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”妊娠”に順番はない。

 保育士を目指し学校へ行き、卒業後2年ほどアメリカでベビーシッターの仕事はしたけれども、帰国後保育の道に進まなかった私のように、保育の学校へ行き資格も習得したけど保育士にならなかった人は少なくないだろう。

 私が保育士を諦めた一つの理由はやはりお給料の面。あとは自分が妊娠・出産した時にその仕事を続けられるか?という疑問が強くあり、それを考えた時に「無理かな」と思ってしまったからだ。

 そんな風に保育士の道は諦めても、私の子ども好きは変わらないし、結婚願望は強いし、子どもの存在はハッピーなものだと思い続けている。世の中の平和には、「子ども」というトピックはとても大きな因果関係があって、自分はそれに手助けできる何かをしたいと思い続けている事から、保育や妊娠・出産、女性の働き方というワードには常に敏感である。そんな日々のインプットから見つけたとある記事でまた、とても心が痛くなった。

  保育士をしている人は、そのほとんどが子どもが好きでやっている。正直、そうでないと続かないし、見合わない仕事だと思う。

 日本は少子化が問題視されているのに、子どもができる事に対してこんなにもネガティブに、悪い事のように捉えられてしまうのは、なんて矛盾した世の中なんだととても疑問に思う。

 私自信、子どもは欲しいし結婚もしたいけど、正直今は経済的にも厳しいと思うと、妊娠したらお金を稼ぐどころが出費が多くなってしまうので、踏み切れないでいるのも現実だ。よく、「妊娠すればどうにかなるよ!」という意見も聞くが、その大丈夫な場合と私の今の状況とでは、また違う問題があるし、万人に良しと言えるわけではないと思う。現に制度だって100%保障されているというわけでもないからだ。

 小さい頃は「将来の夢はお嫁さんになりたい」だなんて言わずとも、自然と結婚して子どもができて、歳をとって自分の子どもが孫をつくって幸せに暮らして、最後は「人生をまっとうしましたとさ、おしまい。」というようなエピソードを思い浮かべていたけど、歳を重ねるごとにそれは万人の人が歩める人生ではないのだな、と思うようになってきた。

 私の周りは不妊で悩む人も多いぐらい妊娠って簡単にできるものではないし、子どもは本当に授かり物だと思っている。だからこそ、授かった時には自分を含めみんなが心のそこからハッピーな気持ちになれたらいいなと思っている。

 妊娠に順番なんてないし、幸せに順番なんて必要ない。その時がベストなタイミングなんだ!と胸を張って言えるような社会になれたらいいのにね。


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