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キタキタ高校物語⑰叡智の瞳を手に入れろ!

ジェンダーレス男子に、ちょっとだけ、興味あります。行きそうな大学は美大?笑
もう、図書室とか描くのめんどくさいから写真貼ってます笑。紙の切り貼りで笑

 私は最後の職場を気に入っていました。
 単なる駒のように転勤する公務員でありながら、2回も転勤した偶然。
 自宅に近いこと。
 校歌に「叡智の瞳」という言葉があること。

 この言葉を読んだ時か、それとも体育館で、爽やかで元気な女生徒の歌声を聴いた時に、
「この学校には「叡智の瞳」を持った子供たちがいるのか!」
 と、速攻、この学校を気に入りました。この学校の子供達のことを、「叡智の瞳」を持った子供達だと信じたのです。

 1回目の転勤の時に、女2人の図書部で、「叡智の瞳」というタイトルの図書通信を夢中で作っておりました。自分でも、あの40代のエネルギーはなんだったのか?とちょっと不思議に思います。

 2回目の転勤で、最後の2年間、図書視聴覚部に配属になって、「叡智の瞳」という図書通信を1年間作ることが出来ました。
 とても嬉しかったです。たった1年しかできなかったけど、これはまさに、自分のやりたい仕事だったからです。仕事について、やりたい仕事ができるタイミングなど、そうないと思います。
 転勤も、驚くぐらい、今このタイミングで転勤かよ!というような、望まない転勤が大多数です。仕事の分掌の配属もそう。
 
 仕事を通して、自分の身に起こったことはすべて受け入れて先に進んでいくしかないということを知った気がします。そして、その気にそぐわぬいろいろな出来事が、自分と言うあまちゃんを磨いて、普通の仕事ができる教師にしていったと感じています。不思議ですが、シゴトと言う理不尽なことを通して、人は、原石からダイヤモンドになっていくのではないかと今は思います。

 自分を助けてくれたのは、まさに、自分の軸である美術教師であるということ。それと、自分と生徒の中にあった交流だと思います。同僚と無二の親友になることはめったにないけど、生徒たちとの交流の中に、自分の居場所は、いつもあったなと思います。今、そんな少年少女の話を、一個ずつここに書けるのではないか?という気がしました。

 自分にとって、シゴトの中の理不尽中に一位の「単身赴任」という時に、突然、八戸に建てた自宅を離れて、下北に赴任しなければいけないという時に、すべてにがっかりしていた自分が、希望をもったのが、その赴任先の学校の校歌に「英智の瞳」という言葉を見つけた時でした。(今、ローソンのCMでハピローとか言っている松山ケンイチ君の出身校です)

 あれ?私、もしかして、ここに呼ばれた?とその時思いました。

 自分としてはしぶしぶ行った転勤先は、え???と思うような子供たちがいる素敵な学校でもありました。

 きっとそういう時に、神様は私に教えてくれている。
「あなたが全部、決めてやっていることなんだよ。
 単身赴任に、いいも、わるいもない。受け入れるかどうかだ。」

 そう考えると、校歌って不思議ですね。
 歌ったり、聞いたりしていないと、今すぐはその学校の校歌を思い出せないけど、やっぱり、学校の顔で、その学校の核になるようないろいろな言葉がちりばめられているのだと思います。

 なんかやたら、真面目な話になってしまったけど、子供がどうしたら、本を沢山読むのかは、よくわかりませんでした。図書館が何か面白そうなところだとか、素敵な音楽が流れていたり、花が飾っているから、行ってみようかと思えばいいなと思っていたぐらいでした。
 ポイントカードも作ってみたりしたけど、ちょっと途中で退職してしまったからなあ~という感じです笑。

 でも、確かに図書室に、あまりに人が山のようにいたりしても落ち着かないので、この人のまばらさもよいのかなと思ってたりはしたけど、もっとできることがあったのではと思ったりします。

 そんなアイデア募集のマンガになっていたかもな?笑