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【祝】5冊目の本が発売開始されました

こにちはぬん。ベビだす。
本日、琥珀ベイビーの5冊目の本がAmazonにて発売となりました。
画像も交えながら、新刊はどういった本なのか紹介したいと思います。
(※作者としてお伝えしたい事もありますので、ぜひラストまで読んで下さい)

まず今回の本は、ショートショート作品集です。
琥珀ベイビーのSS作品集としては『w 時々 奇妙』以来の第2弾でございます。
これまでは電子書籍と紙書籍(ペーパーバック)をほぼ同時に発売していましたが、新刊『恋 時々 怖』は紙書籍のみ先行発売です。
電子書籍は後日の発売(現在未定)ですが、電子書籍での発売も決まり次第お報せしたいと思います。

では、新刊『恋 時々 怖』がどういう本なのか、
画像にてご覧下さい。

はい! ここで! 作者おすすめの作品紹介をしたいと思います!

当たり前と言えば当たり前なんですが、作者のお気に入り作品と読者のお気に入り作品は必ずしも一致しません。一致することもあれば、しないこともあります。
それは好みなので、当然のことです。
既存の作品でも「この作品が特に好きです」と感想を頂くことはありますが(本当に有難うございます!)、よくよく思い起こせば「作者である自分が、この作品がお気に入り! って言ったことなかったような気がする」と思ったので新刊の収録作品の中から琥珀ベイビーのお気に入り作品をいくつか紹介したいと思います(*'ω'*)


まずダントツで、『二十六年分の恋文』。
これはnoteにもどこにも発表していない書き下ろし作品の一つです。
当初この作品は、そんなにボリュームを持たせるつもりはありませんでした。が、書き始めてから「これは手間を惜しまずに、なるべくストーリーの時間軸をピンポイントで長めに書いた方が本来の作品の持ち味がアップする」と早々にピンと来て、当初の予定よりボリュームを持たせることにした作品です。
先の画像にもあるように、高校時代に「愛しい貴方」の将来を奪ってしまった女子高生が、生まれ変わったその後もひたすら健気に「愛しい貴方」の幸せを願い続けるストーリー。
「愛しい貴方」の幸せのみを願っていた主人公がラストシーンで残した言葉に、書きながら泣きました。
校正しながらも泣きました。
『二十六年分の恋文』には一箇所だけ、「ある表現」を仕込んでいます。
それに気付いて下さったとき、ラストシーンでの主人公の心がよりリアルに伝わると思います。


二番目におススメなのは、『あの蜘蛛、前にも見た~バッドエンドバージョン』です。こちらも同じく、書き下ろし作品です。
『あの蜘蛛、前にも見た』はnoteでも発表した作品(※現在は非公開)ですが、こちらは「ノーマルエンドバージョン」として手直しした上で収録しています。
ノーマルエンドもバッドエンドも、ストーリーの流れは同じです。
「自宅から徒歩5分の自販機に行って帰ってくるまでの間に【死の規則】が存在し、主人公はそれを回避し死のループから逃れられるか」というストーリーです。
実はこの作品をノーマルエンドで書いた時から「違う結末もアリだな、これ」と思っており、本書を作成するにあたって「バッドエンドバージョン」を新たに書きました。
同じタイトルの作品ですが、ノーマルエンドとバッドエンドの二つを組み合わせることで考察要素が高くなり、結果満足しています。
『あの蜘蛛、前にも見た~バッドエンドバージョン』はノーマルエンドに比べてかなり書き込んだ作品です。
私はSS作品にプロットは書きませんが、プロットを用意して書いたのは本書収録作品の中では『あの蜘蛛、前にも見た~バッドエンドバージョン』のみです。
プロットやメモとよく照らし合わせつつ、物語の規則に則って書いたストーリーが「バッドエンドバージョン」です。
すぐにわかる気付きやすい考察ポイントもあれば、そうでないポイントも数か所あるので、「実はこれも関係あるんじゃないか?」など考察しながら読んでいただけると嬉しく思います(*'ω'*)


その他、【前半 恋】ではトップバッターに選んだ『僕の窓辺を歩く君』も作者としてお気に入りの作品ですし、【後半 怖】の『犬彦くん』もお気に入りです(*'ω'*)

「作者のお気に入りと読者のお気に入りは必ずしも一致しない」と先述しましたが、私の本である『保護猫・しぶき~保護犬が保護した赤ちゃん猫の120日』『リキ~9つの命を繋いだ運命の犬(上下巻)』など、動物のノンフィクションに心を温めて下さった方にとっては、
「何でこんな作品を書いたのー⁉ 同じ作者の作品なのに……」
と思う作品も、もしかしたら本書の中にあるかもしれません。

ノンフィクション作品とフィクション作品は異なります。
作者が現実で大切にしているものと、作品に於いて作者が必要と判断する要素は異なることもあります。
私は書き手として、「自分にとって辛いシーンであっても書き手であろうとするならば書けなければならない」と自らに課しています。
自分が疲弊することなく楽に書ける作品だけ書く書き手になりたくない、という私の個人的な目標です。
読み手(読者)になる時は、苦手な作品はすっ飛ばしていいんです。
何故なら読者は「作品を選ぶ側」だからです。

ただ、些細な願いとして、作品によって重んじたものが違っても、それは「作者が同じでも作品は個々に違うものであり、独立したものである」として理解していただければ嬉しく思います。

まあつまり、そんな可能性のある作品も収録されている、ということだねっ(*´ω`*)⭐

「恋」と「怖」の二部で構成された本書『恋 時々 怖』。
恋物語のジャンルが好きな方、ヒトコワやちょっとホラーなジャンルが好きな方、それぞれにお気に入りの作品を本書の中に見つけて下されば作者として充分光栄なことでございます(*'ω'*)
ぜひぜひ、お手に取って下さい!
その際には、星評価やレビューもいただければ嬉しく思います⭐

2024・3・14 💕ハッピーホワイトデー💕
  琥珀ベイビー


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