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5歳の息子と旅に出る

私が久しぶりに東京へ行ったのは
今年の冬のことだった

私は昔、東京が嫌いだった 
都会、人混み、ごちゃごちゃした場所
どれも苦手なものだ

だけど、久しぶりの東京は
その認識をガラッと変えた

子どもに関わる仕事をしているので
皇居付近にある建物がまるで
LEGOブロックで立てられたように見える
もしくは、マインクラフトのゲームの
世界で子どもたちが作ったようにも見えた

ここには子どもたちの好きの続きがある

そんなことを感じました

そして、東京に住んでいる方の発想力
建物の中に住んでいる人がいて
オフィスがあって
駅もあって
なんならお店がある場所も
高いビルのひとつに村がある
小さなコミュニティを作り上げているのだ

また久しぶりに乗った飛行機からの景色
それは神秘的でこんなにも世界が広いのだ 
ということを思い知らされました

そんな世界を我が子にも見せたくて
まさかこんなに早く叶うとは思わなかったのですが
その数ヶ月後に息子との度が実現

空港や機内で飛行機への乗り方を熱心に聞き 
飛行機の発着に緊張する
自分でやるとキャリーバッグをひいて歩く

僕はもうなんでもできるんだ

そんな顔をする彼がとても愛おしく感じました 
そう言えば、最近じっくり彼と向き合う 
時間はなかったかもしれない

そんなことを思っていると 
降りなければならない駅で右往左往したり
次に乗るはずだった飛行機を間違えてとっていたり

全ての仕事の予定がキャンセルに

息子とのゆっくりする時間となりました

そんな数日を過ごしていると
いかに私が普段せかせか生きているのか   
思い知らされ
久しぶりの息子との時間に
こんなこともできるんだ 
こんなことを思うんだ
乗り間違えても
ゆっくり行こうやと声をかけてくれたり
この時間が私が過ごしたい時間であったと
田舎の暮らしの中ではなく
都会の暮らしの中で気付かされたのでした

帰りもまた山手線を逆方向に乗ってしまう始末
けど、そのお陰で息子が見たがっていた
東京タワーもスカイツリーも小さく
見ることができて
最後は最高のスイーツを食べる時間もあり
彼の願っていた全てを叶えることができたのでした

「何もしない旅」

ここには沢山の気づきと発見がありました
息子と2人旅
来年からは小学生
なかなかこんな時間はとることができなくなる
かもしれないから
とっても貴重な時間でした



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