事業継承ケーススタディから学ぶ、税理士の役割とポイント~第310回定例会レポート~
「講習で知識はついてもいざ実務となるとどう対処していいかわからない」「日々の業務に追われて情報のキャッチアップが後手に回ってしまっている」そんな悩みはありませんか?
こんにちは!ビジネス会計人クラブです。私たちは、会計人を中心とした専門家のための知識習得と研鑽を目的として1997年に創設された任意団体です。会計人の実務に即した定例研修会をはじめ、各種研究会を東京・大阪で開催しております。
さて、今回は当クラブで毎月行われている定例会の様子をレポートをお送りします。11月9日(木)に行われた第310回定例会では、定例会の後に懇親会も開催されました。
講演内容
【 講演内容 】
■内容
事業承継ケーススタディから学ぶ税理士の役割とポイント
■講師
税理士法人エクラコンサルティング
代表社員 税理士 田中 誠氏
経営者の高齢化・少子化が進む中で、私たちの暮らしや経済を支える中小企業の円滑な事業承継は国を挙げて最優先で取り組むべき課題です。これまでも事業承継税制や、事業承継・引継ぎ補助金など、国として様々な対策を講じてきました。
しかしながら、実際は中小企業の一番身近なアドバイザーである会計人が適切な提案、支援を行うことによって、国の対策が活用できることは言うまでもありません。
そこで今回は、これまで数多くの事業承継に携わってこられた税理士法人エクラコンサルティング 代表の田中 誠氏より、事業承継のなかでも再編が絡むケースや親族外承継のケースなどを中心に、「事業承継ケーススタディから学ぶ税理士の役割とポイント」をテーマとしてお話をして頂きました。
当日の様子
今回の講演は講師の田中氏がこれまで携わってこられた事業承継案件の中から事業承継税制やM&A、再編を絡めた8事例をご用意いただき、それぞれのケーススタディにおいて詳しく解説して頂きました。
【講演内容(事例)】
①事業承継税制を利用して贈与から入り相続に備える
②事業承継税制を利用して贈与から入り相続時に再考する
③M&A(同業の第三者へ売却)することで退職する
④M&A(ファンドへ売却)して、再度投資する
⑤攻めのM&A(地方から都心へ)
⑥再編を絡めた事業承継(節税型)
⑦再編を絡めた事業承継(親族間争いの回避)
⑧再編を絡めた事業承継(親族内の潤滑油の為)
具体的な親族内構成や法人・個人の資産状況、スケジュール等をご提示いただきながらのケーススタディは大変分かりやすく、事業承継におけるポイントや留意点などについて参加者の皆様も理解を深めていただきました。
また、定例会の後に開催された懇親会では講師の田中氏を交え、23名の参加者様に食事と会話をお楽しみ頂きました。和気あいあいとした雰囲気で、情報交換や世間話に花を咲かせていらっしゃいました。
目まぐるしく変わる業界の最新情報・知識のキャッチアップはもちろんですが、懇親会では「他の事務所が実際にどのように業務を行っているか」「業界の諸先輩方はどんな対応をしているか」といった、明日からすぐ実務に生かせる生の声が集まっています。
単に横のつながりを増やすというだけでなく、知識と実務の両輪をサポートするビジネス会計人クラブならではの魅力を感じていただけたでしょうか。
今後の研修・イベント情報
最後までお読みいただきありがとうございます。ビジネス会計人クラブでは専門家の皆様が更なる知識を習得するための講座を提供しております。ぜひ当クラブが主催する他の講座もご覧ください!
定例会は当クラブの非会員様でもご参加いただくことが可能です。また、遠方の方にはWebライブ配信、オンデマンド配信もございます。日々の業務を支えるパートナーとして、ビジネス会計人クラブをご活用ください。
さらに、業界屈指の人気講師による「2024年度税制改正のポイント」講座を今なら初回限定無料でご受講いただけるチャンスです!実務に生かせる最新情報のキャッチアップはもちろん、まずは様子を知りたい、という方もお気軽ご参加ください!
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