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メガネちゃん確定に激凹みナウ

ダウン症児の我が息子。産後緊急搬送されてNICUとGCUで1ヶ月半を過ごして退院してから2歳2か月になる現在まで大きな合併症はなく、ここまでゆっくーり彼のペースで成長してきた。大きな合併症がないとはいえ、ダウン症児の特徴で耳と鼻の位置が近くて鼻ぺちゃ(母も鼻ぺちゃゆえ)なもので、典型的な滲出性中耳炎にずっと悩まされてきたり、一旦鼻水たらり風邪にかかると完治まで時間がかかったり、何より2歳2ヶ月になった今もハイハイどころか膝立もつかまり立ちも全くしない。移動するのはへたくそな平泳ぎもどき、だったのが最近はもっぱらお尻と足を使ってのっしのっしとシャフリングして移動するとか、決していってんの曇りなく、とはさすがにいかない・・よなぁ。世に言う障がい児なのでしかたない。別にものすごく悲観しているわけではないが、母のテンションにはコンディションによってアップダウンがある。これが現実というもの。

そんなたー坊先生、先日、予約の取れない眼科に行ってきました。定期健診で3か月に1度お世話になっている病院。巷では本当に有名な病院で全国各地から患者さんが集まってきて、それはそれは毎日毎日列をなしていて激混みする。特に月初の1日は、次の2か月分の予約ができる日なので1日の朝イチ開店と同時に電話してもまーたくつながらない、昼電話してもつながらないし、午後電話しても夕方電話してもほぼ1日中つながらない。そんな激混み専門店なのである。
本当は次回は8月予定だったのだけれど、予約をよく忘れる(てか病院マニアすぎて最近予約麻痺気味)がために予約取得に苦しみ、なかなか取れず9月にようやく予約外予約(事前予約ではなく、当日予約枠が混みすぎてそれすらも予約外予約という枠に変わるという摩訶不思議なことが起きている)で当日枠を確保できたものの、見事手足口病にかかり、なくなくキャンセルに。代わりの日を聞いたら最短で案内できるのが来年5月といわれた。えええ。それは無理。。ということで何とか眼科優先でいつでもいいので・・と泣きついて仕事ほっぽらからして行くことに。で、検査を受けて診察を受けた結果。

「遠視がかなり強まっているので、もう眼鏡をかけましょう。」

と。なぬ。。本当は3歳前くらいまで様子を見ましょうとなっていたのに、かなり遠視が強くなっています、急激に。という一言にすっかり意気消沈した母なのでした。遠視って、遠く見れるならいいじゃん、くらいにしか思っていなかった母は、産後のあの時のように検索魔と化して、グーグル先生に「遠視 幼児 なぜ?」と「遠視 幼児 問題」、「遠視 幼児 原因」で上から下まで調べつくした。

結果、私の勝手な解釈によると「遠視」って強すぎると、近くも遠くもぼやけて見えるらしい、ということ。そしてそれが生後ずっとだと、ぼやけた映像が当たり前になってしまい、脳がそれが正しいと認識してしまって脳が発達しない、どころか将来視力が上がらず、弱視になる、らしい。ざっくり過ぎるので参考にしてほしくはないが、「発達しない」、「弱視」、「日々ぼやけている映像が当たり前」みたいなパワーワードを前に余計に恐れおののく母なのでした。
にしても、どうやってあの怪獣さんに眼鏡をかけるのだろうか。。嫌がる、というか一瞬でとってポイーって投げつける姿が目に浮かぶ。保育園にも相談しなければ・・お友達にどう思われるんだろう。とかとか、妄想しては不安は尽きない。
そして、全く取れなかった眼科の予約が、例えは悪いが、モーセの十戒のように道が開け、なんと2週間後にあっさり予約がとれてしまった。それくらい急がねば、なのだろう。このまま放っておくと発達も進まず、弱視になりますよ、なんて会話、重たみが深すぎてテンションだだ下がりなのでした。

この後は、モーセの如く開けて取れた予約の日に朝イチから通院し、目薬を差してピントを合わせる機能を鈍くして視力を図るらしい。嫌がったりぐずることは目に見えているので、すでに旦那さんにはお休みをとってもらえるようお願いをして一緒に行ってもらうことにした。

あー、眼鏡かぁ。眼鏡。。私も旦那さんも眼鏡やコンタクトをしているから決して裸眼に自信があるわけではないし、別に子供が眼鏡をかけることになっても全然いいのだけど・・弱視になったらどうしようとか、ただでさえ発達がゆっくりなのに視力が弱くなることでさらに発達に影響が出たらいやだなとか、そもそも日常生活であの2歳児ギャングにどうやって眼鏡をかけさせてそれを維持させるのか、とかいろんなモヤモヤがあふれ出てエンドレス。為せば成る、どうにかなる、ケセラセラ。

ダウン症って何なんだ。もう少し全うに成長してくれないものか。と一瞬頭をよぎる想いを口に出しかけた1歩手前でごっくん飲み込んだ。ぎりぎりセーフ。
生きているだけでラッキー。健康でいてくれたらもっとラッキー。別にいま視力がゼロになるわけではなし、何より、「少しは全うに」って誰と比べて何より?って話。つい他人と比べてしまう自分の出来上がった物差しにも嫌気がさす。あーやだやだ。

ここまでいろんな人に助けてつないでもらった命とご縁、きっとこの眼科でお世話になることで彼にはハッピーなこともたくさん訪れるはず、と言い聞かせて次回の診察に臨む。たかが、眼鏡、されど眼鏡。心穏やかになるにはもう少しかかりそう。


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