見出し画像

個を追い込んでも、加害者が多数なら正義となるの?〜誤った多数決の原理

正常なのは、個を襲う集団か?多数決の原理は暴徒化した集団を正義と扱うための制度なのか?

毎日、管理され、非難され続けると彼らがおかしいのか、自分がおかしいのか分からなくなってくる。当初こそ直ちに危険を察知し「違う」と伝えていたが、管理の継続により言葉が通じない相手への態度は逃亡に変わる。逃げても付いて来る執着心に「逃亡した自分がおかしいのか?」と判断力が鈍る。
これが洗脳か?
……………………
彼らのリーダー、つまり、M部長からのメールを周りの人に見せた。内容は誰もが業務として使用して良いカフェテリアで私が仕事をしていることへの非難。「なるべく使わない様に」とのことだった。なぜ私だけがルールを変えられるか分からない。だから、カフェテリアを管理する部署の人に聞いた。
「りりいさんがよくカフェテリアにいると言ってきたM部長グループのT子さんが、管理部署の部長にスルーされたからM部長に言ったんだよ。誰でも何時間でも使ってよいよ、勿論りりいさんも。」
とのことだった。M部長は目の行き届かない場所で私が働くことが気に入らず、T子の主張を利用したのか。この頃から私は、理不尽への鬱憤は、他人に共感してもらえなければ、処理できなくなっていた。

ひざ掛けを使用していると、M部長から「寒いなら帰るように」とメールがくる。理由は、「T子が寒そうだから帰して」と言ったためだそうだ。私の健康状態を懸念してではない。
抱えきれなくなっていた私は他部署の部長に見せると、「M部長、貴女に過干渉過ぎない?これ、M部長の精神、どっかおかしくなっているよ。そっちのほうが心配。」とのことだった。
他人から見てもおかしいのはM部長だった。
私の後ろにずっと立ってPCを覗き込み管理し続ける人たちといると、自分がおかしいのか、彼らがおかしいのか、そんなことも分からないほどに気力が衰え、私の判断は鈍っていたのだ。
………………
確かにM部長は過干渉をはじめ、会社への執着心が異常になっている様にみえる。他部署が15分で終わらせるミーティングを4時間独演する。奥様のお父様が亡くなり忌引でも出社する。無論、いつも通り仕事は「ない」のにである。
極めつけは、M部長が体調不良にもかかわらず出社し発熱でコ○ナと分かった。その時にきたメールは「他人にうつしている懸念」ではなく、「具合悪くてもメールをみるから連絡して」だった。彼の隣席の人が体調不良で早退しても、欲しいのは自分への連絡。感染状態の密室で長時間の打合せに同席した人々を出社させ、案ずる素振りは皆無なのだ。
…………………
ここで気付いた恐ろしいことは、彼はこれまでもT子さんらと集団になり「働く人」にしがみつく生き方をしてきたのではないかということ。
彼の管理したい欲望の源は、仕事の能力がないから、集団での管理によって人の成果を奪うことだろう。

管理で意気消沈した「働く人」の成果を自らの手中に納めてきたと思うと、集団に刃向かえず心を殺されただろう個人への苦悩に心が痛む。
……………………
「今日、あの人何してた?」、「何話しているの?」、PCを覗き込む。そのような行動を取ってしまう人は、大体において集団。相互に心理的に高め合い、異常な行動をまともと認識してそれが出来てしまうのだろう。
多数相手だと、救いの手は中々得られない。

M部長が忌引でもコ○ナでも出社したこともあり、私は運良く周りの人に「M部長、危険」と理解してもらえた。さらに彼らの状況をみた会社の一番えらい役員が「あやとりりいを監視しすぎるな」と何度も注意してくれたことで逃げ道ができた。
しかし、逃げ道がなく捕獲されてしまった人もいただろう。集団から管理の的にされた人に対し遣る瀬無い思いが募る。
……………………
冷静になった今、M部長グループの業務を客観的に拝見すると、「みんなが珈琲を飲みすぎないように珈琲を隠すこと」、「文房具を使いすぎないように文房具を隠すこと」、「テプラでテープカッターに「テープカッター」と名前を貼ること」である。

仕事は人にさせて成果はいただく。彼らは庶務で会社を徘徊しながら監視するのだ。
……………………
集団は非難されにくい。一見、積極的に庶務を引き受ける感じが良いグループに見えるから、周りの人は、その人に管理される個人がおかしいと思い離れる。
しかし、誰にでも感じが良い人は存在し得ないし、彼らの場合、積極的に庶務を引き受けるのではなくそれしか出来ないに過ぎない。また庶務の名の下他人の監視ができるのだ。
そこに気づくと世の中、おかしいのは、他人を管理している人やその集団であることは多分にあるのだろう。

だから、私は集団を見直したい。個が正常で集団が異常のこともある。そして、個が正常と分かったら、力添えをしたい。私に対し偏見を持たずサポートしてくださった人たちのように。

………………………………………………………………………………………

皆様✨ご閲覧いただきありがとうございます。

私も皆様の記事をいつも楽しみに拝読させていただいています。
また、私の記事やマガジンをご紹介してくださったにもかかわらず、お礼が遅れてしまった方、申し訳ありません。

今日も皆様の記事を見に行かせてくださいね。

この記事が参加している募集

#仕事について話そう

109,975件

とても嬉しいので、嬉しいことに使わせて下さい(^^)