見出し画像

成り立つことに甘えない、双方的共有で繋がること

長岡ゼミに入って約10か月。

大学1年生からコロナ禍で、高校生の時と比べ、行動できる場がないことへの不安から転部を決断し、長岡ゼミに入った。
ゼミに入ってからの期間、初めて思い切って参加しようと一歩踏み出し、私に変わるきっかけをくださった「3×3 Lab Future」。ここでの出会いや場づくりを体感したことが、私の大学生活の始まりであったと、今振り返ってみて思う。


そんな、新たな年の始まりに気持ちを入れ替え読ませていただいたのが、その3×3 Lab Futureの運営をされる

田口真司さんの著書「東京・丸の内発 ソーシャルコミュニティが社会を創る」である。

対面の必要性や楽しさを教えてくれたのが、
3×3 Lab Futureで行われた丸の内サマーカレッジ(2022年8月10日~12日 以下サマカレ)であった。私は著者の田口さんにそこで出会った。

コロナ禍で当たり前にオンライン環境が活用され、コロナに配慮しつつも安全でいられる便利さに頼り、いつの間にかそれが日常になっていった。そんな中で対面の可能性や意味をもう一度考えるきっかけとなったのがこの日である。サマカレ内で共通点を見つけ出会った私たちの班は、発表の際の方向性に迷っていて、時間外まで集まって対話を繰り返した。
そんな時、方向性に迷っていた私達のもとに田口さんが来てくださり、

「今どんな意見が出たの?それってここでも繋がっているんじゃない?」

と質問しつつ、今ある考えにエッセンスを加えるような言葉をかけてくださった。私たちの意見や想いに向き合ってくださったことで、グループで目指したい方向性が固まり、話し合いがさらに進んでいった。言葉としてだけではなく、行動を含めて共感できることが、場を共有すること繋がったのだ。オンラインでも共有できる環境ではあるものの、オフラインだからこそできることに目を向け、その力の大きさを思い出させてくれた。

今回私が変わるきっかけとなった場所で、心地よい場づくりをしてくださった田口さんや、それを体感した3×3 Lab Futureができるまでの変化の歴史を田口さんの著書により知ったことで、さらに3×3 Lab Futureという空間や、そこに集まる方々について考えるきっかけをいただいた。
サマカレで出会った3×3 Lab Futureという場だが、学ぶ場を与えていただいたものの、その場の根源や変化の軌跡について知っているつもりで、まだまだ知らないことばかりであった。素敵な場を見つけることや自分なりに周囲の方からその根源を感じ取ったり、受け取ったりと一方的であったが、文字や言葉のみならず、行動でも共有することで双方的にもなり得ること。またそれが、必要であることを実感した。そして、素敵だと感じた場というものを、私も受け身ではなく、周囲に広げていけるような存在となりたい。

サマカレで出会ったメンバーとはオンラインや対面での交流も続いており、まさに田口さんがおっしゃっていた、リアルとオンライン併用の重要さを、身をもって感じる。丸の内サマーカレッジが終わっても尚、お互いが目標とするものを応援し協力できていることは、サマカレから始まり何かを共有し、人が繋がり続けることの意味である。

今後、どのように周囲に素敵な場を広げていけるのだろうか。何を学び、何に出会えるのだろうか。楽しみだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?