乾燥肌・くすみが気になるのは体質?薬膳的体質チェック③血虚タイプ特徴と改善方法・食材教えます
以前の記事で、私たち人間は気血津液の3要素のバランスの上に成り立っているということを書きました。
今回は、自分自身が気血津液のバランスが取れているか体質チェックをしてみたいと思います。
今回は血に関するタイプを見ていきます。「血」は全身に栄養を送る機能があります。食べ物から血を生み出す力、体の隅々に送る力が弱まりますと、血をためる「肝」、そして全身の血の量が不足してしまうということになってしまいます。
1.血に関わるチェック:血虚タイプ
血虚タイプ:血の質と量が不足している
皮膚や筋肉に張りがない。やせ型。
顔が青白く、ツヤがない
乾燥肌でくすみやすい
生理周期が遅れやすい。経血の色が薄い。
体力がない。立ちくらみを起こすこともある。
スナック菓子や炭水化物を好む
尿量が少ない、便が乾燥している
気持ちがコロコロ変わりやすい
無理なダイエットをすることが多い
爪がもろく、色が白っぽい。目が疲れやすい。
2、特徴
食べ物から血を作り出す「脾」と身体の隅々へと送る「心」の力が弱まっています。貧血になりやすかったり、肌や臓器に栄養が行き渡らないので、乾燥肌や抜け毛などで現れることもあります。また女性は月経不順や不妊などにつながるケースも珍しくありません。血液の不足だけでなく。「心」が弱っているので精神的な安定にも影響が出ます。脳への血が不足すれば、動悸や不眠などの症状となって現れることも。
3、改善方法
・夜の12時前には就寝するようにしましょう
血と津液は陰陽の陰に属します。陰を増やすには、陰の時間帯である夜にゆっくり休むことが大切です。夜更かしせず、早めに就寝しましょう。22時から2時までは眠りのゴールデンタイムと言われています。この時間を使って美肌も手に入れましょう。
・適度な運動を心がけましょう
血を巡らせるためには運動が欠かせません。ただし、体力はあまりないので、激しい運動ではなく、ウォーキングなど適度に身体の巡りをよくするような運動がおすすめです。ゆっくり湯船につかって体を温め、巡りを良くすることも効果的です。
・栄養不足状態なのでしっかり補うことを意識しましょう
血が不足しているので血を補う食材をとることの他、エネルギー源である気を補うことも意識しましょう。気は体内の血や津液の循環を助けてくれますので、補った血を体中に送るサポートをしてくれます。
4、おすすめ食材
・血を補うもの
にんじん、ほうれんそう、ひじき、牡蠣、レバー、鶏肉、豚肉、牛肉、たまご、黒ゴマなど
・気を補うもの
かぶ、やまいも、しらす、うなぎ、たこ、さば、桃、鶏肉、たまご、小麦粉、松の実など
【薬膳的体質チェックシリーズ:特徴と改善方法・食材】
①疲れやすい、元気がない:気虚タイプ
②イライラする:気滞タイプ
③乾燥肌・くすみ:血虚タイプ ←今はここ
④生理痛・レバー状のかたまり:於血タイプ
⑤のどが痛い・乾燥肌・便秘:陰虚タイプ
⑥暑がり・多汗・おりものが多い:湿熱タイプ
⑦むくみ・かゆみ・経血が多い:湿痰タイプ
⑧寒がり・むくみ・内向的:陽虚タイプ
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