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「子ども部屋」ミッション!~子どもに部屋は必要なのか?を考える

どうもこんにちわ、OgAzです。

ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか。私は今から15年ほど昔の新婚当初、夫と箱根旅行に出かけた際に「人混みがすさまじくて駅のホームに入れない」(改札を通るまでに3ターンくらい待った)というハードモードを経験して以来、GWは観光地に絶対行かないと心に誓っています。あれは渋滞と人混みを見に行くためのイベントなのだ。人混みが嫌な人はBOOK OFFに行って暇つぶしをするのがよいですよ、うん。

とそんなかんじで旅行などの予定はないのですが、今年は長男が中学生になったこともあり、大きなミッションを抱えています。そう、「子ども部屋を作る」という重大ミッション!みなさん、子どものとき「子ども部屋」はありましたか?ちなみに私、欲しかったけど作ってもらえませんでした。今回は、そんな「子ども部屋」について考察してみたいと思います。

「自分の部屋」に憧れた幼少期

少し前にネットなどで「子ども部屋おじさん」という言葉が流行ったのをご存じでしょうか?

子供部屋おじさん(こどもべやおじさん)とは、日本のインターネットスラングで、実家の子供部屋で成人後も暮らす中年男性のことを指す。略してこどおじともいう。

Wikipediaより

犯罪を犯した人が実は「子ども部屋おじさん」だった、とやたらと盛り上がった時期がありました。私には幼少期、「子ども部屋」がありませんでした。欲しくてたまらなかったけどもらえなかったので、「子ども部屋を作ってもらえるなんて、恵まれているよなあ」と感じました。

転勤族で、社宅を転々としていた幼少時代でした。決して狭くはないけれど広くもないアパートで、私に部屋などもらえるはずもなく。大きなダンボールをもらってはカッターで窓を開けて「これが私の家(部屋!)」と主張している子どもでした。切ない。一軒家の友達がうらやましくて、おうちに遊びに行くと「いいなあ~」といつも思いました。

中学に入り、祖父の建てた古い一軒家に住むことになったときは嬉しくて、「ようやく私の部屋が手に入る!」と期待に胸膨らませました。が、子ども用の部屋は一つしかなく、当時大学受験を控えていた兄に奪われました。通路みたいな狭いスペースを部屋代わりに使っていましたが、自分の部屋がどうしても欲しかったのを今でも思い出します。

兄の受験が終わり、ようやくあの部屋は私のものになるはず・・・が、兄は受験に失敗し浪人し、部屋に居座りました。にくい、心底憎い!!結局、その部屋が私のものになったのは、それから一年後のことでした。兄よ、この恨みは一生忘れないぞ・・・!

我が家の「子ども部屋」事情

話は戻って今の我が家について。長男がこの春中学生になりました。実はずっと、家族四人、一つの部屋で寝ていたのですが(幼稚園時代は雑魚寝、小学校に入ってからは二段ベッド+ダブルベッドで)、さすがに「中学生男子と同じ部屋で寝るのってどうよ!?」と思ったので、そろそろ部屋を分けようかという話になりました。

とはいえ決して広くはないマンションで、部屋を空けるってなかなかハードルが高いのです。申し訳ないけれど兄弟別々の部屋は作ってあげられない、せめて「子ども部屋」を作ろうということで。3月くらいから話し合いが始まりました。少ないリソースで、いかに「それっぽく」見せられるかが大きなポイントだ。

ホワイトボードにプラン詳細を書きました

本当は二段ベッドで部屋を二分するようにしたかったのだけど、いろいろ問題あって断念。長男に長机、次男にはドア近くの机をあてがう案で夫からの了承を得ました。

そもそも、どうして子ども部屋が必要かって話がまだでしたね。今の小学生、荷物がとても多いのです。月曜日セット(体育着セット+給食セット+上履き)、書道セットに絵の具セット、家庭科セットに彫刻刀。縄跳びにリコーダー、辞書、その他もろもろ。さらにタブレット。コロナ前は学校に置いてきたりもしていたのですが、感染対策の一環とかで、全部持って帰ってくるようになりました。子どもたち、肩大丈夫かと心配になる荷物の量です。おかげで子ども部屋がなかった我が家では、リビングに子どもたちの道具が溢れていました。いやもうこれどうしろと。。

中学生になった長男はさらに制服や体育着、体育館履きなども増えました。もう置く場所ないわと匙を投げる状況。そういう問題をすべて解決してくれるのが、子ども部屋なのですね。「子どもたちの居場所」という意味ではなく、「子どもたちの荷物置き場」を作るということ。だって完全にキャパオーバーなんだもん。

子どもは自分の部屋が欲しくないのか?

じゃあ当の本人たちはどうかというと、長男も次男も「別に自分の部屋なんて欲しくない」とあまり乗り気でないのです。「別に一緒の部屋で寝てよくない?」とか真顔で言われ、自室が欲しくて仕方なかった私、唖然。え、そうなの?子どもって自分の部屋欲しいもんじゃないの!?みんなそうなの?それともうちだけ?

自分は中学生~高校のころ、「親」というしがらみがとても鬱陶しく感じ、できる限り離れたいと感じたものでした。部屋が欲しいというのも、親と切り離された空間が欲しかったから(当時はスマホどころかガラケーもなかったからね!)。でも夫いわく「今はそういう時代じゃないんだよ」と。親と子の距離は昔より近い、若い男子が母親と買い物行くのも普通なんだよ、と。同時に、当時の私たちが「こうしたい!」と思っていたようなことを、今の子は感じないようです。うーんジェネレーションギャップ難しい。

「子ども部屋」ミッション!

とにもかくにも、部屋を分ける日は来るわけでね。男子3人いる寝室、ふつうにくさかったしね。連休初日の朝から活動開始ですよ。

作業の順番をホワイトボードに「見える化」(by夫)

翌日午前中に粗大ごみを出す手はずになっていたので、とにかく捨てるものを今日中に出さなければならぬ!ということで。しかもそんな忙しい日に限って、長男、午後から部活入ってるぅ!!力が強くなってきた長男は今や立派な戦力(次男は応援要員)、欠けるのはキツイが・・・始まったばかりの部活を休むほうが問題と判断。「俺休んでもいいけど・・・」と言う申し出を丁重に断り、何とか午前中で力仕事を終わらせたのでした。もう足とか腕とか青タンだらけだよ・・・

一番時間がかかったのは、マットを敷く作業でした。全部の部屋にタイルマットを敷き詰める作業はなかなか根気が必要です。子どもたち途中で飽きてるし、夫も「飽きた!!」とか言ってるし。いやもっと気張れや男どもめ。ちなみにタイルマットは、我が家の御用達・ニトリですよ。お値段以上!

いつか来る「巣立ちの日」のために

今の時代、スマホ一つあればすべてが事足りる便利な世の中です。物理的なモノも技術もなかった私の幼少期と比べると、違うのは当たり前のことなんだよなと頭では理解しつつ、子どもたちの感覚が分からず今も探り探りです。この先もっとこういうことが増えてくるんだろうな。でも遠くない将来、きっと「自分の部屋が欲しい」と感じる日は来るだろうから(男子は特にいろいろあるだろうしさ・・・)、いつか来るその日のために、一緒に過ごせる今の時間を大切にしなければいけないなと思いました。

レゴの存在感
漂う合宿感


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