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双極性障害の私が司法試験に合格する話。

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2021年に双極性障害と診断された私が、2025年に司法試験に合格するまでの話を全部丸出しにする日記です。初めの頃は苦手な数字を克服するため小学3年生の算数ドリルをやっているよう… もっと読む
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2021年11月の記事一覧

双極性障害の私が司法試験に合格する話(106)音楽と脳内清掃の契約を結ぶ。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(106)音楽と脳内清掃の契約を結ぶ。

音楽の正しい効果を初めて実感したかもしれない。

音楽をどう使おうがどう感じようが、それは人それぞれなんだけれど。私の中で、今朝初めて、「音楽ってすばらしいな」って思えた。

ここのところ、仕事以外の時間は(仕事中もか)ずっと勉強ばかりしていて、頭の中はずっと司法試験のことがぐるぐる。講義を聴くのに使っていた有線のイヤホンを新調し、ワイヤレスのにした。あまりに快適な者だから、移動中もそれを使って講

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(105)最長勉強時間記録更新。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(105)最長勉強時間記録更新。

1時間弱の講義を7コマ聞いた。さらに、復習やら単語カード作成やら、ちょこちょこ色々やって、多分、9時間は勉強してたと思う。質についてはさておき、こんなに勉強に長時間勉強に熱中したのは初めてかもしれない。

毎日、小さな目標を達成していくのがとても楽しい。眠気と戦う時もあるけれど、そういう時は、逆らわずに寝る。気づいたら30分以上寝てる時もあるけど、その後のスッキリ感は半端ないので効率は上がる。

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(104)期待に応えるのが仕事。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(104)期待に応えるのが仕事。

私の尊敬している、あの人はいつもこう言う。

「期待に応えるのが僕の仕事。」

立派な肩書きを持って、毎日休むことなくすごい量の仕事をこなし、その分しっかりお金も稼ぎ、だけど偉ぶることもなく、いつも誰かのために働いてる。忙しい合間を縫って私とお茶をする時間を作ってくれたりもする。「君の合格が僕の今の夢。」と言いながら、私の目標を応援してくれる。

私は、その人みたいになりたいと思ってる。

「期待

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(103)勉強するのが当たり前になってきた。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(103)勉強するのが当たり前になってきた。

朝起きて歯を磨く。物忘れの激しい私でさえ、歯磨きをやらない朝はない。

それと同じく、勉強をすることが当たり前になってきた。朝起きて、身支度をしたら勉強。こことのところ、やらない日はない。もちろん集中できない日なんかもあるけれど。絶対に4時に起きて、遅くても5時には机に座ってる。

8月だったかな?勉強始める前に算数ドリルをやりだしたあたりから、グッと当たり前になってきた。

こうなると、勉強を休

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(102)好奇心を味方につけて。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(102)好奇心を味方につけて。

私のいいところは、何事にも好奇心旺盛で面白がれること。だけど、それを難しく感じた途端、好奇心が途端に消え去る。

何事に対しても中途半端だと客観的には思ってしまうけれど、主観的な言い訳をすれば、「面白くなくなったから」この一言に尽きる。(面白くないことを続けられるほど責任感は強くない。むしろ、面白くないことをやって不機嫌でいるより面白いことをして機嫌のいい自分でいる責任感を優先したい。)

だから

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(101)女優としばしお別れ。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(101)女優としばしお別れ。

鳥取に、私が女優をやれる拠点がある。

浜村温泉という小さな小さな町。ここで毎年、映画を作って映画祭をやっている。関わって、6年近くになる。女優としてだけにとどまらず、監督や脚本もやらせてもらったり、ずぶ濡れになって交通整理をしたり、どでかい鍋でご飯係をしたこともある。

映画を作るために各地から集う子どもから80歳近い大人まで、みんなと、数日生活を共にして一緒に作品を作る。歳を重ねるごとに私にと

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(100)ゾーン。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(100)ゾーン。

勉強が楽しい。
進めていく感覚がしんどくも、だけど、達成感があって、気持ちいい。
少し寝不足だったり、勉強による、目とか腕の疲労感とかも半端ないんだけど、筋肉痛的な感じだろう。うまく疲労感だけ取れたら、筋肉になるんじゃないかと思ったらワクワクする。

ゾーンに入ってる。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(99)他人と自分。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(99)他人と自分。

「家族だから」ってなに。

「だから」ってなに。

「家族なのに」と思うことが山ほどあった。だから、今更、「家族だから」というのは、虫が良すぎる。それは「友達」や「恋人」にも言える。

家族だから、分かり合える?
友達だから、分かり合える?
恋人だから、分かり合える?

じゃあ、分かり合えないのは、家族じゃないの?

排除するのは嫌だ。

だから。

分かり合えなくても、家族。
分かり合えなくても

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(98)日曜日とてもうまく過ごせた。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(98)日曜日とてもうまく過ごせた。

苦手だった休日がとてもいい感じに過ごせるようになった。

オンとオフのメリハリもなんとなくつけられた気がする。

部屋のお絵描き道具や動画編集グッズやら、もう、勉強と関係ないものは全部クローゼットの奥にしまった。

ある時間全て、勉強に注ぐ。

自習室、もっと早くから契約していればよかった!とおもうけれど。多分今だからこそ、いいんだと思う。

合格するためにやることはわかってる。あとはやるだけ。や

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(97)どうして私は嘘をつくのか。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(97)どうして私は嘘をつくのか。

私の口からは、歌うように嘘が出る。

嘘つきなのがずっと悩みだったんだけど、なんでか少し分かった気がするので書き留めておく。

私は空っぽ。

だから嘘をつくのかもしれないと思った。

空っぽだから、嘘で外堀を埋めて、空っぽじゃないようにしようとしてるのかな。

結構大胆な嘘もつくし、しょうもない嘘もつく。意識して嘘をつくこともあるし、無意識で嘘が出てしまうこともある。

ついた嘘の自分を演じるた

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(96)謎の吐き気。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(96)謎の吐き気。

なんだろう。

気持ち悪い。吐き気?でも吐けない。

飲みすぎた時の感じとは違うし(そもそも飲んでない)、食べすぎたときの感じとも違う(そもそも食べ過ぎてない)。なんか初めての気持ち悪さ。咳がこみ上げてくると思ったら、咳じゃなくて。呼吸が苦しくなる・・・あれ、これパニック発作と同じやつかな。パニック発作にはいろんな種類があるのね(パニックだとしたら)。薬を飲んで、落ち着ける。お医者さん、いつも完全

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(95)最高のタイミングで届いた贈り物。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(95)最高のタイミングで届いた贈り物。

少し遠くに住む大好きな友人から突然贈り物が届いた。

中にはパスタ、パスタソース、お菓子、味噌汁・・・いわば、お母ちゃんからの仕送りみたいなラインナップ。別に特別な何かじゃない。だけど、泣くほどうれしかった。タイミングが最高だった。

ちょうど、電子レンジと冷蔵庫を買った翌日に届いたので、友人は私の生活を見ていたのか?!と思ってびっくりした。嬉しすぎて嬉しすぎて、同封されてた手紙は、試験範囲の暗記

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双極性障害の私が司法試験に合格する話(94)ひたすら筋トレ。

双極性障害の私が司法試験に合格する話(94)ひたすら筋トレ。

朝は、久しぶりにパニックが出かけた。心臓がバクバクして、手が震えて、やばいってなったけど、薬を飲んだら落ち着いた。

朝起きて頭痛かったからイブ飲んで、それといつもの薬たちを飲んで、からのパニックの薬飲んでるから。大丈夫でしょうか?でも、飲んだ分、効果があるので本当に助かってます。お医者さんってすごい。

祝日なので。契約した自習室に向かう。そこのラウンジがなかなか素敵で、私は自習室でなく、ラウン

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