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わたしの教育実習 感動の話

こんにちは、アユミです。

今日は少し振り返って教育実習のお話をしようかと思います。私は卒業時に高校の英語科免許を取得しています。その時のちょっと感動するお話です。(わたしだけかも)

私が教員免許取得を目指したきっかけは2つあります、それはまたお話しします。

とはいて入学時の夢はディズニーのダンサーになること。入学式にクラスに分かれて自己紹介をしたときにクラスアドバイザーの先生にもし在学中オーディション受かったらどうするの?と聞かれたら際には、休学か退学するとハッキリ答えました。それに対して先生は英語で他に世界が開けるといいねと笑顔で言ってくれました。

大学3年生からはその先生が担当するゼミに入り、4年間付き合いがあり、とても優しくしてくださいました。そして相談があったら先生のもとに行ったり、私がとっても尊敬する素敵な女性です。

通常教育実習は大学4年生の6月に2週間母校で行うのですが、準備などを含め大学4年の前期は大学に在学する必要があります。しかしその時期わたしは留学に行っていたため、10月の実習にしか行くことができません。しかし私の母校の教育委員会は、10月の教育実習を行なっていないとのこと。この時は卒業を半年延ばすかと考えていました。

そんな相談を授業の前に友人に話していたのを聞いていた先生が、ちょっとそれ相談してあげるから待っててと。その後その先生は教育学科長にその説明をしてくださったそうです、そうすると教育学科長の知り合いがいるという高校に10月に教育実習に行けることがすんなりと決まりました。

とはいえ教育実習が決まった高校は全く縁のない土地、そしてかなり田舎の高校でした。実家からは到底通えないので、実習中の2週間はウィークリーマンションを借りることに。片道1時間かけての通学でした。

教育実習生はもちろん1人、心細い実習が始まりました。私が担当になったクラスは2年生の進学クラス。この高校はかなり学力差があり、Be動詞って何?という子から国公立の英語は大丈夫という子まで。授業作りが本当に大変でした。しかしみんなとってもいい子で、救われました。

最初の3日間は他の先生の授業を見学したり、空き時間は自分の担当する範囲の授業作りをしたり、ホームルーム日誌を書いたり、、あっという間に過ぎて行きました。

私が授業を担当することになったのは研究授業含め14コマ、教育実習にしては多い方だと思います。

そしてあっという間に迎える実践授業。わたしは教育大学に行っていたわけではないので、50分の授業を実際に行うのは初めてでした。自分が頭の中で想定していた時間配分はうまくいかないもの、最初の5回ほどはうまくいかずに毎日考える日々でした。

そんな時に担当の先生がかけてくれた言葉が、「私たち長年経験している教師でも、快心の授業と言えるものは年に2回あるかないか。何かハプニングが起こるのは日常茶飯事、あまり気にしずに生徒の言葉よく聞くことでお互いが納得する授業になる。」そんな言葉を聞いてハッとしました。そこからは生徒が実際に考えて、自分たちで答えを導けるような授業を盛り込みました。

そして何よりも生徒との信頼関係が良い残業になると思って、お昼ご飯はホームルームのクラスで一緒に食べるようにしました。かなり勇気が入りましたが、これは最後まで続けました。

そんな姿をみて1週間が終わったところで担当の先生から、最後の研究授業は生徒みんなが英語を使って発表できるような授業にしてほしい。

いきなり大きな課題が降りかかりました。

そこから土日は研究授業の準備です、ちょっとだけ現役の先生の力も借りてある程度の授業の枠組みは決まりました。この力がなければ本当に研究授業はボロボロだったと思います。。

そして始まる2週目。研究授業をするクラスでは、最後のプレゼンに向けた準備を始めます。プレゼンは身近にできるリサイクルについてをグループで英語で発表すること。それぞれビジュアルを描いたり、文章を作ったり生徒たちも楽しんでくれていたように感じます。

そして迎える最後の研究授業。この日は大学の担当の先生も来てくださいます、そして何と来てくださる先生はずっとお世話になっている先生。入学式から私を知っている先生です。

そしてこの実習は本当にご縁の重なりで来れた実習です、留学に行かず教員の道をやめていたらこんなに素敵な経験はありませんでした。そして何よりも卒業生でもない私を受け入れてくれた実習校の先生方、全ての方に感謝を伝えられるような最後の研究授業にしようと決めました。

そして始まる研究授業、沢山の先生が来てくださいました。そして生徒たちの準備したプレゼン。どれもしっかりと作り込まれていて、発表を通して生徒の意外な一面を知ることができました。そして最後の5分ここで私の伝えたいことを話します。

私は入学当時、留学に行くとも考えていなくて、英語とは全く関係違う道に行こうとしていた。けれどある先生が英語を通して、新しい世界が開けるといいねと声をかけてくれました。そしてその先生の授業などで私は英語の楽しさを知り、英語を自分の一つのツールとして使い、留学に行って新しい世界をみて、今この場に立っている。英語を苦手と感じる子もいるかもしれないけれど、是非一つの道具としてこれから素敵な世界をたくさん知ってください。そして私にそんなことを教えてくれた先生に今私はとても感謝しています。

そんな感じのメッセージを伝えたことで、授業は終わりました。そして見えるのは後ろで泣いている、大学の先生。私もぐっと涙を堪えて、最後の挨拶をして教室を後にします。

授業の道具を置いてほっとしていると、実習担当の先生と大学の先生が来てくれました、大学の先生はまだ泣いています。2人であの話は先生のことですよなんて伝えて、私は改めて感謝を伝えました。そして大学に戻るとのことで、見送りに行く際、厳しかった実習の先生が「良い生徒を持たれましたね。」と。とても幸せな時間でした。

最後は少し自分のエゴも入りましたが、自分の目標としていた感謝を伝えることはできたと思います。研究授業を見にきてくださった先生からの評価も、良い言葉をかけてくださり本当に良い経験となりました。

そんな風な私の教育実習体験。私はいつの日かギフテッド教育に携わりたいと思い、まずは社会を知るために就職する道を選びました。その経験を生かして、いつの日かギフテッド教育を推進していくのが次なる私の夢です。

アユミ

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