく結婚しても、次に待ち受けているのは 「お子さん

      • ぎりぎり生きてる

        別に歌の歌詞みたいに、ギリギリで生きていたいわけではない。 死は私の長年の友だち。 いつもなんか近くに居て、 見守って引っ込んでるときもあれば 「いやいやもういいでしょうよ、  この世界じゃなくてもさ。」 と誘われているような気持ちになるときもある。 誰かの自殺の話はほんとうに堪える。 心臓をごつごつした手でぎゅーっと 握り潰されるような感覚。 私はいつも生きづらさを抱えてる。 誰かに 「それほどまでにつらかったのか」 と分かって欲しかったりする。 昔はそれが、

        • 神様を信じますか

          私は無神論者を名乗る。 理由がある。 母方の家系はある新興宗教の熱心な信者が殆どで、 父方はなんと寺の住職の直系家族なのだ。 特に熱心な母方の祖父母の影響が多分にあり、 私には宗教を熱心に信じる“人"の方に 何故か脅威を感じることがあった。 私は保育園を中退している。 だから幼い頃は、母方の祖父母の家で経本などを暗記するための時間を設けられていた。 そうはっきり言われたわけではないけれど 三世帯が暮らす祖父母の家へ預けられると 決まった時間にお経を唱える時間があって、

        結局のところ福祉的価値観

          滝沢カレンちゃん、一周廻って文学的!

          一見、支離滅裂な彼女の文章も、まじまじと、よくよく見て、読んでいくうちにストンと心に落ちる。 私はすっかり、彼女の虜です。 彼女がテレビの取材を受けていた場面を振り返ると、「あま〜い!!」と言わせるプロ、スピードワゴンの小沢さんを尊敬していると話していた。 また、ある番組では、「言葉を巧みに使いこなせる女性に憧れていて、自分もそこを目指している」という事を伝えたい内容だった。 どれも最初のうちは、2秒程経たないと理解できない話術で語られている。 また、インスタの文章

          滝沢カレンちゃん、一周廻って文学的!

          やっぱり赤川次郎

          中学3年生が、私の人生で最も多くの本を読んだ1年だった。 645冊。 これが私の最高記録。 中でも400冊以上は赤川次郎だった。 そう、赤川次郎にどハマりしていたのだ。 うるう年に生まれた、4年に1歳しか歳を取らない彼。 その当時私と同じティーンエイジャーだったのも相俟って親しみを感じていた。 本当は1年に一度ずつ歳を重ねているのだから、しっかり還暦手前…だったはずだけれど。 私は彼の、わかり易く優しい表現の虜だった。 どこに行くにも持ち歩いたし、授業中は教科書を盾にし

          やっぱり赤川次郎

          母と娘

          私の学生時代は、このテーマ抜きには語れない。 母子家庭時代の母の口癖は 「あなたが居るから頑張れる」だった。 家庭的な母ではなかったけれど、母性に満ちた母。 ほとんど社会を知らずに親となり、なかなか母親になるまでに時間がかかった母。 私は小学校にあがる随分前から、聞き分けの良い利口な娘を目指した。ただがむしゃらに。 やがて母が再婚して、素晴らしい生きものが我が家にやって来た。妹だった。 妹を通じて、継父をパパと呼べるようになり、文字通りの【家族】が築かれた。 精神的に

          母と娘

          7人の彼氏

          今から25年くらい前の話。 バブル崩壊の余波が地方まで来るのに時間差があるようで、私の幼少期にはまだバブリーな大人がたくさん居たのを覚えている。 私が5歳になる前だった、と思う。 私の母には全盛期(かどうかは私の主観)にほぼ同時期に7人の彼氏が居た。 身一つでそれまでの家を出て、車に揺られて割とすぐに着いたアパートのドアを開けると、小さなダンボールとカーペットが敷いてある以外に何もない部屋があった。 そこがそれから恐らく4年程、私と母が2人で暮らすことになる部屋。

          7人の彼氏

          そのうち寝る

          かれこれ不眠症歴10年は経過したと思うけれど、 20代は不眠症に躍らされながら過ぎ去っていきました。 物事を順序立てて、スケジュールを組み立ててから行動する癖がついているので、逆算して行動しがちなせっかちカッチリ女。 今思えば、前日の寝る前に【明日の服から仕事のイメトレetc...】を考えながら寝落ちしようなんてアホな習慣をつけたいつかの私が悪い。 考える事を始めとして、今では心をつかうこと自体が脳の覚醒に繋がって睡眠導入剤も安定剤も無意味な夜が、大体月に2〜3日程度は

          そのうち寝る

          落ち込む権利ぐらいあるだろ

          最近は、コロナウイルスに世界中が不安に陥れられているので、日本でももちろん外出自粛等でメンタルも大変ですね。 別にコロナの事書くわけじゃないです。 私は双極性障害でそれはそれは長い期間、浮き上がってみたり、またどん底の更にまた底を掘り続けてみたりしてきましたが、最近になって脳裏に過ぎった感情が確信に変わった言葉があります。 季節の事もある、 季節に関連した物事の変化や環境の変化のせいでもある、 仕事のちょっとした不満や不安が溜まっていたのかも知れない。 とにかく、

          落ち込む権利ぐらいあるだろ