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1行から

6月23日のゼミでは、『わかりあえないことから』を読んで、お気に入りの1行を見つけ1人3分で意見を述べるガチャ読書会を行った。普段友人と語るのは本のあらすじや感想、魅力を伝えるような一方的なものだが、ガチャ読書会は1行に対する自分の意見が、その後グループで話し合う議題に繋がる。ガチャ読書会の3分間で自らが考え意見したことに対し、同じ見方をする共感ではなく、新たな他者からの視点を知ることができるのである。
1人3分で1行についての意見するのは思った以上に長く苦戦するのだが、ガチャ読書会の形式を体感することで、同じ文を選んでも全く違ったワードで、全く違った部分に課題や問題を見出していたり、他者からぽろっと出てきた言葉さえも違うことの魅力を感じられたりする。

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