見出し画像

1000日連続更新チャレンジ、達成の日。

ついにこの日がやってきた。noteの毎日更新を始めて、今日でちょうど1000日目。

noteを始めてからもう3年も経ったのかという驚きと、本当に1000日連続で更新出来たことに対する驚きと。なんとなくアカウントを作って、なんとなく文章を書き始めたあの頃のわたしは、きっと本当に1000日連続更新を達成できる日が来るなんて思っていもいなかっただろう。

「どうして毎日更新をしているの?」
「何のために毎日更新をしているの?」

何度も何度も聞かれたこの質問。その度に答えていたのは「1000日更新を達成した時の景色を見てみたいと思ったから」ということ。

そして、実際に1000連続更新を達成した今のわたしが見えている景色について、少しお話したいと思う。


どうして1000日更新を始めようと思ったのか

まず、こんな頭のおかしそうなチャレンジを始めようと思ったのには、3つの理由がある。

・3日坊主を克服したかった
・自分と向き合う時間を作りたかった
・継続できるという達成経験を積んで自分に自信をつけたかった

読んでくれた誰かに何かを感じて欲しいとか、有名になりたいとか、そういうことは全部二の次。一番に思っていたのは、自分のため。

小さい頃から苦手意識を持っていた「文章を書くこと」。わたしの文章は下手くそだとずっとずっと自分で思っていたからこそ、作文の授業が嫌いで嫌いで仕方がなかった。どうにかして克服できないかと、何度も日記を書こうとした。文章を書くことが習慣になれば、必然的に上達すると思ったから。だけど、何度チャレンジしてみても、一度も続いたことはなかった。新しい日記帳用のノートを買ってきても、どれも最初の数ページ書いただけで、ほとんどが白紙のページばかり。挑戦する度に出来ない自分をありありと実感し、本当に嫌だった。そんな自分を変えたかった。苦手意識を克服したかった。

社会人になって、1人で大阪の実家を離れて上京して、晴れて会社員となった。「頑張らなきゃ!」「成果を出さなきゃ!」「新人賞を取らなきゃ!」なんて、毎日毎日必死に働いていたのだけれど、ついてこない結果にどんどん焦っていき、理想と現実の差がどんどん開いていった。気が付けば心も身体も疲れ切っていて、いつの間にかお布団から起き上がれなくなってしまった。そのまましばらく仕事を休職することになった。
この休職中、ずっと自分と向き合っていた。こうなってしまった原因はなんだったのだろう。どうすれば良かったのだろう。わたしが本当にやりたいことは何なのだろう。わたしが目指したいものって、本当はどこにあるのだろう。そんなことをずっと考えて考えて考えていた。
その時に気づいた。自分が思っていることを、自分が考えていることを、自分心の中に留めていてはいけない、と。心の中に留めてしまったら、嬉しいことも悲しいことも苦しいことも良いことも悪いことも全部全部、ひとりで抱え込むことになる。ひとりで抱え込むから、苦しくなる。その苦しいが積み重なった時に、自分の心と身体はショートしてしまう。
だから、ガス抜きが必要なんだ。自分が思っていることを、ちゃんと外に出すこと。自分ひとりで抱え込むんじゃなくて、アウトプットすること。
そんなことを考えていた時に出会ったのがnoteだった。

その日の思っていること、感じていること、考えていることを文章にしてアウトプットする。毎日それを続けることは、きっと自分のためにも良い気がする。

苦手だった文章を書くこと。続いたことのなかった日記。それを続けられた時、きっと自分にもっと自信が持てる気がする。それに、どうせ続けるのなら、思い切ったゴールを設けてみたい。全く想像もできない未来を目指してみたい。そう思った時にパッと頭に浮かんだのが「1000日連続更新してみよう」だった。


1000日更新にチャレンジしてみて

地道に続けてきたこの1000日。「もう無理だ」「書けない」「書きたくない」「何も考えられない」「苦しい」なんて思ったことは何度も何度もある。飲み会の帰り、終電間際の駅のホームで必死になって書いたこともあった。残業で遅くなって、23時55分から焦りながら書き始めた日もあった。仕事が終わらなくて日付が回ることが確定し、こっそり職場のトイレで更新した日もあった。

この1000日、難なく続けられたなんて、口が裂けても言えない。何度もギリギリになったし、何度ももう無理だと思った。だけど不思議と「辞めたい」と思ったことは、一度もなかった。

ここで辞めてしまったら、また続けられない自分に逆戻りしてしまう。自分との約束を、自分で破りたくない。そんな自分になりたくない。noteの更新をサボることよりも、自分との約束を自分で破ってしまうことの方が怖かった。だから、何があっても書き続けた。

自分のために、自分ひとりで始めたこのnote。でも、毎日まいにち書き続けていると、気が付けばどんどん仲間が増えていた。読んでくれる人が増えた。毎日書くわたしのことを理解して、応援してくれる人が増えた。ひとりで始めたはずなのに、気が付けばひとりじゃなくなっていた。


今のわたしが見えている景色

毎日更新を始めた頃に思ったのは、「1000日更新を達成した時の景色を見てみたい」だった。きっと、1日目のわたしと1000日目のわたしだったら、見えている景色はちがうはずなんだ、と。

改めて1000日を迎えてみて、率直に思うことがある。

それは、実は見える景色は何も変わらないということ。

1000日何かを続けてみたけれど、わたしは正直なところ何も変わっていない。自分が何者かになれたわけでもないし、私生活で大きな変化が表れたわけでもない。時たま文章の執筆依頼だったり、インフルエンサー的な依頼が来ることもあるけれど、本当にそれくらい。それ以外は何も変わらないかった。文章が上手になった実感もそんなに無いし、noteの編集部のおすすめに取り上げられたことも、バズったことも一度もない。こんなにも打席に立っているのに、ホームランなんて一度も打っていない。

だけど、それでも良いんだと思う。もともとホームランを打とうと思って毎日更新を始めたわけじゃない。自分のために始めただけ。そしてちゃんと、続けられた今の自分に対して、自信を持てている自分がここにいる。それだけで良いんだ。

地道に打席に立ち続けることを選んだ自分。それを実行した自分。しかもそれを1000日も繰り返した自分。それだけで十分すごいことなのだ。いやほんと、すごいよわたし。こうして自分で自分のことを認めて褒めてあげられるようになったのも成長だと思っている。

見える景色は変わらなかった。

でも、ここに立っているわたし自身は、きっと大きく変わったと思っている。周りは変わらなくても、自分が変わった。それだけで十分大きな収穫だ。


これからのこと

1000日更新チャレンジはこれにて終了なのだけれど、わたしは毎日更新を辞めるつもりはない。
毎日書き続けていく中で、この日々文章を綴ると言うことはわたしの生活の一部になった。noteを更新せずに寝るのは、歯磨きをせずに寝るのと同じくらい気持ち悪い。だから、これからも変わらずにわたしは書き続けるのだと思う。

ただ、そうは言ってもこれから先どんな未来が待ち受けているのかは分からない。たまたまこの1000日連続で更新出来ただけで、これから先どうしても更新出来ない日がやってくるかもしれない。不可抗力なそんな日が来たら仕方がないなって思うけれど、そんな日が来るまで、わたしはこれからも変わらずに毎日更新を続けていこうと思う。

わたしを見て、noteを始めた人がいる。わたしを見て、毎日更新にチャレンジし始めた人がいる。わたしのことを目標にしてくれている人がいる。

自分のために始めた自己満足でしかなかったnoteが、気が付けば誰かの道しるべになっていたり、誰かの目指すものになっていることに気づいた。もうここは、わたしひとりだけのものではなくなっていた。

だから、これからも変わらずに毎日を綴ることで、わたしはこの場を大切にしたいなと思っている。


この1000日間、そっと見守ってくださった皆様、本当に本当にありがとうございました。

100日目▶100日続けてみたわたしが考えること
200日目▶200日目は、ただの通過点だった
300日目▶毎日更新300日を迎えたわたしが今思うこと
400日目▶どうやら今日で400日目を迎えたらしい
500日目▶500日、ありがとう。
600日目▶どうやら600日を迎えたみたいで
700日目▶まいにち更新が、今日で700日になりました
800日目▶毎日更新は歯磨きと同じ。そんな800日目。
900日目▶繋いできたバトンをここで落とすわけにはいかない。900日目のわたし。

そしてこれからも変わらず、どうぞよろしくお願いします。



そんなわけで、1000日チャレンジ、おつかれさまでした!



#日記 #エッセイ #ひとりごと #あやめしのひとりごと #毎日更新 #毎日note #1000日更新 #1000日修行 #1000日チャレンジ #1000日目


いいなと思ったら応援しよう!

あやめし
サポートいただいた分は、なんだかちょっとときめくものとか、心がうきうきするもののために使わせて頂きます。それをまた、noteに書いてみなさんにお裾分けできればいいなって思ってます。読んでくださってありがとうございます。