見出し画像

多様性がキーワード「立ってるだけ、座ってるだけで疲れる」を改善する方法(おすすめのエクササイズ付き)

「同じ姿勢で仕事をしているのがつらい…。」「座ってるのも立ってるのも疲れる…。」そんなお悩みをお持ちのあなたへ。

常に疲労感と戦いながら仕事をしている日々から脱却するための新しい方法をご紹介します。

この記事では、筋肉の働きと、その働きを最大限に活かすためのエクササイズについて解説します。

ただ座っているだけ、立っているだけがつらいという問題だけでなく、もっと「集中力を高めたい」ということまで叶えるための記事です。

この記事の内容

・座ってるだけ、立ってるだけで身体が疲れる理由
・その解決策とおすすめの運動

おすすめの運動は記事の最後にありますので、ぜひ最後までお読みください!

ポイントはミクロの多様性

同じ姿勢を取っているだけですぐに疲れてしまう。その理由は筋肉の使い方の多様性にあると考えられます。

「同じ姿勢をとっているのに多様性?」

そう疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。実は、ここで言う多様性は目に見えないレベルの多様性なのです。

筋線維レベルの多様性

筋肉は筋線維の束である筋線維束の集まりです。筋線維束は筋線維の束で、筋線維は筋原線維というさらに細い線維の束です。このように、筋肉は細い線維を束ねた構造をしています。

筋肉の解剖学

目に見えないレベルの多様性とは、この筋線維レベルで起こっているのですね。

同じ運動をしても、毎回使う線維は変化する

筋線維は運動をすると全てが働くわけではなく、働く線維と休んでいる線維があります。そして、どの線維が働き、どの線維が休んでいるかは毎回変化します。

例えば、あなたがスクワットを10回したとしましょう。とくに太もも(大腿四頭筋)に疲労を感じるでしょう。10回やって、見た目上は同じ動きを反復しただけです。

しかし、筋線維レベルでは、同じ大腿四頭筋の中でも別の線維を毎回場所を変えて使っているのです。

つまり、同じ運動をしているように見えて、ミクロレベルの筋線維では毎回違うところが働いているのです。そうすることで疲れにくく、何度も筋肉を動かすことができるのです。


多様性がなくなるとどうなるのか

慢性腰痛患者の方は、このミクロレベルの多様性が減少していると考えられています。これは腰痛だけでなく、その他の部位や症状でも起きている可能性があります。

無意識に同じ筋肉、同じ筋線維ばかりを使い続けている可能性があるということです。そのため、疲労が早くすぐにつらくなります。

5人で仕事をしているのに、2人にだけたくさん仕事を与えてほかは休んでいる状態、その2人だけがとても疲れてしまいますよね。

このように、多様性がなくなることで疲労しやすく、痛みやコリも起こりやすくなるのです。

いろんな筋線維が担当を変えながら、みんなで多様性をもって姿勢を維持できると負荷を分散できます。疲れにくく、集中力もキープできそうですね。

多様性を回復させるには?

多様性を回復させるためには、多様性のある運動が必要です。

毎回同じ運動をルーティンでしていたり、毎回同じ環境だと多様性は育ちません。例えば、マシンでのトレーニングは動作が規定されているため多様性は少ないです。

b{stoicでは、多様性を育てるために様々なツールを使い、環境を変えながらトレーニングプログラムを作成しています。

例えばこんなツール👇

身体の痛みやコリを解決したいあなた、一緒に改善に取り組みませんか?

おすすめのエクササイズもご紹介

お手玉エクササイズ
毎回高さ、軌道が変わる投げた玉に対して身体を反応させることで多様性を鍛えます。歩くことでさらに運動に変化が起こりやすくしています。

バランス系エクササイズ
バランスを鍛えるエクササイズもおすすめです。バランスを取るために、様々な身体の使い方をする必要があるため多様性を鍛えることに繋がります。


まとめ

・同じ姿勢でいるだけですぐ疲れてしまうのは多様性の低下が関係している
・多様性が低下すると、筋線維の中の同じところばかり使い、疲労が早い
・多様性を回復するには多様性のある運動が必要

解決策は運動です。それも、多様な環境や動作での運動。

なかなか自分でジムへ通っても難しいかもしれません。一度b{stoicで「コンディションドック」を受けて、トレーニングを始めてみませんか?

長く集中して仕事に取り組める身体を取り戻しましょう!

体験お申し込みは下記リンクから


▼お申し込みはこちら

▼b{stoic HP


参考文献


  1. Falla, Deborah, et al. “Reduced task-induced variations in the distribution of activity across back muscle regions in individuals with low back pain.” Pain® 155.5 (2014): 944-953.

  2. Abboud, J., Nougarou, F., Pagé, I. et al. Trunk motor variability in patients with non-specific chronic low back pain. Eur J Appl Physiol 114, 2645–2654 (2014).

  3. Martinez-Valdes, Eduardo, et al. “Rowers with a recent history of low back pain engage different regions of the lumbar erector spinae during rowing.” Journal of Science and Medicine in Sport 22.11 (2019): 1206-1212.