綾崎隼

新潟市出身の小説家です。

綾崎隼

新潟市出身の小説家です。

    最近の記事

    『ぼくらに嘘がひとつだけ』のあとがき

    7月25日に文藝春秋より新刊『ぼくらに嘘がひとつだけ』が発売されました。 自分にとっては42冊目の本で、文藝春秋からは初めての刊行です。 作家生活は今年で13年目なのですが、ここ数年、自分でも成長出来ている気がしていて。再び、今までで一番面白い小説を書けたように感じています。 初めてPVも作ってもらいました。 こちらのページで、第一部の終わりまで読んで頂けます。 『ぼくらに嘘がひとつだけ』には、あとがきがありませんので、徒然に。 メフィスト賞が(と言うか、森博嗣先生

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      • 5/29(日)オンライントークイベントのお知らせ

        5月29日(日)オンライントークイベントが開催されます。 詳細、参加申込みは、下記のページから。 版元ではなく、ブクログさんが主催なので、特定の新刊、シリーズのためのイベントではありません。 という珍しい形式(僕は初めてかな)のイベントです。 当日は『死にたがりの君に贈る物語』を担当して下さったポプラ社の編集者さんが話し合い相手になって下さるのですが、過去に発売した40冊の本、どれについて語っても良いよというイベントです。 ポプラ社の担当さんは、講談社タイガから発売され

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        • 【4/4(月)20時】棋士・佐藤天彦九段に公開取材(オンライン配信)をします。

          note公式の企画なので、自分のnoteでもお知らせを。 タイトル通り、新作の取材がオンラインでライブ配信されることになりました。「#物語のつくりかた」というnoteと文藝春秋のコラボ企画で、どなたでも無料で視聴出来ます。詳細は下記のリンクから。 現在、新作『ぼくらに嘘がひとつだけ』を「別冊文藝春秋」にて連載しています。 普段、あとがきを書くことはあっても、まえがきを書くことはないのですが、連載開始に伴い「はじまりのことば」を載せて頂いています。この作品を書くことになっ

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          • 舞原吐季と千桜緑葉の物語

            「ノーブルチルドレンシリーズに重版がかかりました」という報告を、メディアワークス文庫編集部の担当編集さんから頂きまして。 花鳥風月シリーズとノーブルチルドレンは、毎年、どれかしらの本に重版がかかるんですが、どちらも十年以上前に始めたシリーズですし、せっかくなので何か書いてみようかなと思い、久しぶりにnoteを開きました。 ノーブルチルドレンシリーズは、舞原(まいばら)家当主の息子、吐季(とき)と、千桜(ちざくら)家当主の孫娘、緑葉(みどりは)を主人公に、二人の視点を交互に

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            読書の秋2021

            今年も、ここ、noteで、「#読書の秋2021」という一年に一度の読書のお祭りが始まりました。 企画のページはこちらです。 出版社がそれぞれ課題図書を選ぶらしいのですが、今年、ポプラ社の課題図書の一冊が『死にたがりの君に贈る物語』になりました。 ポプラ社の企画ページはこちら。 ハッシュタグをつけてnoteに感想を投稿して頂くと、素敵なプレゼントが当たるみたいです。 開催期間:2021年10月17日(日)〜11月30日(火) noteのアカウントをお持ちの方は、良か

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            ワクチン(モデルナ)副反応についての備忘録

            ワクチン(モデルナ)二回目の摂取が終わったので、備忘録的に自分の体験を書き残します。あくまでも僕はこうだったというだけの話です。 誰かに摂取を勧められたこともないし、誰かに摂取を勧めたこともないのですが、特に迷うこともなく打つと決めました。だって【いつかワクチン摂取のエピソードを描写したいと思った時に書けないじゃん】というのが、一番の理由かもしれません。何となく自分は50歳くらいで死ぬんだろうなと、ずっと思っていて。そうなると小説家でいられるのもあと10年なので、書きたいこ

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            『死にたがりの君に贈る物語』もう一つのあとがき

            発売から一ヵ月が経ちました。三週間で三度の重版がかかるという、作家人生で初めての出来事を経験して。具体的な数字を見ているわけじゃないから状況はよく分からないけれど、沢山の人に手に取って頂けているのではと、幸せな気持ちでいます。(発売から二週間で、重版の刷り部数が初版を越えるなんて出来事も、十二年で初めてです) この本が2021年、唯一の書き下ろしになります。(7月にメディアワークス文庫から『セレストブルーの誓約』という本が発売されますが、こちらは2018年に発売した『青の誓

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            『レッドスワン』をカクヨムで無料公開する理由。

            文庫化が決定した『セレストブルーの誓約』(『青の誓約』から改題。7月発売予定)の連載が終わり、明日から『レッドスワンの混沌』(シリーズ5巻が)がカクヨムで連載されます。全文無料掲載です。 既に『レッドスワンの絶命』、『星冠』、『奏鳴』、『飛翔』、『セレストブルーの誓約』と、5冊公開していますが、連載はさらに続きます。ラストシーンまで無料で読めますし、期間限定でもありません。 『混沌』は2020年10月に発売した本です。わずか半年で、無料で読めるようになるわけで、そうなると

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            イベント『盤上に君はもういない』読書会について

            2020/12/26(土) 20:00より、ZOOMを利用したオンラインイベントが開催されることになりました。 詳細&お申し込みは、下記のページから。 オンライン読書会ってなんぞや? という方も多いと思うので、順を追って説明しますね。 今年の6月にKADOKAWAに「~読んでつながる読書会~ブックラブ」なる交流コミュニティが誕生したんです。(管理しているのは『盤君』とは別の編集部なので、僕も声をかけて頂いて初めて存在を知りました) 【月額980円(税込)で本が毎月一冊

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            インタビュー&書評

            『盤上に君はもういない』が発売されて、もうすぐ二ヵ月となります。 早々に重版もかけて頂き、ここ数年では一番と言ってくらいに、自分のことを知らなかった方々に読んで頂けている印象です。これからも沢山「はじめまして」を経験出来る本になったら良いなと願っています。 幾つかの雑誌からインタビューを受けたので、まずはそちらを紹介します。 ☆オール讀物 2020年12月号(2020/11/21 発売) ☆anan No. 2225(2020/11/11 発売) ☆ダ・ヴィンチ

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            『盤上に君はもういない』冒頭を漫画にしてみました。

            先月発売された新刊、『盤上に君はもういない』に重版がかかりました。勝負作と考えていたので、結果がついてきてくれて本当に嬉しいです。ご購入下さった皆様、ありがとうございました! きちんと『盤上に君はもういない』のことを書きたいと思っているんですが、今回、本当に色々な媒体で取材を受けたので、同じ話を自分のnoteでするのもなぁと思い、伸ばし伸ばしになっていました。 代わりと言っては何ですが、もう少し時間が経ったら、インタビューを受けた記事をまとめますね。今後、公開されるも

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            『盤上に君はもういない』のプルーフを読んで下さる書店員さんを募集しています。

            9月30日に新刊『盤上に君はもういない』が、KADOKAWAより発売されます。単行本です。 カドブンノベルで連載していたので、そちらで読んで下さった方もいるかもしれません。もともと7月刊行を予定していたのですが、コロナ禍で発売が延び9月刊となりました。 下記のプルーフ募集のツイートに絡めて、本作に対する想いを書いてみたいと思います。 この本は37冊目の新刊になります。 定期的に、作家として自己ベストと呼べる本を書けたなと思うことがあって。これまでは3年目に書いた『命の

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            10年間、小説家をやってきて、後悔していること。

            noteのアカウントを取ったのって、打ち切りを告げられていた『レッドスワン』の続編を発表する場所が欲しかったからなんです。しかし、その後、続編の刊行が決定したこともあり、放置している時間が長くなってしまいました。 たまには何か書いてみたいと思います。 レッドスワンの続編については、下記のページを参照して頂けたらと思います。現在、プロモーションも兼ねて無料連載中なので。 今年の1月にデビュー10周年を迎えました。 10周年記念を意識して動いてきたわけではないのですが、偶

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            『旋律月下』と『打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?』

            本日3月25日、新刊『旋律月下』が発売されました。(電子書籍でも同時リリースです) 『月』をモチーフにした『花鳥風月シリーズ』の第七作です。既刊を読んだことがある方はご存じだと思いますが、このシリーズはすべて読み切りなので、既刊を読んでいる必要はありません。 『旋律月下』の帯付きの書影はこんな感じで、<ifの恋愛ミステリー>と紹介されています。それがどういうことなのか、少しだけ書いてみようと思います。 中学生になったばかりの1993年に、『打ち上げ花火、下から見るか?

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            『世界で一番かわいそうな私たち』に込めた想いと、これからの話。

            書きたいことは本編に書くべきだと思うので、あとがきではふざけよう。という信条で日々、ふざけているわけですが、わざわざnoteを見て下さるのは作品に興味を持っている方だと思うので、色々と書いてみます。 『世界で一番かわいそうな私たち』も無事に完結しました。三部作でプロットを組んでいましたので、ラストシーンまで予定通りでしたし、書きたかったことは書き切っています。なので率直に言って「セカンドシーズンが読みたい」という声の多さに驚いています。まあ、僕があとがきに「本編の一年後を舞

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            千桜一族の話

            舞原家と千桜家という旧家を中心に、しばしば物語を紡ぎます。ということは、僕の本を読んで下さっている方なら、ご存知かと思います。最新作『世界で一番かわいそうな私たち』でも静鈴荘の運営者、杏がそうでした。 舞原本家の家系図は『風歌封想』以降の本に収録しているので、皆様にも分かりやすいと思うんですが、千桜についても備忘録的にまとめてみます。 舞原家は頭首である吐季(画像右)の父が、七人兄弟姉妹(+庶子の詩季)で、それぞれの息子や娘たちが、主人公やヒロインポジションで起用されるこ

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