2023年アトリエの出来事
今年最後の満月。今年卯年の絵を描いた時自分の絵を見て「実直で地道な、小さくも確かな前進をする年になるんだろうな」と思ったものだったが、始まってみれば飛んだり跳ねたりという暴れ兎のような有様だった。まあ今思えば、このアトリエがそんな風になるはずもなかった。
私は毎回写真や動画で子供らのことを記録している。彼らの創作の流れが記録の目的だったが、撮った写真を見ていると段々と日常的な風景や子供らの雰囲気などの写真が増えていた。記憶容量がおちょこサイズくらいしかない私なのに、見返すとほぼ全ての情景を思い出せる。彼らが私の時間に深く射し込んでいることを実感した。
まあ、間違いなく子供らは私にとって最も密な人間関係だ。毎週丸一日一緒に過ごす人など、他にはいない。
●1月
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