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Azami
2024年6月21日 22:55
郊外都市の横断歩道ここが僕の世界の中心である道行く人々 それぞれにシナリオがあって瞳に映る景色の輝きも変わる僕はまじまじと見ていたお酒を片手に帰る恋人たち、くたびれた背広のサラリーマン、虚ろな目をした少年、水商売の女世界は果てしなく広いはずなのに皆この中心で生活(くらし)を育んで殆どの人はここで一生を終えるある日夢で宇宙を見たスターウォーズの見すぎだろうかそこには果てしな
2024年5月28日 20:39
何事においても投げ出すのは簡単なことですよね。自分を取り巻く環境、仕事や恋愛、親との関係や音楽、三日坊主で終わる趣味に成りきれなかったもの、身につけているもの、酒、タバコ、家、金、宗教、執着、命…思い出せば数え切れない程あります。なんで手放せないんだろうって考えてみればすぐに答えが出るほど頭が冴えている。酒を飲んでるのに、珍しいな。愛着が湧いてしまったんだろう。それか捨てきれないほ
2022年7月14日 22:14
無気力と焦燥感で僕の心は満たされている刻一刻と過ぎていく時間何が出来るのか 何を残せるのか何を成し遂げたのか その責任は歳を追うごとに重くなっていく頭に植え付けられた私自身の負の記憶と私自身を許せない私という存在が私を脅迫するどうして悲しいのか どうしてこんなにも虚無なのか私自身にもわからない 私の口は雄弁だ だが私の頭の中は多く語ろうとしないこの後に及んで自分は悪くないと鷹を括
2022年4月12日 23:22
この感情を歌った歌はどこにある?この感情を伝える言葉はどこにある?絶望しているという言葉では安易に著せないこの感情はもっと複雑で難解である理解されなくていい もう絶対に人に期待などするものかと決めたすぐ後にやっぱり人に優しくされたいと 褒められたいと本当は心の奥底では思っているのだなと感じた時どうしようもなく死にたくなっただから一層この感情を知りたい何だっていい この感情を表した
2022年1月23日 20:19
オルゴールが薄黒い空気を中和する柔らかな音に重なる罵詈雑言はカオスを生み出す息を殺してオルゴールの音だけに耳を傾ける殺伐とした部屋に甘い旋律 対照的な物が同じ空間に溶け合うそれは狂気的であるが故により一層美しい外は雨が降っていた 気温は3度今日1日何も口にしていない財布には吹雪が吹いているが死に急いでいるせいか心は火照っている僕はずぶ濡れになりながら歩く行く宛てなどないこ
2022年1月19日 00:57
1月18日 午前6時 夜明け前のサバービア赤やオレンジ色のネオンライトが線香花火のように優しく 優しく朝の冷えたアスファルトに降り注ぐ。僕は車を走らせた。光のない場所へ。誰にも見つからない場所へ。紺碧に染まった空はキャンパスのようだ。気が付けば僕はこの空を独り占めできる場所を探していた。
2022年1月16日 19:44
何も変わらない毎日に絶望した真っ白な天井を呆然と見上げるどれくらいの夜を明かしたのだろう心音に耳を傾けた 命の鼓動を鳴らしてみると僕には休符の1つも打てないんだってことは明々白々なんだとさ都合良くできたこの世界を塗り替えるにはどれくらいの時が必要なのだろうか自堕落で怠惰な日常に創作は花を咲かせ虚無を打ち壊す一時の熱情たった一遍の詩ごときに何も出来やしないと知りながら相も変わらず詩う言の葉は都会の喧
2020年4月17日 21:17
居心地が悪い夜だった。それは今日に限らない。問題ない、こんな夢は何度も見た。陽気なロシア民謡にデスボイスが鳴り響いてラブストーリーが始まる。トゲトゲのライダースジャケットを着たモヒカン頭の男女2人がキスをする所で核兵器が爆発する。また会いたいね、会いたいよ。世界は跡形もなく溶けた。杞憂であれ。杞憂であれ。地震速報のように不気味な音でジャニーズの音楽が流れカメムシが耳元で羽ばたく