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関係を続けたい相手の誘いを、断ることは難しい。

予定がある週末、遊ぶ誘いを受けるが断りにくい。だから一旦、保留にする。

大切な服を貸してと言われても貸したくない。だから、スルーする。

海外でのウェディングの誘い。行けない。断るのに数日要し、断ったあとの返事待ちも辛い。

苦手な生菓子を注文される。ありがとうと言って、頑張って食べるが、後ほど胃を壊す。
……………
そんな時、嫌と断れば済むが、断ることはとても労力が必要となる。相手は悪い人ではない。誘いにしろ貸借にしろプレゼントにしろ、良かれと思ってやってくれている。
好意は嬉しいが、受け取る能力がない。しかし、関係を壊したくないから、断わる手段を悩む。

人間一人では生きていけないし、思いやりを伝えてくれる人との出会いは有り難く大事にしたい。だから大切な相手ほど、NOを伝えにくい。
……………
話しはそれるが、私はボディータッチか嫌い。男性は勿論のこと、相手が女性でも触られた感触が残るほどに嫌悪感を抱く。

しかし、何故か私は学生の頃からボディータッチをされまくる。
美人な職場の年上の部下をはじめ、
ミスコン優勝者、
六十代の男女等の幅広く、多くの人に
腕組される、腕を掴まれる、胸を触られることはしばしばある。

テレビを観すぎた年下男性からの頭ポンポンやバックハグは、例えイケメンであっても鳥肌が立つ。
無論その多くが、愛情の受け取り手を欲するほど、異性に好意を持たれない方たちであり、一層、辛い。
……
私にとってボディータッチは心から苦痛だから、
回が重なったあたりで拒否するが、
殆どの人には通じない。
最悪、逆ギレされ、自分の行為が正しいと主張するが如くエスカレートされる。

関係を壊さぬように伝えよう、と意を決し、
試行錯誤し、
勇気を出した拒否反応は蔑ろにされ、
相手への恐怖心と不信感が残る。
………
とりわけ、凄く仲の良い男友達が路上やディズニーランドなど場所を問わず、
人前でお尻を触ってくるようになった時に、
失いたくない相手だから、丁寧かつ真剣に伝えたが収まることはなかった。
その時の絶望と脱力感は忘れられない。
………………
大事な友達や、自分が人として好きと思える相手にはなかなか出会えない。
だからこそ、その相手への拒否には勇気がいる。
それでも拒否をしなければ、自分の心が参ってしまい関係の終焉が見えるからこそ、伝えなければいけない。

ただ通じることも、理解して態度を変えてもらうことも難しい。
だから、
期待しないで伝えて離れるしかないのだろうか。
それとも伝えずに離れてしまうことがよいのか。
と悩む。
断わる場面と相手によって対処法は異なるる、ケースバイケースだろう。
激昂の恐ろしさも、理不尽なヒートアップも知っているから、どうすべきか悩ましい。
それが人間関係と言えばそこまでだが、
拒絶されても理解し合い、続いていける関係が欲しいとも思わずにはいられない。

もっとも私も誘いを断られることがある。
断ることが難しいのを知っているからこそ、拒否の意思を表示されたときには、相手を尊重したい。

遊べない理由が体調不良なら、それが嘘だわかっていても「お大事にね。」という。

ドタキャンの理由が海外旅行という疑わしいものでも、「そっか、楽しんできてね。」という。

会えない真の理由は別の所にあるのだろう。例えば、仕事で参っている場合や、私とは今は会いたくないなど。
私には分からない何かがそこにあり、それでも私は一瞬のガッカリでその人を失いたくない。何より、バックレずに断る労力の重さがわかるから、無理を伝えてくれたならそこは受け入れたい。
そして結果として、その人との関係が良いものとして残っていけたら、嬉しい。
……………………

皆様✨ご閲覧いただきありがとうございます。
少しずつ暖かくなってきましたね。どうぞご自愛ください。

また皆様のところにお伺いさせて下さい。

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