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「つくるを取り戻す」暮らしのサービスを作ります

こんにちは。小野綾香です。

新卒から4年間、アフリカ進出している日系スタートアップ3社(立ち上げ〜アーリーステージ)に関わっていました。

今は新しく【サスティナビリティ】領域での社会作りに、チャレンジしようとしています。

このnoteが届いたあなたと、一緒に未来をつくる仲間になりたいです。

お馴染みのアフリカのことわざ。
”Fast Alone, Far Together(早く行きたければ一人で行け、遠くへ行きたければみんなで行け)”

果てしなく続くタンザニアの道

今まで、お会いする機会のあった方には「作りたい未来」の話をしていましたが、もっと沢山の人と一緒に、世界を変えて行きたいと思い、今回は改めてnoteに書いてみます。

もし、こんなコメントあれば、ぜひ何でもお願いします!

・「この人、この会社の人に話を聞くといいよ」
・「こういう風に考えたらいいんじゃない?」
・「よく分からないけど、一緒に何かできそう」


読んでくださったあなたにも、流行り言葉のブームに惑わされない、【サスティナビリティ】ってなんだろう、【自分の作りたい理想の暮らし】ってなんだろう、を考えてもらうキッカケになると嬉しいです。

すごくまとまりない文章ですが、この2年ほど動きながら考えてきたことをまとめました。良ければお付き合いください。


・私について

初めましての方や、私のことをよく知らない方に向けて、自己紹介として、前職の卒業noteです。

海外スタートアップの0-1フェーズの面白さや、定まらないキャリア軸の中で、悩み考えたことなどを、書いてます。

https://note.com/ayakaono/n/n6b6bc346caa3

これまでの仕事では、1人目の社員として、オールラウンダー的な働き方・空調機xアプリというハードxソフトのプロダクト開発をやっていました。

タンザニアのいろんな部署のメンバーと。


・キッカケ

上のnoteの通り、アフリカでのスタートアップ0-1立ち上げフェーズでの経験は、常にとてもエキサイティングでした。

特に、解決策の提示だけでなく、解くべき課題の選択権を、積極的に任せてもらえた環境のおかげで、”自分で仕事を作っている実感”があったと思います。


<タンザニアでの暮らし>

前職での生活は、タンザニア(最大の都市ダルエスサラーム)と日本(本社のある神戸)を、3ヶ月おきに行ったり来たりする出張生活。

いつも『自分はどこに帰るんだろう?』と、ありたい”暮らし”を常に模索していました。


タンザニアでの暮らしはこんな感じ。
毎日オフィス出勤し、家はAirBnBで借りた部屋に帰る。
AirBnBに出ている中で、オフィスのある都市部分に近い部屋の多くは、3〜8階建くらいの2-3LDKアパートの一室。

この床がひんやりして気持ちいいので、目が覚めると、この床で寝ていたことは両手に数えきれません。

窓が開かない部屋や窓の位置が変なところにあるせいで、風通しがまったく効きません。
30度を超える蒸し暑いタンザニアでは、扇風機やエアコンが無いと、まともに睡眠が取れず、深夜暑さのためにリビングに起きてきては、モルタルの床に頬をひっつけて、大の字で寝ていたほどでした。


実際、現地タンザニア人が暮らす家や小規模店舗も、コンクリートで囲まれた部屋の中で、小さな窓すら無い場所がたくさん。

タンザニアの都市部のローカル住宅。
窓がないので、風も光も入りません。


顧客の1人だった、散髪屋のタンザニア人店主は、顔に大量の汗をダラダラ流しながら、客の髪を剃っていました。営業を終え、私が店を出て、ふと隣をみると、大木の木陰で、無職の若者がそよ風になびかれてスヤスヤ気持ちよさそうに、昼寝をしていた光景が印象的でした。

「建物も、窓を作って、風通りよくしたらいいだけなのに。」

しかし、あるAirBnBの部屋と出会って、タンザニア暮らしのファンになりました。

大好きなタンザニアの家の、セルフメイドのバルコニースペース。
奥には機織り機スペース。

家のオーナーのJohnはイギリス人建築家。自分で土地を買って、服飾デザイナーの奥さんの意見を取り入れながら設計したそうです。


流木でできたランプ、天井が雨ざらしで、太陽光が入るシャワールーム、空と庭と直接繋がる 半分屋外キッチン、、、全て、Johnと奥さんのデザイン。

流木ランプ
天井大開放のシャワールーム

そこで暮らすJohn夫婦や、一緒に暮らしているタンザニア人お手伝いさん等も、ルンルン楽しそうに(時には気持ちよさそうに昼寝をしながら)仕事をしていました。

その土地の環境や自然を生かした家で暮らすって、こんなに気持ちのいいことなんだ、いつか自分でも設計できたらいいなぁ、と感動してました。

網戸越しに庭が見えるキッチン


<同じ状況は日本でも>

日本に帰ってくると、タンザニアと建物の状況は似ていることに気づきます。
これまで、東京都内・横浜・神戸でのアパートや一軒家シェア暮らしを5軒ほど転々としてきましたが、どこを選んでも大体同じクオリティで、白い壁紙の壁で閉じられ、同じフローリングが貼られた部屋。窓の間取り次第では、電気をつけないと昼間でも暗かったり、外は温かいのに部屋は寒かったり。


家をDIY中。今覚えば綺麗な部屋になるのはいいけど、もう少し空間作りを考えられたらよかった。

エアコンをつけると、暑いも寒いも無くなり、安定して<70点の居心地良さ>は生まれる良さはあるものの、部屋は乾燥するし、今の季節も分からなくなっちゃって、なんだか本質ではないような。。

そんな規格化された暮らしから離れるために、(寒いのに)森にキャンプに行って焚き木をしたり。

木こりと森について語る in 北海道江丹別町


一部の思い切りのいい人や、金銭的に余裕のある人は、都会を離れて、地方都市で自然に囲まれた木を取り入れた暮らしや、自分のこだわりを実現できます。

ローカルベンチャーで有名な林業の街、岡山県西粟倉村

しかし、オーダーメイドの住宅は、オーダーを考えるのも、建築士の人と議論するのも、それなりに時間や手間が大変で、簡単に手に入るパッケージ化された家をハウスメーカーに丸っとお願いしてしまいがち。

結局、土地のよさを存分に取り入れたり、自分のこだわりを盛り込む余白もなく、気付けば<70点”+α”くらいの居心地の良さ>を繰り返していることになったり。


<自分が作りたい暮らし、作ってる?>

日本でそんな矛盾・もやもやを考えていた時に、突然入った訃報の連絡。

3歳ほど年上のアフリカのサーファー仲間が、まだ30歳そこらで伝染病にかかって亡くなったという知らせでした。

初めましての出会いも海の上。同じ波動を感じながら、波待ちしていた時間。私もその人も海という地球を介して、繋がっていたあの時間は、もう二度と…。

そうして、スティーブ・ジョブズの有名なスピーチ内の一文が、繰り返し、脳内にリピートされるようになりました。

『もし今日が人生最後の日だとしたら、わたしは今日やろうとした事を本当にやりたいだろうか?』

「私も全然他人事じゃない。本当に作りたい人生や暮らしを、自分の手で「今」実現しないと!」


サーファー達のいつもの待ち合わせ場所


・気候変動問題を解決して、何を解決したかったんだっけ?

日本でも、心地よい暮らしは、あちこちにあります。

田畑に囲まれた地方の家。古民家の縁側から繋がった庭。外の自然を横目で感じながら仕事をする時間。

ちょいと裸足で庭に降りた後、パンパンッと、手で足の裏を払っただけで縁側に上がる。

虫も砂も多少は入ってくるし、エアコンはないけれど、日々の季節の変化を、目と耳と肌で感じる豊かな日々。

神戸の家。古民家の居間から庭まで続く景色がお気に入り。


でも。。

久しぶりに地元・福岡に帰ると、小学生の頃カエルやザリガニを捕まえて遊んだ用水路や田んぼは、コンクリで埋め立てられて、どこにでもあるアパートに。
隣の家の人の顔も名前も知らない、関係性が希薄化した面白みのない地方になっていて、とても悲しい気持ちになります。

海外の旅先も。。

  • アフリカのキリマンジャロ山(標高5,895 m)の麓の村と、インド洋に面した赤道直下灼熱のタンザニア・ダルエスサラーム(海抜0m)が同じ街並みになるかもしれない。

  • インドネシア・バリの竹を巧みに使った建築様式が消え去り、3D建築ツールで作られたコンクリートビルばかりになるかもしれない。


ほぼ全部竹でできた、バンブーハウスinバリ,インドネシア

今はギリギリ、その土地らしさを保っている場所でさえ、このまま均一化された建物や場所が増えれば、旅したい・帰りたい場所でなくなって行く未来も近いです。

大好きな暮らしの風景や文化を、100年後にも残したい。


世界的に解決に向けた動き始めている気候変動問題。それを解決して手に入れたいのは、私たちの「心地よい暮らし」だったはず。

「自分にとっての心地よさ」の実現を、誰かに任してる場合ではないと思います。



長くなったので、続きはこちらのnoteで。

こんな話してます。

・つくってきた人類の歴史

・『つくるを、取り戻そう』 from 20Century Boy

・つくるって楽しい

・こんなアイディア、考えてます。

・最後に、、、力を貸してください!

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