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東京探索記 16 新宿常圓寺の夜桜

新宿区西新宿の青梅街道沿いにある常圓寺では、境内に何本かの桜があり、お花見のこの季節になると夜も21時まで開門し、ライトアップしてくれています。

山門越しの枝垂れ桜

今年は開花が遅く、今週(4/1週)になってやっとお花見ができる咲きっぷりとなりました。

この寺の桜は枝垂れ桜とソメイヨシノ。
枝垂れ桜のほうが開花が早く、4月1日時点で満開、
ソメイヨシノはまだ寂しい咲き方の状態でした。

下の写真のように満開の枝垂れ桜は山門に覆いかぶさるような咲きっぷり。迫力があります。

こちらは4月8日の風景。
手前のソメイヨシノが満開に近づき、桜のコラボレーションができるようになりました。

4月8日の枝垂れ桜。何本かの枝の先端が葉桜になり始めていました。薄いピンク色に新緑のライトグリーン。この季節ならではの新鮮さを感じます。

境内から撮ると背景に西新宿の超高層ビル。大都会のど真ん中の桜の大樹。なかなか見られない光景です。


境内の奥へ。
坪庭程度の広さですが、舗装せずに土をむき出しにしている一角は明るい緑色の苔と深い緑の苔がまざり、日本の庭らしい趣を出していました。

4月1日のソメイヨシノはまだまだで観桜する人もまばらでしたが、8日になるとそのソメイヨシノも一気に花開き、20時すぎでも仕事帰りの会社員たちでにぎわっていました。さらに境内の奥では三脚を構えるカメラマンたちもいて、ロケーションの良さを感じました。

人気の千鳥ヶ淵、目黒川、上野とは違い、こじんまりしているものの迫力ある桜がそろっているところが人気なのかも。

かくいう私も毎年この時期は仕事帰りにこの寺へ寄って、こうして写真を撮り、なにを考えるでもなく、ボーッと桜を見上げて楽しんでいます。
こういうときは在宅勤務は減らして出社して楽しもうと。

おもいおもいの撮影風景

大都会、都庁もある新宿にまだこんな場所が残っているなんて、という感じですが、明治以降、省線の新宿駅ができてから拓けていったこの町は実はまだまだ自然と触れ合える田舎くささを残しているのかもしれません。

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