ミト

twitterで話すには長いことを書きます

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マガジン

  • レヴュースタァライトを観てからが人生の本番だった

    少女☆歌劇レヴュースタァライトについての感想や考察をまとめます

  • 胎界主のメモ

    自分用に胎界主について気になったことや気付いたことを日付別にまとめます

  • 愛バの話

    ウマ娘について書いたものをまとめていきます

  • ポストアポカリプス考

    ポストアポカリプスについて考えていることです

最近の記事

スタァライトと鍛冶

KEYWORDS:「星」「塔」「鍛冶」「冶金」「溶鉱炉」 はじめに  本稿は、「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」におけるモチーフ読解の一例を示すものである。本稿では、エリアーデ(1907~1986)の鍛冶師に対する宗教学的分析を補助線に、スタァライト作中でのモチーフについて鍛冶の文脈との類似を指摘し、また鍛冶の文脈に沿った読みが可能であることを提示する。  本稿が示す鍛冶とスタァライト的モチーフとの類似、並びにその読解は、あくまでエリアーデを導線とした場合にそのような

    • 20241102

      ソロモンの背後の何者か ・ピュアが見た「ソロモンの背後にいる何者か」とは? →不明。ソロモン以上の存在級位を有する。存在の「格」が極めて高いのでその声を聴く、姿を見る、認識するだけでも存在に侵食を受けるようである。ピュアが「問えば「答え」を返される」と警戒するのは、問いと答えが「存在の架け橋」になるからであろう。ここには「見ることは見られること」というオカルトの世界の基本原則がモチーフとして取り入れられている(ニーチェの”深淵を~”などよりはるかに古い「原則」だ)。三島由紀

      • 20241027

        ソロモンとサタナキア ・ソロモンが原典世界に堕ちるようサタナキアが誘導したのは、「帝王」が原典から帰還する方法をソロモンに見つけさせるためか? →「帝王」は存在級位の上昇を抑えられなかった(自動的な存在級位上昇?)。ついにはただの人間に等しい状態になって放浪することになった →しかしソロモンが原典から帰還する方法を見つければ、帝王の存在級位上昇に関する問題はなくなる →(その場合、帝王が仮に原典に堕ちたとしたら悪魔たちは連鎖的に自我崩壊しないのか? という疑問もある) →ソ

        • 二度と言い訳できなくしてやる

          普段はこういうことは書かない。下らないからだ。 だが日々同じような話題が繰り返されてるのを見ていいかげんに腹が立ってきた。だからこうしてまとめておくってわけだ。これから小説を書く人間も、書いてはいるがなかなか上手くいかないという人間にも役立つように書いたつもりだが、役立たなくても一向にかまわない。俺は困らない。 本稿では創作物(この言い方は嫌いだ。気取ってて、嘘っぽい)を作るにあたって役立つ方法論であるとか、モチベーション維持の方法などを述べていく。主として小説の執筆を想定

        スタァライトと鍛冶

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        • レヴュースタァライトを観てからが人生の本番だった
          5本
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          2本
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        記事

          ダンジョンの生態学

          はじめに ダンジョンにはボスがいる。 RPGでは当たり前のこと過ぎて誰もつっこまない設定ではあるが、ダンジョンの最深部には大抵ボスが待ち構えている。 だが、それは「生物の生態」として考えたときに不自然ではないか? という視点から、ダンジョンとそこに住む生物の生態について考えてみたいと思う。 1.ダンジョンの定義 まず、本稿で言うダンジョンとはなにかを決めてしまおう。とはいっても、厳密な定義でなくてよい。 念のため言っておくと筆者は『ダンジョン飯』をはじめとする「ダンジョ

          ダンジョンの生態学

          クソ考察:Get Wildは農業への回帰

          ワイルドであれ、タフであれ。 農業とはまさにワイルドでタフでなければ生き抜けない世界。 というわけでGet Wildは農業のことを歌っているというクソ考察を真面目に考えてみようのコーナーです。 あまりに歌詞を引用しまくるとJASRACに使用料を支払わなければいけないので、適宜脳内で補完していってください。 1 アスファルトとタイヤは都市の風景。しかしこれも、「農業の暗喩なんじゃないか」というフィルターに通せば違ったものが見えてくるでしょう。 つまりアスファルトは畑、回転

          クソ考察:Get Wildは農業への回帰

          ウマ娘育成の覚え書き

          自分のおさらいも兼ねて、初心者向けにウマ娘の育成、特にステータスと練習、サポートカードについての基本的な考え方をまとめておきます。 1.ステータスの基本 まず基本の基本であるステータスについて、それぞれのステータスがなにを意味しているのかを大まかに表すと、 ・スピード 最高速度。この数値が高いほどトップスピードが高い ・スタミナ レースの体力。車でいえば「ガソリンがどれだけ入るか」。距離が伸びるほど必要になる ・パワー 加速力。車でいえば「アクセルを踏んだときにどれだけ

          ウマ娘育成の覚え書き

          『もののけ姫』全シーン非公式解説

            はじめに 本稿は、宮崎駿監督作品、スタジオジブリによる『もののけ姫』(© 1997 Studio Ghibli・ND)に対する、いちファンの個人的解釈と解説を記すものです。 本稿で述べる解釈については、映画そのものから受け取った情報のみに依拠するものとし、ウェブ上のいろいろな俗説(サンとエボシは母娘なのか?)や、あるいは公式資料(もののけ姫ロマンアルバムという資料があります)も参照しないものとします。というのも、まず前者は情報の信頼性が保証できないものでありますし(

          『もののけ姫』全シーン非公式解説

          都市美-City Beautiful-の話

          昨年、「都市美」という概念を知りました。都市の景観を問題にする分野なのですが、つまり都市”機能”ではなく都市の”美しさ”を追求するということです。シティ・ビューティフル。ゴールドシチー(Gold City)の話ではないです。たしかにシチーはビューティフルですね。ゴールドシチーの話が読みたい方はこちらをご覧ください。 Twitterで都市美についてあれこれ呟いたり、書籍を買ったりしておりましたが、そろそろ都市美についての私個人の姿勢や考え方をまとめておこうかな、あわよくば都市

          都市美-City Beautiful-の話

          『水星の魔女』をようやく観ました

          以前からTwitterのTLで話題になっていたガンダムの新しいやつ、水星の魔女を観ました。実はガンダムシリーズ自体をそもそも観たことがなくて、初ガンダムでした。 そこでTwitterで感想をいろいろ呟いていたのですが、いいかげんに長くなってきたので、ここらでnoteにまとめておこうかなと筆を執った次第です。 改めて言うまでもないことですが、以下の内容は全て個人の解釈です。変わることもあります。 2023.03.21追記: 他の方の水星の魔女についての記事を読んで気付いたので

          『水星の魔女』をようやく観ました

          エルデンリングの話

          実はフロムゲー考察を長いことやってきました。特にどこかで発表などはしていませんが、Twitterでは折に触れて考察ツイートを放流したりしていました。 デモンズ、ダクソ1~3、ブラボ、SEKIRO、そしてもちろんエルデンリングまでを一通りプレイして、じゃあそろそろエルデンリングの考察をしていくぜ、と言いたいところだったのですが、その前に、ゲームとしてのエルデンリングについての個人的な評価をまとめておきたいな、と思います。 前提として、これは考察ではありません。あくまでゲームプ

          エルデンリングの話

          ゴールドシチーは”素直になれない”のか

          ウマ娘 プリティダービーをやっています。実はリリースからそれほど間を開けずに始めたのでもう1年以上やっています。なんなら課金もバンバンしているし毎月のチャンピオンズミーティングにも出走しています。破産しそうです。 ウマ娘の一番の楽しさといえば自分の「推し」で勝つという点なのですが、そんな私の推しはゴールドシチーです。ということでゴールドシチーとゴールドシチーシナリオについて語っていきます。 なお、このnoteはゴールドシチーシナリオ既読の方向けの内容です。シチーナリオはも

          ゴールドシチーは”素直になれない”のか

          神楽ひかりはなにをしたか

          ロンドロンドロンドを観ました。 っていうかロンドロンドから劇場版スタァライトへの連続観劇をしました。イオンシネマ海老名……ありがとう……! ということで、この二作の関連性についての話です。 ロンドロンドロンド(以下:ロロロ)と劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト(劇ス)の間にはなにがあったのか。それを考察していきます。 今回は神楽ひかりについてかなり重点的に話す回になります。 ロロロと劇スの繋がり まず、ロロロを観た人は劇スに違和感を覚えませんでしたか? ロロロの最

          神楽ひかりはなにをしたか

          第一回レヴュースタァライト座談会

          レヴュースタァライトを勧めてくれた友人夫婦とdiscoadで行ったレヴュースタァライト座談会の書き起こしです。 (一部、省略または会話の流れをわかりやすくするために表現を簡略化した箇所があります) 初の試みとなる今回の座談会のメンバーは、 パルメ:文学オタク。おーかみの夫。ハチャメチャに多忙(以下:ぱ) おーかみ:実力派オタク。パルメの妻。健康優良児(以下:お) ミト:最近ニトリで大きなバナナのぬいぐるみを買った(以下:み) の3名でお送りします。 主なトピックは以下

          第一回レヴュースタァライト座談会

          トマトの話

          すみません! 無理でした! 狩りのレヴューについて書こうと思ったんです。書こうとしたんですよ。1時間。仕事のお昼休みにご飯も食べずに会社のロビーでひたすら私物のsurface pro3をタイプしたんです。 結果どうなったかというと、たぶん狩りのレヴューについて現状読み解いたことを全てお話しようとすると30,000字くらい必要だということです。 「星見純那の武器が弓であること」について書いただけで3000字になってしまったので、そこから先の「狩りのレヴューとはなにか」とか「

          トマトの話

          レヴュースタァライト初見感想考察

          「もうお話を書くのを辞めようかと思った」 『劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト』を観ました。 友人夫婦がそろって薦めるので、「彼らがここまで言うからにはよっぽどすごいんだろう」と、期待半分冷やかし半分な気持ちで観に行きました。 レヴュースタァライト自体に対する事前知識は一切なく、テレビシリーズもまったく未見。その状態で劇場に足を運び、いざ、「レヴュースタァライトとはなんぞや」と座席に腰かけました。 「こ ん な こ と が 可 能 な の か !?」 それが第一

          レヴュースタァライト初見感想考察