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心の中は自由でありたい〜どうしても人の話を聞けなくなるとき

どうしても人の話が聞けなくなるときは、
自分がとてつもなく疲れているときでも、

問いに対する応えになっていないとき、
例えば「好きな食べ物は?」と聞くと、「ディズニーランド」との回答のときでも

数時間に渡るなど、あまりにも話が長いときでも

ない。

これらの場合は、丁寧に話しをお伺いする。なぜなら、自分も同じ様なことをする可能性があり、お互い受け入れられたら良いと思うから。
……………
しかし話の内容が、思想統制のときは、聞くに耐えられなくなってしまう。
「こう考えるべき」
「その考え方がおかしい」
心の中を探って、考え方を否定されることは、

元気なときこそ、
会話のキャッチボールができているときこそ、
話が簡潔であるときこそ、
強く届き、
心がバリアを貼り、耳を塞ぎたくなる。
そして逃げるように、スマホに目をやる。
……………
会社の集会でも、スマホに逃げてしまうことがあった。「考え方として、会社あっての仕事なのだから会社の利益のために自己主張を控え、自己犠牲をしてでも我慢して言われたことをやるように。」
そこから持つべき「会社のため」という考え方の具体的な説明が始まる。社長を尊敬しないといけない等々、続く。

確かに与えられた仕事は、総合技術職・総合事務職・一般技術職・一般事務職の区に従い、自己主張を控えても熟すべきだろう。
しかし、その背景の考え方は、会社の利益のためではない人もいる。家族を養うため、自己実現のためなど。アパルトヘイトではないのだから、各々の内心の自由に従い、意志形成をしたい。

いつの間にか、声が遠くなってしまった。
………………
好きな作家さんの小説。
途中から横領した社員、窃盗をした社員への対処と乗り越え方の話しになる。

神様に祈ることが良い。公的機関へ救済を求めることは非人道的だから読者の皆様も祈りで解決すべき。との説明。

後に、この小説は、作家さんが晩年に神に祈りを捧げるようになってから書かれたと知る。私は宗教を否定しないが、横領や窃盗への対策は、警察や弁護士に相談して決めるとの考え。考え方は自由なので読者を巻き込まないでと思ってしまう。

心が苦しくなり本を閉じた。
……………
「考え方がおかしい」
「考え方を直したほうが良い」
「同じ気持ちだよね?」
「俺のことを嫌いと思っているでしょ?」

心の中は本来、内心にとどまる限りあらゆる行為が許され、自由でいられるはず。

にもかかわらず、考え方を一方的にコントロールされると苦しくなる。それは、まるで思想統制のよう。
例え仕事でも、「上の思う通りに考えろ」となると、自動的に浮かび上がる思想信条を破壊させられる。さらにそれが続くと相手の話を聞けなくなってしまう。
………………
それでも、人が話しているときにスマホを見てはいけない。
しかし、逃げないと、心が壊れそう。
それが続くと、苦しくて身動きが取れなくなる。

浮かび上がる思いは、「会社があって、組織ができたから、人をあてはめた」のではなく、「人がいて、共に働くために組織ができ、会社が成り立った」である。
すなわち、人がいるからこそ会社が在るとの思い。会社が在るから人がいるのでは決してないだろう。との考え。
……………
飲み込み続けた意に反する考えは、言葉にする術とタイミングを失い、段々と「会社のために人がいると考えるべき」と思い始める。
その考えに染まるのではないかと自分が怖い。
人を尊重する思いをなくして働いて、出世したとき手の中に残るものはなんだろうか。僅かに上昇した賃金と、社内にしか通用しない小さな役職は、きっと心を満たさない。

思想統制され、全てを失ってから気づいても遅い。
だからその場は嫌われてもスマホに逃げることもありなのかな。
それよりも同じ思いでいるフリをする術を身に着け、心を守りながら仕事に取り組むべきか。

出社する足が竦む。色んな考えの人がいる組織の中で誰かの考えに染まらず、自分を生きるのは、体力を使う難題。
……………
それでも、折れず、演じず、
いつの日か、尊敬するその人に、
スマホを見てごめんなさい。
人がいるから会社が在るとの思いは自動的で変更できない。しかし一緒に働きたいと伝えたい。
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