疲れやすい、元気がないのは体質?薬膳的体質チェック①気虚タイプ特徴と改善方法・食材教えます
以前の記事で、私たち人間は気血津液の3要素のバランスの上に成り立っているということを書きました。
今回は、自分自身が気血津液のバランスが取れているか体質チェックをしてみたいと思います。
今回は気に関するタイプを見ていきます。「気」は生命活動の根元的なエネルギー。体内をくまなく流れていて、生命を維持する原動力です。これが不足したり、流れが滞ることで身体にもいろいろな不調が起こりやすくなってしまいます。
1.気に関わるチェック;気虚タイプ
気虚タイプ:気が不足しているタイプ
やせ型である
顔は青白い
毛穴やたるみが目立つ
髪につやがない
生理中は体がだるい
息切れしやすく、持続力・体力がないと感じる
胃腸があまり強くないので少食
お腹を壊しやすい、下痢しやすい
おとなしい、口数が少ないほう
朝起きるのが苦手、出かけるより家にいたい
風邪をひきやすい
2、特徴
生きるためのエネルギー源である気が不足しているので、元気がなく、疲れやすい状態です。
気が不足することで、体温の維持、汗のコントロール、新陳代謝がうまく働くなってしまい、免疫力が低下します。
すると、風邪をひきやすくなり、治りにくいということにもなります。
また、冷え性となり、胃腸が冷えることで消化機能の低下にもつながります。生まれつき生命力が弱い人、長期の病気をした人に多いと言われています。
3、改善方法
・運動をする
身体を動かすことで体内の気を動かすことが大切になります。ただし、元々疲れやすい体質なので、汗をかくような激しい運動ではなく、ヨガやストレッチなどがおすすめです。
・食事をとり過ぎない
胃腸が強くないので一度にたくさん食べすぎると弱っている「脾」にさらに負担がかかります。なので腹八分目を意識しつつ、時間が来たら食べるのではなく、お腹が空いたら食べるようにしましょう。
・消化が良く、また体を温める食材を積極的にとる
胃腸が弱く、冷えやすいので食材の力で補うように意識しましょう。できれば消化に負担がなく、温める作用を持つ食材を積極的に取り入れます。逆に、生ものや果物、冷たいものは体を冷やしてしまうのでとりすぎないように注意しましょう。
4、おすすめ食材
・脾をサポートする働きを持つもの
米、大豆、キャベツ、じゃがいも、かぼちゃ、にんじん、あじ、さんま、ほたてなど
・気を補うもの
かぶ、やまいも、しらす、うなぎ、たこ、さば、桃、鶏肉、たまご、小麦粉、松の実など
【薬膳的体質チェックシリーズ:特徴と改善方法・食材】
①疲れやすい、元気がない:気虚タイプ ←今はここ
②イライラする:気滞タイプ
③乾燥肌・くすみ:血虚タイプ
④生理痛・レバー状のかたまり:於血タイプ
⑤のどが痛い・乾燥肌・便秘:陰虚タイプ
⑥暑がり・多汗・おりものが多い:湿熱タイプ
⑦むくみ・かゆみ・経血が多い:湿痰タイプ
⑧寒がり・むくみ・内向的:陽虚タイプ
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