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文学フリマ東京でほくほくしながら買った本たち

昨日、文学フリマ東京に行ってきた。

出店者側として参加したものの、webカタログを眺めていたら「このブース行きたい!」「え!この人も出店されるの?欲しい!」なんて思うものがたくさんあって、事前に備忘録がてら自分の欲しい本を書き出したりもした。

で、結局当日を終えてどうだったのかというと。

これだけ買えました!結構買えた!買いに行きたいと事前にリサーチしていたものはほとんど(さすがに万城目先生のブースは厳しかったけど…)GETすることが出来、さらに当日出会った魅力的な本なんかも加わって、もう大豊作の文学フリマでした。

文学フリマで買った本、せっかくなら全部読んでから感想をまとめたいな、とも思ったけれど、それをしていると一体いつになるか分からないので、一旦今回は、何の本を買ったのかの紹介だけに留めておきます。

『これも地獄と呼ばせてほしい』しりひとみさん

絶対欲しかったしりひとみさんの本。開始早々、自分のブースにお客さんがやってくる前にサッと買いに行った。ご本人を前にして「いつもnote読んでます!」とか「文章めっちゃ好きです!」とか伝えたかったけれど、全然頭が回らず「あ、ありがとうございます!」しか言えなかった無念。1ページ目だけちらりとのぞいてみたけれど、めっちゃ面白そうな予感。


『40000』スイスイさん

しりひとみさんとの共同のブースで出店のスイスイさん。表紙のピンクと同じ色のお洋服を着ていらっしゃって、会場でめちゃくちゃ目立っていた。この本の中身をちらっとみたら、中のページの紙も全部ピンクで、こんな本見たことなくてめちゃくちゃ興味が湧いた。この本も開始早々にサッと買いにいったのだけれど、あまりにも早い時間すぎてまだ値付けに悩んでおられるところで、その時にわたしが手に握っていた金額を見て「じゃあそれでいいです!」と言ってもらい購入することになったので、実際の金額がどれくらいで売られていたのか、わたしは知らない(笑) 購入した後「これ、めっちゃ面白いんで!!!!」と言ってらっしゃったのがすごく印象的だった。それくらい、自分の作品を自信を持って世に送れるのっていいなぁとも思ったし、スイスイさんが書くものなのだから、面白くないわけなかろう、とも思った。


『にじいろの『はなじ』』とき子さん

つるるときこ書店のとき子さん。前回参加した文学フリマ大阪で初めてお会いしたのだけれど、全然お話も出来ず、ろくに選ぶことも出来なかったので、今回リベンジ。ちゃんとご挨拶出来てよかった。思っていたよりも近いところに住んでいることも発覚した(お互い遠征お疲れ様でした!)。文庫本サイズで、レモンイエローの表紙がとても可愛い。これから読むのが楽しみ。


『羽ばたく本棚』つる・るるるさん

同じくつるるとき子書店のつる・るるるさん。この方も前回参加した文学フリマ大阪で、ろくに自己紹介も出来ずだったので、今回ようやくお話することが叶った。たくさんお話していただいてありがとうございました!新刊のこの羽ばたく本棚、とにかく表紙が可愛くて明るくて、それだけでジャケ買いしたくなる感じ。早く読みたい。


『実験と回復』僕のマリさん

常識のない喫茶店』を読んで大ファンになった僕のマリさん。今回文学フリマに出店されるので絶対に訪れたいと思っていたブース。いざご本人を目の前にすると、『常識の無い喫茶店』のタイトルをど忘れしてしまい、「あの、喫茶店の本、めっちゃ面白くて、大好きで、ファンになりました」と、たどたどしく言うことしかできなかった。ご本人、とっても優しくて可愛らしい方だった。今回、新刊で出された自費出版の日記本を購入したら、名前とメッセージ入りでサインまで書いていただいた。めっちゃ嬉しい。宝物にする。


『このままではないこれからへ』松岡美希さん
『年末ノート』じぶんジカンさん

訪れたいと思っていたじぶんジカンさんのブースでGETしたこの2つ。事前に取り置きが出来たので、問い合わせて取り置きしてもらったもの。じぶんジカンの新作の年末ノートと、じぶんジカンを運営されている松岡さんのエッセイ。この方が作り出す世界観というか、じぶんジカンというブランドの雰囲気にすごく魅かれるものがあって、今回ご本人にもお会いして言葉を交わすことが出来て嬉しかった。バタバタしてしまったので、もう少し余裕を持ってお話できたらよかったのにな、というのが少しだけ心残り。年末ノートは、2023年の振り返り用として、大事に使いたいなって思う。


『駄文多分』福本カズヤさん

わたしのブースのことを紹介してくださる記事を書かれていたことがきっかけで知った福本カズヤさん(ありがとうございます!)。書かれている文章を少しのぞいてみたら、なんだか面白そうだったので、せっかくならばと買ってみた1冊。表紙の感じとか、フォントの感じとか、なんだかころんとしていてかわいい。読むのが楽しみ。


『超個人的時間飛行』藤岡みなみさん他

前回出店した文学フリマ大阪で、みんな買っていて、みんな面白いと言っていたこの本。すっごく気になったので、今回はわたしも買うぞ!と思っていたら、出店されていらしたブースが、わたしのブースの視界に入るくらいのお近くで。開始早々の早い段階でサッと買いに行ってGETした、今回の文学フリマで一番最初に購入した本。まだ中身は何も見ていないのだけれど、この装丁を見るだけで、手に入れられたことに対する満足感を得られるのはどうしてなのだろう。どんな話が待っているのか、楽しみに読みたい。


『海にもぐる』あかしゆかさん

この方のブースも、開始早々に訪れたところ。きっと行列になるだろうと思っていたけれど、噂によれば案の定行列が出来ていたので、早めにGETできていてよかった(ちなみに100部売れたらしい、すごい…!)。
初めてお会いしたご本人は、イメージしていた通りの穏やかだけど芯のある感じの方で、素敵な女性だなぁと思った。今回手に入れたエッセイ集を読むのが今から楽しみ。


『園芸グランドスラム』ワクサカソウヘイさん他

常に人がいらっしゃって、ずっとにぎやかだった斜め前のブースで売られていたこの本。よく見たら、わたしの好きな小原晩さんや、気になっていた藤岡みなみさんらが寄稿されている1冊だったので、これはGETしなければという気持ちに駆られて、終了目前に滑り込んで手に入れた1冊。園芸グランドスラム出場権というラベルが貼られた謎の種子も一緒についてきて、まだ中身を開いていないのでこれは一体何なのかはわからないけれど、面白そうなのでわくわくしている。わたしがこれを買いに行ったら、ブースにいらしたワクサカソウヘイさんがわたしの出店者シールを見て「ブースどこですか?」と聞いてくださったので、斜め前のブースを指さして「そこです」と伝えると、「行きます!買います!」と言ってくださって、購入に踏み切るそのフットワークの軽さにびっくりした。とっても嬉しかった。


『僕と私が考えた本に僕と私が書評をする本』ヤギGさん

これ、本当に、今回の文学フリマの中で一番掘り出し物な気がする。ヤギ田さんとGさんによるユニット、ヤギGさんの1冊。実はこのお二人はわたしのお隣のブースで。自分のブースに立ちながら、隣から聞こえてくる「色んなジャンルの本のあらすじや感想や書評を、全部自分たちで妄想して作った本です」的な説明に、めちゃくちゃ引かれてしまった。自分のブースで自分の本を売りながら、隣のブースの説明を一緒に聞き、横目でチラッと見たりして「めっちゃ欲しいな…」という気持ちを募らせたので、帰り際の、もう撤収するくらいのタイミングに滑り込んで「1冊ください!」とGETしたもの。同じような類でもう1冊あった『僕の考えた偉人の名言』も悩んだけれど、買えばよかったな、なんて思ったりもしている今。こういう本こそ、一般には流通しない、文学フリマならではのものだなぁと思う。この方たち、またどこかで出会えたらいいなぁ。

以上、今回の文学フリマ東京で購入した12冊でした。

自分のブースを少し留守にしたり、お客さんとしてやって来た友人や妹に「ごめん!ちょっとだけブース見てて!」と無茶ぶりで店番を頼んで会場を駆け回って手に入れた本たち。戦利品って言葉が本当にぴったりくる。

まだ1冊も読んでないのに、「これ買ったよ」という紹介だけなのに、謎に3500文字の超大作になってしまったこの記事。それだけ文学フリマを楽しめたってことだね。良いことだ。

これからゆっくりじっくり楽しみながら1冊ずつ読んでいこうと思う。


そんなわけで、今日もおつかれさまでした。


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