かのん

法政大学 長岡ゼミ

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最近の記事

成り立つことに甘えない、双方的共有で繋がること

長岡ゼミに入って約10か月。 大学1年生からコロナ禍で、高校生の時と比べ、行動できる場がないことへの不安から転部を決断し、長岡ゼミに入った。 ゼミに入ってからの期間、初めて思い切って参加しようと一歩踏み出し、私に変わるきっかけをくださった「3×3 Lab Future」。ここでの出会いや場づくりを体感したことが、私の大学生活の始まりであったと、今振り返ってみて思う。 そんな、新たな年の始まりに気持ちを入れ替え読ませていただいたのが、その3×3 Lab Futureの運営を

    • 関係のフラットさが生む【Footwork & Network vol.23】

      まるで自分の家のリビングのように居心地良さそうにくつろいだり、自然と食事や会話を楽しんでいたりする風景が生まれるIKEBUKURO LIVING LOOP(池袋リビングループ)。その場所に訪れる方や関わる方とお話しすることで、自然とそのような空間が生まれる場所になったことの、鍵となる部分を少し知ることができたように思う。今回はそんな池袋リビングループで出会った方を紹介していく。 池袋リビングループとは 2017年から池袋東口グリーン大通りをメイン会場として開催されているマ

      • 変化の先の誰かへの貢献、見えていますか...?

        普段と違うことをする挑戦はなんだか自分を変えるようでワクワクする。いや、そんな変化からもたらされる自分の発見は、自分を変えるためのものではない。誰かのために、次回に生きるかどうかが重要なのである。教室の席のどこに座るのかを選ぶことでさえも何種類もあるように、選ぶものによって気づくことも異なり、同じ席を選んでも同じことを感じるとは限らない。普段と違うこと挑戦する人ができることとは、普段との比較や、新たに行動したものへの純粋な思いである。その発見を聞いた者が、次どのようにそれを活

        • 与えるだけでない。与えられる。

          「利他主義」という言葉を聞いて、辞書的な自分を犠牲にしても他人の利益を図ることと漠然と良い印象を持ちやすいのではないか。この夏ゼミの課題図書として読んだ一冊の本にも「与える者が勝ち、受け取るだけの者は負けるのだ。」という言葉があった。(フリーエージェント社会の到来/ダニエル・ピンク)だが以前目上の方に、あなたは利他主義であるけれど、どの場面でもそれが良く働くとは限らないと伝えられたことがある。利他主義であり互いに恩恵を受ける関係性があってこそ、今後社会を考え担っていく者として

        成り立つことに甘えない、双方的共有で繋がること

          無意識に意識を向けて

          7月14日のゼミは元木さんによる振り返りワークショップ。床一面に広がるほどの大きな模造紙をゼミ生全員で床に広げるところから始まり、模造紙に座るという斬新な形で始まった。目の前の模造紙に自分の情報や目標などを、手や足を象りながら書き込んでいった。 いつも何をするにも先にあることが予想できなくては不安になるが、今回のワークショップは先が分からずとも不安な気持ちなどなくワクワクしている自分がいた。周りを見渡すとゼミ生もその場自体を楽しんでいるようで、自然と会話や質問が生まれていた

          無意識に意識を向けて

          まだまだ知りたい

          このF&Nというマガジンは、Footwork&Networkを省略したもので、「出会った人」を紹介することで越境活動を記したものである。 私が今回2度目の越境活動をしたのが、ゼミ生のじゅんりである。じゅんりにインタビューや約4か月ゼミで共に活動したことから感じたことを、書いていく。 出会い彼女との出会いは入ゼミ前のzoom個別説明会であった。私は入ゼミ希望の学生として顔出しをせずに参加したが、興味ある分野である「まちづくり」というワードを放つと、ミュートだったじゅん

          まだまだ知りたい

          1行から

          6月23日のゼミでは、『わかりあえないことから』を読んで、お気に入りの1行を見つけ1人3分で意見を述べるガチャ読書会を行った。普段友人と語るのは本のあらすじや感想、魅力を伝えるような一方的なものだが、ガチャ読書会は1行に対する自分の意見が、その後グループで話し合う議題に繋がる。ガチャ読書会の3分間で自らが考え意見したことに対し、同じ見方をする共感ではなく、新たな他者からの視点を知ることができるのである。 1人3分で1行についての意見するのは思った以上に長く苦戦するのだが、ガチ

          1行から

          見えないものに気付けるか

          5月のゼミのゲストセッションでNPO法人カタリバの方にお話を伺った際のツイートである。 お話を聞く中で、カタリバのような家でも学校でもない空間が、子供達にもっと知られるべきという考えを持った。幼い頃に学校や家以外のコミュニティがあった私にとっては特別なことではなかったが、自分の居場所を発見することが必要なのではないか。 私は大学1年から個別塾でアルバイトをしており以前は、塾は勉強を教えることが中心なため、あくまでも生徒と私が苦手を知るための手段として相談に乗ったり、趣味

          見えないものに気付けるか

          人と繋がりがあってこその彼 [Footwork & Network vol.21 No.7]

          彼に会ったことのない人も、自分について考えるきっかけになりますように…。 このF&Nというマガジンは、Footwork&Networkを省略したもので、「出会った人」を紹介することで越境活動を記したものである。 私が今回初めて越境活動をしたのが、今年ゼミに入ったあべちゃんである。あべちゃんにインタビューや約二か月ゼミで共に活動したことから感じたことを、書こうと思う。 好きな場所が挑戦の地に あべちゃんは分野を狭めず学べる部分に魅力を感じて長岡ゼミに入り、じっくり考えてから

          人と繋がりがあってこその彼 [Footwork & Network vol.21 No.7]

          一人ではできないこと

          私はコロナ禍で家にいることに慣れ、課題がはかどり必要なものがすぐ手に入る環境に満足し、誰かと時間を過ごすことが減っていた。長岡ゼミに入り「場づくり」についてゼミ中体感したことが、私に大きく影響を与えた出来事である。私は開始時刻になりゲストの方が来ているから座るべきだと考え、2人のゼミ生に相談した。私は自分1人でなく複数人が座るという行動に移し、徐々に周囲が気づくことが大切だと考えていた。だがそのゼミ生はすぐに座っていないゼミ生に声をかけに行き、周りを巻き込んで数秒で私が想像し

          一人ではできないこと