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男性社員が育休を取る。そんなことが当たり前になってほしい。

こんにちは!
アズ企画設計採用担当の志賀です!
毎日、暑かったり寒かったりと気温が忙しくて、なんか負けじと忙しく色々やろうと思っている志賀です。
何に張り合っているのかは、自分でも分かりません。

さて、三部作の最終回!!
お付き合いいただき、ありがとうございます!!
今回は「男性社員で育休を取った話」です。
前回の話もすーごく伝えたかったことなんですが、今回の話も是非とも紹介したい!!と、お酒を飲みつつウザ絡みしたいくらい良い話です。
(自分で自分のハードルを上げに行くスタイル。)

前回の話はこちら

1.育休を取ろうと思った理由

ー男性も育休を取ろう!と、社会的な流れもあるにせよ、実際にはまだまだ男性が育休取ることは難しいと思います。そんな中でも、育休を取ろう!と思った理由を教えてください。
私が取らなければ、後輩が取れないと思ったんです。なので、パイオニアになろうと思ったんですよね。
年齢的には、新卒組みの中では上の方。私の上にはO先輩がいますが、正直O先輩は仕事人間だから取らないだろうなって(笑)。
中途半端な私が事例を作って、他の子が同じように取れるようになったらいいなって思ったのが最初です。

ー実際に取ってみて、どうでした?
子供が生後1ヶ月~2ヶ月くらいの時に取ったんですが、良かった点は妻と同じスタートを切れたことだと思ってます。
今回1人目なので、妻も私も初めての事だらけです。最初は、みんな素人じゃないですか。そういう素人の状態から、よーいドン、でスタートしているので、二人で一緒に親として成長していけました。
例えば、私が今回育休取らなかったとして、この1か月間の育児経験もないまま、時間が経っていくとどうなるか。仕事みたいな例えをすると、妻は経験して育児のプロになって、自分と差がついてしまう。最終的にこの差が妻と夫の育児に対するバランスを歪めて、上司部下のような関係性になってしまうんじゃないかと思いました。そうなると、夫がやることに対して妻は、ある種部下がやっている仕事に対してケチをつけるような形なっていく。「それ、やり方が違う!」って言われたら、言われた方も委縮してやりたくなくなるし、妻は妻で任せられない!ってなると思うんです。
スタートを一緒にすることで、ほぼ同期。同期だから、お互いに信頼し合って助けないながら仕事を任せることができる。レベルが一緒、育児を二人でできるっていう感じになるなって思いました。
妻も、私に対して「3日間、面倒見てもらっていいか」って言いやすくなるんですよ。

ー頼りやすくなるんですね。
そうです。実際に、9月に入る前に妻は3日間上海に行っていて、私一人で子供を見てました。厳密には、子供と犬ですが(笑)。
こうやって妻からの信頼を得られるかどうかっていうのは、最初のスタートのタイミングで一緒にやったのが良かったと思ってます。
もちろん1ヶ月間って短いですけど、お互いに切磋琢磨して、育児とは何かって二人で一緒に考えていったので、それが上手くいったんだろうなって。

ー大変な時を、一緒に乗り越えたんですね。
これが、「じゃあ仕事行ってくる」って妻を一人にしていたら、妻は一人で経験値を積んでいく。そうなると、どんどん差が出ちゃいますよね。

ーましてや、子供の成長は早いですもんね。
そうなんですよ!本当に、成長が早いです。
私は正直仕事人間ではなかったので、じゃあ育児も仕事もバランスよくできるようにしたいって思ってました。
仕事バリバリ人間だったら、きっとこういう感じにはならなかったかもしれません。
若い時に子供が生まれたのであれば、1ヶ月間でもいいから育休を取って、しっかり子供と向き合って、育休明けに出勤してきたときに、またちょっと違う価値観を持った状態で仕事に入れると良いと思います。

2.育休を取るときの会社の人たちの反応

ー育休を取るとなった時、会社の人達はどんな反応でした?
うーん…。まあ、一部の人はちょっと懐疑的な目で見ていらっしゃいました。でも、それはしょうがないかなって。
逆に「育休取りなよ」って言ってくれた方々もいました。そう言ってくれた方々には、本当に感謝してます。
育休明けに挨拶して回ったとき、「育休、お疲れ様」って言ってくれた人もいました。
育休中は気を遣って電話もして来なかったので、育児に集中できましたね。仕事を引き継いで、しっかりと仕事をしてくれたメンバーがいたので、自分が逆の立場になったら、しっかりとサポートしたいと思います。

ー育休中って、仕事とはまた違った大変さがありますよね。
もう、1ヶ月が長く感じました。育児より、仕事してる方が楽だなって思っちゃいました(笑)。

ー育児は、人の命ですもんね…。
そうなんですよ!命なんですよね。
最初は、「言うても育児でしょ」って思っちゃってたんですが、育児じゃなくて命を育ててる。仕事で死ぬことってめったにないですけど、育児やってて子供が死んでしまうことはあり得ます。だから、細心の注意を払いながらやらないといけない。そういう精神的なプレッシャーは、仕事よりも感じました。

3.取得したからこそ、感じること

ー夫婦間の育児に対する信頼関係ができている感じがします。
そうですね。大変な時を一緒に過ごしたということが本当に大きいと思います。やってないと分からなかった。やることによって、相手の立場も分かります。それが分かれば、何か言われたとしても「つらい想いをしているよな」って、グッと堪えることも思いやることもできます。
それが経験がないままだと、まったく分からないことを注意されて、ムカついて反論しちゃうかもしれない。
相手の立場を体験するっていうのが大事だなって思います。理解するっていうことですよね。それが1ヶ月でも1週間でも体験することで得られることなんです。
なので、私は妻には頭が上がらないですし、妻も仕事をやっている私に対して労ってくれます。こういう関係になれたのは、育休のおかげだと思います。

ー後輩たちにも、積極的に取得してほしいですね。
そうですね。是非、取ってほしいです。逆に、取らない方がおかしいって言いたい。取って、育児に向き合って、体験をして、仕事って楽しかったんだなって思って戻ってきてほしいですね。
自分がまさにそうでした。仕事って楽しかったんだって思えて、戻ってきて楽しいと思えるから結果もついてくる。
今までつらかった残業とかも、正直、育児に比べたら簡単だって思えることもあります(笑)。
仕事を軽んじているわけではありません。やっぱり自分はこの仕事向いてるんだなって思えたので、しっかりやりたいって思いました。
育休を取って、考え方が変わりましたね。
また、子供が生まれたら、育休は取りたいです!

ー他の人にも、そのマインドを波及していきたいですね。
今日は、素敵なお話をありがとうございました!!


最後までお読みいただき、ありがとうございます!!
次回も読んでいただけると嬉しいです★


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