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暑がり・多汗・おりものが多い:薬膳的体質チェック⑥湿熱タイプ特徴と改善方法・食材教えます

以前の記事で、私たち人間は気血津液の3要素のバランスの上に成り立っているということを書きました。

今回は、自分自身が気血津液のバランスが取れているか体質チェックをしてみたいと思います。

今回は津液に関するタイプを見ていきます。「津液」とは汗、鼻水、唾液、尿、リンパ液などの血液以外の体液をいいます。不足すると乾燥してしまい、熱が溜まったり、逆に津液が巡らない状態ですと、余分な水分が溜まってしまい、やはり不調を引き起こしてしまいます。

1.津液に関わるチェック:湿熱タイプ

湿熱タイプ:津液の停滞が熱と結びついたタイプ

がっちりとしたぽっちゃり型

顔は黄色っぽい

吹き出物が多く、オイリー肌

経血の量は多い、色は鮮やかな赤

暴飲暴食しがち、お酒が好き

尿の色が濃く、量も多い。おりものが多い

社交的で陽気

体力がある。元気があり、声が大きい

宴会や飲み会が多い

暑がりで汗を良くかく

2、特徴

津液の流れが滞りますと、余分な津液が「湿」という体に悪影響を及ぼすものに変わります。
その湿と過剰な熱が結びついたのが湿熱です。
体内の巡りが悪く、余分な熱と水分で、ドロドロとした不要なものが体内にたまってしまっています
目ヤニ、黄色い鼻水、口の粘つき、女性の場合はおりものが多く出ます。
便が柔らかいことが多く、傷がジュクジュクして治りにくいこともあります。
吐き気や胸苦しさを感じることもあります。
暑がりで汗をよくかきます。

3、改善方法

・運動で汗をかきましょう

運動をすると体内の巡りがよくなりますし、汗をかくことで余分な湿(水分)と熱を発散することができます。スイミングは湿気が多いので長時間は避けます。サウナやホットヨガも汗はかきますが、熱と湿気があるので相性はよくありません。

・おつきあいは無理しない

お酒の席ではアルコール、揚げ物、こってりしたものなど湿熱を生み出すものばかりです。行きたくないときは無理してつきあわない。無駄なストレスもよくありません。食べすぎ、飲み過ぎは熱を作り出すので注意しましょう。メニューもできればあっさり和食などがおすすめです。

・体内の巡りを活発にしましょう

体内にたまった湿をとるための食材熱を鎮める食材を意識して摂るようにしましょう。体内の巡りをよくする食材もありですが、スパイス類は熱を生む作用があるので、量には気を付けてください。

4、おすすめ食材

・湿をとりのぞくもの

きゅうり、とうもろこし、レタス、冬瓜、あさり、タイ、スイカ、昆布、のりなど

・熱を鎮めるもの

タケノコ、ズッキーニ、ゴーヤ、ナス、セロリ、ひじき、シジミ、はまぐりなど

・巡りを良くするもの

大根、ピーマン、春菊、グレープフルーツ、そば、ゆずなど

【薬膳的体質チェックシリーズ:特徴と改善方法・食材】
疲れやすい、元気がない:気虚タイプ 
イライラする:気滞タイプ
乾燥肌・くすみ:血虚タイプ
生理痛・レバー状のかたまり:於血タイプ
のどが痛い・乾燥肌・便秘:陰虚タイプ
暑がり・多汗・おりものが多い:湿熱タイプ ←今はここ
むくみ・かゆみ・経血が多い:湿痰タイプ
寒がり・むくみ・内向的:陽虚タイプ

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